世界最大級規模の自転車展示会Taipei International Cycle Show(台北ショー)に行ってきました!~前編~
こんにちはバイクポートの福田です!
今回のレポートはズバリ「スポーツサイクル業界の裏側見せます」的な内容で御座います。笑
先週3月2~5日に開催されたスポーツバイク展示会Taipei International Cycle Show通称「台北ショー」にスタッフたちと共に行って参りました。
日本では毎年幕張メッセで行われるサイクルモードが有名ですが、世界には1日では全て周れきれないくらいの大規模な自転車展示会が幾つか存在します。
サイクルメディアなどでよく出てくる有名な展示会だとロードバイクメインのユーロバイク(ドイツ)、MTBメインのインターバイク(アメリカ)などが挙げられ、それ以外にもスポーツバイクとは無縁ですが、一般車の見本市、上海ショー(中国)などがあります。そして今回のレポートの台北ショーですが、それらの展示会よりも規模は大きく世界最大の自転車展示会と言っても過言ではないでしょう。
台北ショーでは今までに見たことのない製品が多数並んでおります。なぜならば、これらはまだ商品になる前の製品でして、スポーツバイク市場で光を浴びる前の「卵」なのです。
車体を含むスポーツバイク製品の大半はOEM生産方式をとっています。OEM生産とは「オリジナル・エクイップメント・マニファクチャー」の略称で、ブランドが製造を委託することを指します。例えば、bikeportブランドの自転車を作るとしたら、僕がパイプを買ってきて溶接して塗って、、、ではなく設計やデザインだけ企画して専門の工場に委託して→bikeport自転車が完成する訳です。
そしてこのスポーツバイクのOEM生産でコストパフォーマンスに優れ、最も高い技術を有している国が「台湾」です。北米、ヨーロッパなどの世界の多くのブランドが台湾の製造に頼っています。
パーツやアクセサリー、もしくは車体が皆様の手元に届くまで一般的には マニファクチャー(工場) → メーカー → ディストリビューター(問屋や代理店) →リテール(販売店) → お客様というプロセスを辿ります。
そして上記のそれぞれが商品(製品)を選ぶ時には、お客様→販売店→問屋、、、と当然ながらこの逆の構図になります。
当ブログを読んで頂いてる方の大半は既にスポーツバイクに乗られているかと思いますが、皆さんがスポーツバイクを初めて購入した際には色々なお店を回ったと思います。「このお店で購入を決めたい!」とか「あのお店はちょっと微妙だなー。」とかありますよね。
僕たち販売店も同じで、お客様へ良い商品を届ける為に取引するメーカーやディストリビューターを選定します。価格や製品の性能、万が一の事があった際のアフター、バックアップ体制など色々と吟味してbikeportが成り立っております。そして更に、このメーカーやディストリビューターも今回の台北ショーなどを通じて、同じように優れた性能を持つ製品を探し続けております。
そして、この台北ショーから多くの商品が登場して行くのです。
コンポーネント 新興メーカーのリアディレイラーが多く目立ちました。
完成車・フレームサンプル
こちらはカーボンバイクなどのOEMの最大手「ASTRO」のブース。この日も片持ち型の新型フレームに来場者は興味深々。
ニップル。カラー有り過ぎです。。。
オーバーサイズ対応(っぽい感じ?でした)リジットのレフティー!
シューズ
ステム・ハンドル・ シートポスト ペダル 特にこのSPD-SL風の削り出しボディのモノは気になります。
今回の目玉(?)電動キックボード。僕も試乗しましたが、ビックリするくらい走ります。速すぎて少し恐いくらいでした。当店スタッフ工藤も御満悦。
残念ながらこちらは道交法の事情で日本での発売は出来ないとのこと、、、泣
機械も展示されています。これはホイール調整機です。工場向け製品。
巷では話題の電動ドロッパーポスト
ラグ(クロモリフレームなどのジョイント部)のサンプル
などなど、投稿しきれないくらい多くの商品の卵がここ台北ショーには展示されております。
今回は当店バイクポートの商品紹介でもお馴染みのINDUSTRY NINE、FORMOSA、DABOMBを取扱うYURISさんに案内して頂きました。
DABOMB。僕も愛用しているブランドの一つ。こちらのYURISさん、ハイクオリティーな製品をリーズナブルな価格で提供してくれるなんとも素敵なディストリビューターです。今期の台北ショーは収穫はあったのでしょうか?
とりあえず僕の方のレポートはざっくりこんな感じで、後半は他のスタッフからブログ記事お届けします!乞うご期待!