新宿都庁前店 クロスバイクとシティサイクルの違い

皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。


春になりまして、新生活をスタートする、という方も多いのではないでしょうか。
新たに通勤、通学用に移動手段が必要になった、自転車がほしい、という方が増えるのがこの季節です。

さて、一口に自転車と申しましても、いろいろな種類のものがございます。
まず、一般車、シティサイクル、いわゆるママチャリという車種があります。
次に、スポーツ型バイク、とくにクロスバイクという車種があります。


1 最大の違い
一般車とクロスバイクの最大の違いは、目的が異なる、ということです。

一般車は主として街中の舗装路を、比較的短時間、おおよそ1時間以内の走行を念頭におかれており、さらに食料品など、日々の買い出しの荷物を積載して走行することも目的としています。
このように、一般車は、日々の移動手段として使うことを最大の目的としています。

これに対して、クロスバイクは、走る、止まる、曲がるといった基本的な走行性能を充実させることを第一の目的としています。
そのため、基本的な走行性能の充実には直接役立たない要素は、バッサリと省略しています。

これらの目的の違いが、以下のように両車体の違いを生み出します。


2 一般車の特徴
一般車の特徴としては、

普段使いのお買い物にも便利なように、前カゴ、後ろの荷台などを装備して、荷物をある程度積載できるようにしてあります。
雨の日でも乗車することを念頭に、泥除けが標準装備してあります。
ほとんどの車体でフロントライトを装備しています。
裾の広い衣類であっても汚れにくいように、チェーンガードを装備してあります。
乗り降りがしやすいように、サドル高、車体の重心を低くしてあります。
時速15km前後の走行で安定するようにフレーム、フロントフォークの形などを設計してあります。
短時間の走行を念頭に車体設計してあります。
自転車に詳しくない方でも数年間はトラブルレスで乗車できるように、メンテナンスの頻度が低い、あるいはゼロでもなんとかなるようにしてあります。

そして、以上の要求を可能な限り低コストで実現する、というものです。

これらの特徴から見て取れる使用用途は、長くても数十分、これまた長くても10km以内の近距離を、時に荷物を載せながら、頻繁に乗り降りしつつ走行する、そして手入れはほとんどしない、というものです。
このように使い方であれば、一般車が最適です。


3 クロスバイクの特徴
それでは、クロスバイクを選択する意義はどこにあるのでしょうか。

クロスバイクは、前述しましたように、一般車からほとんど使わない要素を削ぎ落とした車種です。
そのため、より軽く、より抵抗が少なくなり、速く、遠くに移動すること可能になるのです。
そして、本当に必要な機能のみ、乗り手の使い方、目的に応じて、カスタマイズすることで、高性能、かつ、使いやすいバイクができあがるのです。

まず、ほとんどのクロスバイクは、カゴを装備していません。
カゴが無いことによって、車体を軽量化することが可能ですし、空気抵抗の低減も図れます。
そもそも、カゴをまったく使わないライフスタイルの方には、カゴは無駄でしかありません。

万一、荷物を運びたいのであれば、バックパックを背負うなどによって対応する、という発想です。

もっとも、クロスバイクであっても荷物を積載したい、という方はいらっしゃいまして、クロスバイクにも荷物用のカゴを装着することは可能です。
ただし、一般車よりも車体バランスが崩れやすくなることと、一般車ほど重量物は載せられないため(おおむね5kg前後)、完全に一般車と同じ感覚でカゴを使うことは難しいです。
カゴとカゴを乗せる荷台(キャリア)が必要になりまして、カゴ、荷台あわせて¥4,000-¥6,000ほどです。

次に、泥除けですが、雨の日には自転車に乗らないという方も多いと思われます。
そもそも雨の日に自転車に乗らないのであれば、泥除けなぞ、無用の長物でしかありません。

泥除けがない分だけ、カゴと同様、車体の軽量化と、空気抵抗の軽減が可能になります。
もちろん、車体価格も抑えることが可能です。
さらに、クロスバイクであっても泥除けを装着することは可能です。
泥除けは形、大きさなど、様々なものがありまして、お値段は¥1,500-¥5,000くらいです。

そして、ほとんどのクロスバイクはフロントライトを標準では装備していません。
これは、余分なものを省くことで軽量化を図る、というクロスバイクの大方針に則っていることと、ライトは様々なモデルが存在するため、乗り手の目的、必要性に応じてライトを選択したほうが良い、という発想に基づくものと思われます。

夜間も自転車に乗る、ということであれば、ライトは法令上の装着義務があるだけで無く、安全上も必要です。
お値段は¥3,500-¥5,000くらいのものが多く、USB充電式のものが中心です。
一般車のライトに比べると、軽く、明るいものが売れ筋です。
これは、一般車と比べて、クロスバイクのほうが速度が出やすいため、遠方まで、明るく照らしませんと、危険であるからです。
もっとも、クロスバイクの使い方は乗り手次第ですから、自転車は明るい時間帯しか乗らない、ライトをそもそも装着しない、という選択肢も十分あり得ます。

