「10万円以下で乗れるレフティーフォークあります」2017 CANNONDALE BADBOY4(キャノンデール バッドボーイ4)【試乗車情報】

皆様こんばんは。バイクポートの福田です。

久々の試乗車情報です!今回の試乗車はアーバンレジェンド「BADBOY」です。

一番手の届きやすい価格のBADBOY4(税別¥90,000)のMサイズを試乗車として御用意致しました。

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BADBOYは最近のモデルだと思われている方も多いようですが、実は発売されたのは2000年。

ベストセラークロスバイクと呼ばれるGIANT ESCAPEシリーズをも凌ぐロングセラーなのです。

同社モデルの中でも17年続いているモデルはBADBOYだけでして(※キャドシリーズを除く)

それ故に毎年必ず売れる定番商品でもあります。

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その真っ黒に染り洗礼されたデザインから「御洒落バイク」としても評価が高く、通常のサイクリストではなく

美容師、アパレル、デザイン、IT関連のお仕事をされている方などのお客様の層からの支持率が高いのも特徴の一つ。

「見た目」だけで購入される方が大半かもしれませんが、せっかくなので今回はショップ目線からBADBOYのデティールに迫っていこうと思います。

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先ず特筆すべき最大のポイントはMTB(マウンテンバイク)フレームであるという点。

ツーリングやポタリングなどに向いている同社の「クイック」シリーズとは真逆の味付けなバイクです。

市場のどのスポーツバイクメーカーもクロスバイクの性能を よりロードバイクに近づけようとしている反面でBADBOYだけはMTBスタイルを貫きます。

「なぜMTBスタイルなのか?」そこにはアメリカンブランドらしいエピソードがありまして、その開発ヒストリーは遡る1999年。

当時のMTBプロチームがMTBにロード用ディスクホイールを入れて、オンロードのトレーニングに使用していたのが起源でして、

それを知った、キャノンデール本社の人間が真似して同じようなバイクを作って遊び、製品化へ。

市場調査も行わず「思いつつくまま気に入ったから作った」それが翌年でした。

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ダブルクラウン(※オートバイのようにフォークがハンドル位置までくる)に長いヘッドチューブ。

僕も早速、通勤に使用させて頂いてるのですが先ずすぐに強く感じたのが「物凄く上半身が起き上がる姿勢で速く走れること」でした。

ある意味では新鮮な乗り味。「オンロードを速く走るダウンヒルバイクに乗っているような感覚」と、でも言っておきましょうか、、、

多少の悪路も越えれる走破性、街中での抜け道が見えるようなとても広く見える視界はこのバイクならではでしょう。
渋滞待ちの中をカットインしてちょっとだけ悪いことをする感じに走れる、だから「BADBOY」なのです。

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MTBベースだからもちろんディスクブレーキを採用。悪ガキ(BADBOY)だから時には止まることも凄く重要です。

どんなに御洒落でも「走る・止まる・曲がる」のパフォーマンスはスポーツバイクでなくてはありません。

スポーツバイクとしてのパフォーマンスがなければ只の黒いだけの自転車です。笑

コンディション関係なく使用できるディスクブレーキは街乗りでも重宝するでしょう。

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今期のモデルは27.5ホイール+スリックタイヤを搭載。

エアボリュームが増え乗り易さが向上すると共に700C以下のホイールサイズで取り回しも良くなりました。

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次に駆動系のお話を。

BADBOY4のドライブトレインはシマノの「ALTUS(アルタス)」なので、クロスバイクとして必要最低限のパフォーマンスまでしか持ち合わせておりません。

これは正直にお話すると、自信を持って「お客さん、このコンポ―ネント良いですよ!」と言えるレベルではありません。

ユーザー目線から「9万のクロスバイクでアルタスという観点」だけで考えればコストパフォーマンスは低いでしょう。

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上記のドライブトレインの話、わざわざ自分の店で販売している車体のデメリットを書くのは当店くらいでしょう、、、苦笑

けど、よく考えてみて下さい。90,000円の自転車にALTUSを搭載する意図は「他にコストがかかっている」からではないでしょうか。

表題にもある通り「10万円以下で乗れるレフティーフォーク」、つまり言い換えればBADBOY4は今期最安値のレフティーフォーク搭載なのです。

言うまでもなく此処にコストがかかってます。

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乗り手まで御洒落に魅せれることのできるデザインはやはり片持ち式フォークではないでしょうか。

もう何年も昔、僕も街中で初めてこれを見た時に「おっ?!凄い!」ってなりましたよ。お洒落だけど高そうだし…(当時は本当に高価でしたが)とやはり感じました。

単なる移動の手段だけでなく、ある種の所有欲も満たしてくれるクロスバイクそれがBADBOY―。

最後は結局、見た目の話になってしまいましたが、、、

今回はショップ目線(私の目線…?)で書き綴らせて頂きました。

 

話は戻るのですが、試乗車ですので是非乗りに来て下さい!

※今回は期間限定でメーカー様よりお借りしている試乗車ですので、予告なしに試乗車を撤収する場合が御座います。予め御了承下さいませ。

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