手組ホイールのすゝめINDUSTORY NINE&FORMOSA(インダストリーナイン&フォルモサ)!サブタイトル手組ホイールVS完組ホイール

こんばんは横浜西口店の福田です!

先月、今月は展示会やら何やらで店頭以外の業務がバタバタでしてブログの更新もなかなか手付かず…。

そんな中、今回ご紹介するアイテムはホイールです!

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INDUSTORY NINEハブ+FORMOSAリム+PILLERスポーク

参考価格¥180,000~

※仕様により異なります。

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今回はハブ、リム、スポーク全部別々のメーカーで構成した「手組ホイール」です。

ロードバイクの場合「手組ホイール」と「完組ホイール」を比較すると果たしてそれぞれどう言ったメリットデメリットがあるのでしょうか?今回のホイールをご紹介する前に簡単に説明しておきます。

【完組ホイール】

WH-7700

写真:シマノWH7700

ちょうど僕が自転車を始めた頃でしょうか、上記の感じのホイールが出始めました。(厳密にはシマノ以外からも出しておりましたが、これが一番印象的でした。)

スポーク数の多い手組みホイール主流だった当時、このスポークの少ないホイールは衝撃的過ぎまして随分と驚かされました。アルミ形成技術の進歩で高い強度のリムを作り、スポーク数を減らすことに成功した時代です。この辺りの時代から今までのリムメーカーはホイールメーカーへと変わっていきます。

そして今日の現在最も主流となっているホイールはこちらの完組みホイールです。なぜ完組みが良いのか?簡潔に申し上げますとリム、ハブ、スポークが全て専用品なので効率良く剛性を出せて軽量化が出来るからです。

しかしながら当然デメリットもあります。まず基本的には全てが専用品の為、(例えばスポーク折れなど)修理に時間と費用がかかります。また部品が個々に変えれないので、規格の変化にも対応は出来ません。シマノが10Sから11Sになった時にシマノホイールを買い替えた方も少なくはないでしょう。またこれからエンド幅が変わったり、あるいはディスクブレーキが主流になった際は残念ながら、お使いの完組みホイールとはサヨナラしないといけません。。。

 

【手組ホイール】

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ここ最近はENVEのリムやクリスキングのハブなどなど、プロ選手でも使っていたりしますね。日本国内でもGOKISOなどを筆頭に徐々にですが人気を集めております。それぞれの好みパーツで組み合わせられることが最大の魅力でしょう。

リム、ニップル、スポーク、ハブの全てが汎用品なので、完組みと比較すると一般的にはスポーク数も多くなり当然重量は増えてしまいます。しかしながら、スポークが多い事でのメリットと言うのも当然ありまして、組み方にもよりますが、一般的には多い方が乗り心地は向上します。またメンテナンス面もスポークが多ければ多い程、張力がそれぞれに分散しますから、フレにくくなります。本数によっては一本折れても応急的に走れたりもします。

また専用のホイールリペアのサービス機関が無くても近くの自転車屋などで修繕が可能なのもメリットの一つですね。特別なスポークを選ばなければリペアコストも安いでしょう。MTBダウンヒルやトライアル、BMXなどのアクションスポーツ、旅に出るような過酷な状況下でも走り抜くツーリングバイクなどは耐久性やメンテナンスの利点を考え手組みが主流となっております。

余談ですが、日本人がホイールを購入する際に先ず重量を見るのと同様に外国人の方とホイールの商談になると、スポークの本数を必ず聞かれます。筋肉密度が高くウェイトのあるからでしょうか。軽さ<耐久性の文化の違いでしょうか。意外に重要だったりもするスポーク数、少なくて軽ければOKと言う訳でもありません。

ショップあるいはメカニックによっては性能に差が出てしまうというデメリットはありますが、組み方、スポークテンション、縦横の剛性のバランスなどなど、構造を知れば知る程、自分好みのホイールになることは間違いないです。意外と奥の深い手組みホイール。ハブやニップルの色が選べるとかそんな当たり前の事は割愛させて頂きます。笑

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さて、今回のホイールの話に戻ります。

MTBの世界では人気上昇中のインダストリーナイン。クリスキングに並ぶ高性能高級ハブです。

よく展示してあるホイールやハブのシャフト回して回転力を確認される方がいらっしゃいますが、それは半分正解で半分間違いです。ハブの真価は『トルクやウェイトがかかった時にどれだけ回るか』です。

「大きな衝撃を加えても回り続けるMTBハブ」を作っているインダストリーナイン。

この背景でロードハブがハイパフォーマンスを発揮すると言う事は言うまでもありませんね。

ちなみにリアハブは結構良い感じにノッチ音が鳴り響きます♪

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リムはbikeportではお馴染みのFORMOSA(フォルモサ)

最近のトレンドを加味したややワイドなリムです。25Cのタイヤなんかだとエアロダイナミクスも◎かもしれません。

3月のTAIPEI INTERNATIONAL CYCLE SHOWでFORMOSAブランドについて色々と知り得て来ましたが、「価格以上にモノはかなり良い」とだけ言っておきます。あまり詳しい事はブログに載せられないので、後は店頭で。

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ちなみに前回のニールプライドのナザレの常連様に御納品致しました!エアロロードには似合いますね~。

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N様ご購入有難う御座いました。

御見積り件数も徐々に増えつつあるFORMOSAホイール。

bikeportの両店舗で絶賛予約受付中で御座います!!

 

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