皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
1 ある日のことでした。
太めのタイヤのバイクが欲しい、というお客様がご来店になりました。
太い、細いというのは相対的な概念でありますが、現在のスポーツバイクの主流が28C前後であるとすれば、これよりも細いものが細いタイヤ、太いものが太いタイヤというべきでしょう。
(1) ところで、太いタイヤのメリットとは何でしょうか。
まず、タイヤと路面との接地面積が増えることから、グリップ力、走破性が上がります。
街中を走っていると、段差、溝等がしばしばあり、ヒヤリとすることもありますが、太いタイヤであれば、それらをらくらく乗り越えることができます。
グリップ力が上がる、というのとほぼ同義でありますが、雨でもタイヤがスリップしにくくなります。
雨の日のマンホール、点字ブロック等は特に滑りやすい存在ですが、太いタイヤであれば、タイヤがグリップを失う瞬間までの間に、かなりの余裕が生まれます。
(2) 次に、ショック吸収性が高まります。
タイヤが太ければ太いほど、分厚い空気層がクッションの役割を果たすため、路面からの衝撃をよく吸収してくれるようになります。
オンロードバイクはアスファルトの上を走ることがほとんどで、路面からの突き上げ、微振動が多くなりがちですが、タイヤを太るすることで、これらの衝撃が緩和されます。
(3) 最後に、これはタイヤの太さとは直接関連しないのですが、パンクしにくくなります。
パンクの主な原因は、異物の刺突と、リム打ちパンクです。
タイヤが太いことで、多少空気圧が減っても、リム打ちパンクをしにくくなります。
(しかし、細いタイヤでも適正な空気圧にすればリム打ちパンクはしませんから、あくまでも、空気圧が大幅に下がった場合という悪条件下での比較となります)
2 以上がメリットですが、デメリットも挙げます。
(1) まず、路面抵抗が増えるため、巡航速度、最高速度が落ちます。
ところで、街中を走っている、いわゆるママチャリの方々は、時速15km前後で走っていることがほとんどです。
スポーツバイクの場合はもう少し速くて、時速20kmくらいで走っています。
路面抵抗が急激に増えるのは、おおむね時速30kmを超えたあたりからです。
これは、速度が上がるということは、ホイールがぐりんぐりん回転しているということを意味し、それだけタイヤの抵抗値が顕著になってくるからなのです。
しかし、時速20kmくらいの速度であれば、タイヤの回転数がそれほど多くなく、ゆえに、路面抵抗の高さは目立ちません。
従いまして、街中を走る場合には、太いタイヤであったとしても、それほどのデメリットとはならないのです。
(2) 次に、これもある種の抵抗ですが、タイヤ、チューブ、ホイールが太くなるため、重量増となって、バイクの立ち上がりの鋭さが下がります。
つまり、ビビっと加速するような走り方が苦手になります。
これはその通りです。
すみません。
しかし!!
街中でそこまで急加速、急減速をすることがあるでしょうか。
体力的にくたびれるだけでなく、急加速、急減速は周囲のクルマ、歩行者の方々にとっても危険な走行となるでしょう。
そういうわけでして、重量増によるデメリットも、街中であればそれほどマイナスとは言えません。
(3) 最後に、太いタイヤ、とくに極太タイヤはまだまだ少数派で、街中の自転車屋さんではチューブを常備しているとは言えず、修理の利便性が低い、という点が挙げられます。
これもその通りです。
ご自身のタイヤ、チューブサイズを意識して、可能であれば替えのチューブを常備する、馴染みのショップを作っておくといった予防策が必要でしょう。
敢えて擁護するとすれば、太いチューブは空気圧が低く、パッチを貼る面積も広くなるため、パッチによるパンク修理が不可能ではありません。
そこで、ひとまずはパッチによるパンク修理で急場をしのぐ、という方法もあります。
(これは理想的な修理法ではないため、当店でもおすすめしていません。)
以上がデメリットでございますが、総合的にはメリットの方が大きく、そのため最近のクロスバイクは年々太いタイヤが流行、移行していっているのです。
3 それでは、GRAVIERの個別的な特徴について述べます。
(1) 45mmという極太のタイヤを履いています。
街中の走行であれば、デメリットよりも、メリットの方が大きい、ということは既述致しました。
一度GRAVIERにご乗車いただければ、その抜群の安定感に感激なさると思います。
(2) ややつや消しのサテン地です。
濃紺、深い海の色のような、不思議な色合いです。
GIANTでは、サテンコズモネイビーと称しております。
(3) GIANTのブランドロゴはエンボス加工で表現してあります。
ブランドロゴを前面に出さず、控えめにしていることが最近の流行です。
(4) シートステイには、反射素材のペイントが施されています。
ほとんど見えませんが、GRAVIERというモデル名が刻印されています。
夜間、後方からライトを浴びると、ぴかーっとGRAVIERの文字が浮き上がります。
(5) フロントフォークはクロモリです。
頑丈さと衝撃吸収の良さが特徴です。
カラーリングも渋く、今年のGRAVIER サテンコズモネイビーは当たり年ではないか、と個人的には考えます。
(6) 2cmほど、上部に持ち上がった、ライズバーを採用しています。
上半身が起き上がり、ゆったりとした乗車姿勢になります。
また、マウンテンバイクのような雰囲気をかもし出しています。
(7) サドルはGIANTラインナップの中で最も肉厚、幅広のものを採用しています。
のんびり、ゆったり走る場合には、このようなサドルが向いています。
(8) フロント3段、リア8段の24段変速です。
軽いギアから重いギアまでカバーしているため、どのような斜度でも走破できるでしょう。
いかがでしたか。
bikeport新宿都庁前店では、様々なクロスバイクをご用意して、皆様のご来店をお待ちしております。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
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