20→19インチへのホイールサイズダウン。トライアルバイクのホイール組み【本日の作業】
今回、作業を行う車体はコチラ!
このサドルの無いストイックな車体は「トライアルバイク」
よくTV番組などで障害物などを自転車で飛び越えたり、高い所から飛び降りたりするシーンを観たことはありませんでしょうか?
それが「トライアル」と言うものです。
BMXと勘違いされやすいカテゴリーですが、
BMX=一般的にはトリック技を競うもの。
トライアルバイク=一般的には自転車を用いて障害物を越えていく競技。
なのです。
※「一般的に」と記載したのは例外も多数あるからです。詳しい所までは今回は割愛させて頂きます。
実はトライアルバイクはかなり専門的なジャンルなので、取り扱っているプロショップが物凄く少なかったりします。
当店はベイサイド店はジャンル問わず幅広く柔軟に対応しておりまして、今回も以前からお付合いのある常連様からの御依頼。
今回御依頼頂いたのはホイール交換。どのスポーツバイク競技にとってもスキルアップと機材投資は比例するもの。
トライアルを初めて、上達と共に新しいホイールが必要になりオーダーを頂きました。
上記の写真をパッと見てサイズが違うのがわかった方はなかなか鋭いです。そうです、
新しいホイール(右)の方が実はリムのインチ数が小さいのです。
ホイールをサイズダウンしているのです。新しいタイヤは20インチの表記ですが、リムの大きさは18インチと20インチの間の「通称19インチ」
太いタイヤ、そしてエアボリュームを上げる為にこのような規格になっております。
MTBの27.5インチや29インチ、あるいはママチャリの27インチなど奇数のインチ数が一部ありますが、12、14、16、20、22、24、26などの偶数のインチが一般的な自転車の世界。
しかしながら、このようにマイナーなインチ数も存在します。
MTBではお馴染みのMAXXISタイヤ。クリーピークローラーという20インチトラ車ではメジャーな定番タイヤ。
後ろから見ると違いも一目瞭然。1.5~2倍くらい太さ、ボリューム感が違います!
今回はホイール交換以外にもブレーキ、フリーの交換も依頼を受けました。
細かい動きが重要なトライアルに欠かせないのが、ノッチ数の多いフリー。
なかなか手頃なECHOの108ノッチフリーは¥7,500
完成形はこんな感じに!なかなかワイルドな感じになりました!
オシャレは足元から、自転車はホイールから。エントリーモデルの面影はなく、競技車両の風格に変身しました。
もちろん乗り味や性能も◎
H田様、いつも作業の御依頼有難う御座います!