チェーンガードについては、実はクロスバイクの半分くらいの車種はチェーンガードが装備されています。
クロスバイクの中でも、よりスポーティな、走行性能を重視するモデルには、チェーンガードが装備されていません。
解決策としては、裾が広がっていない衣類を選んでいただく、裾をバンドなどでまとめる、チェーンガードを装着する、というものがあります。
バンドでとめる場合には、種々の製品がございまして、ほとんどのものはマジックテープで裾をまとめるものとなっております。
チェーンガードを装着する場合は、チェーンホイールに装着するタイプが強度もありおすすめです。
お値段は¥2,000前後です。

クロスバイクは軽快に、機敏に走ることを目的に開発されています。
一般車が時速15kmくらいで走ることを想定しているとすれば、クロスバイクは時速20km-25kmで走ることを想定に設計されています。

速度が出ているにも関わらず、一般車と同じ旋回性能ですと、今度は曲がらない、曲がりたいときに曲がれない車体となってしまいまして、かえって危険です。
重心がある程度高い方が、すこし車体を傾けるだけで方向転換が可能です。
さらにフロントフォーク、フレームも軽快、機敏に走ることを想定して形作られています。

このように、冒頭で述べましたように、クロスバイクは、走る、止まる、曲がるといった基本的な走行性能の充実を第一の目的としており、それ以外の要素は、乗り手のカスタマイズに任せる、という車体なのです。
そして、そのカスタマイズ方法は千差万別で、完全に一般車と同程度にすることは難しいものの、必要な性能を後付けして、利便性の向上を図る汎用性の高さも兼ね備えている、ということなのです。


4 当店のおすすめ
当店でおすすめしているクロスバイクは、GIANT(ジャイアント)のESCAPE R3、ESCAPE RX3、CROSTAR、GRAVIERなどがあります。

GIANTは世界で最もスポーツバイクを生産、販売しているブランドです。
GIANTといえば、価格競争力、コストパフォーマンスが良い、という評価が一般的です。
これは、GIANTが世界最大の自転車メーカーで、生産規模が大きいから、というのも理由の一つですが、GIANTのみがスポーツバイクの設計から最終工程まで、1社で完結できる唯一の企業でありまして、他社メーカーと異なり、外注する必要がありません。
そのため、製造コストを合理的に抑えることができるのです。

さらに、そもそもGIANT自体が他社ブランドのバイクも製造している、という状態でして、特にカーボンフレームについては世界最高品質のものを製造可能です。
このように、GIANTは価格面でも、品質面でもスポーツバイク業界ナンバーワンの、文字通り巨人なのです。

GIANTの良さは単に、車体の購入価格が合理的にお安い、だけではありません。
維持費も抑えることができるのです。
GIANTであれば日本法人が存在し、補修パーツも潤沢に保有していますから、何かトラブルが生じたときに、これは一例ですが、本国のイタリアから空輸します、送料が何千円かかります、といったことがありません。
さらにパーツの保有期間も良心的に長いため、昔のモデルでも補修可能です。

さて、お話がすこしそれてしまいましたが、どのようなクロスバイクが良いかは、乗る方のお好み、方向性によって異なります。
そのため、実際にご来店いただきまして、お話を伺う過程がモデル、サイズを決定するのが望ましいです。

大まかに特徴を申し上げますと、
ESCAPE R3
乗り心地が優しい、頑丈、比較的短距離、短時間走ることを目的にしているモデル。
価格も¥52,000と最もお手軽。
日本市場に合うように開発された日本独自モデルで、販売台数はクロスバイク1位。

EACAPE EX3
北米やヨーロッパで人気のモデル。
フレームの剛性が高く、パワー重視、スピード重視のクロスバイクで、キビキビとした走りを楽しむことができる。
長時間の走行にも耐えうる駆動効率、フレーム設計がなされており、クロスバイクで長距離走ることを予定しているのであればRX3がおすすめ。

CROSTAR
クロスバイク最軽量の9.9kgを実現。
R3やRX3と比べても1kg近く軽い車体となっています。
そのため、上り坂が得意な車体です。
フレーム剛性もRX3ほどではありませんが、R3よりは固めに仕上がっています。
RX3に比べるとパワー重視ではありませんが、R3よりは高速仕様というバイクです。
カラーリングもすがすがしいお色、デザインが特徴です。

GRAVIER
27.5インチというマウンテンバイクと同じ太さのタイヤを履いたクロスバイク。
その極太タイヤからくる走破性、安定性の高さは、クロスバイク界1と言っても過言ではありません。
ちょっとした段差、隙間などを気にせず、ばいーんと走行することが可能です。
タイヤの重厚感からくるイメージとは異なって、車体重量は11.2kgと十分に軽量。
デザイン性も優れており、ややつや消しの塗装に、GIANTロゴはエンボス加工で表現されているという、最近の控えめデザインのトレンドに沿っています。


本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。

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