新宿都庁前店 CORRATEC DOLOMITI 105 オーバーホール完成編

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皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。

本記事は

新宿都庁前店 CORRATEC DOLOMITI 105 オーバーホール打ち合わせ編

の続きとなります。

パーツが続々と揃いました。
作業開始です!!

まず、作業前に車体の状態を画像で保存しておきます。
ハンドル位置、サドル位置などを記録しておきます。

古くなったワイヤーは錆びていたり、ほつれかけていたりと、摩擦抵抗が増えて、操作が重くなります。
オーバーホール時には、ワイヤー全交換が基本です。
また、ハードに使われたバイクは、ワイヤーが切断してしまうこともありまして、一年に一回はワイヤー交換をしてあげると安全です。
(私、奈須野もライド中にシフトワイヤーが2回、切断したことがあります。自慢にもなりませんが。。。)
ワイヤーをカットします。

チェーンを切ります。
かなり使い込まれたチェーンリングです。

チェーンホイールを外します。

ボトムブラケット(BB)を外します。
現代のBBは、ほとんどすべてシールドベアリングでして、ベアリングに直接触れることはできません。
しかし、外部からであっても、性能回復を図ることは可能で、シールの隙間から砂を取り除いていきます。

砂が除去され、抵抗が減ったため、BBの回転がよくなりました。

BBシェルをクリーニングします。
なお、BB内部はフレームのバリ、ネジ山がささくれだっていることもありまして、指でぐりぐりなぞると怪我をすることもあるため、お気をつけください。

ヘッドを分解します。
オーナー様は相当練習熱心な方のようで、したたり落ちた汗が結晶化しています。
そのため、ハンドリングが重くなっておりました。
ベアリングにもサビがでていました。
ヘッド分解、クリーニングをすることで、ハンドリングの性能を回復させます。

キャリパーブレーキ内部にも砂が蓄積しておりました。
ブレーキ操作が重くなるため、丁寧に汚れを払っていきます。

今回は、ホイールのベアリングもオーバーホールすることになりました。
フリーボディを外して、内部のベアリングを露出させます。

リアホイールのラチェット部分です。
このギザギザとツメが引っかかることで、空転時にチキチキ、ジャー、ビイイイィィィンと鳴ります。
各ブランドによって微妙に音が違いますし、この音がブランドのアイデンティティとなっている部分もあります。
なお、ラチェット音自体は、ほとんど無音にすることも、爆音にすることも可能です。
カスタマイズご希望の方は、ご用命ください。