皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
ある日のことでした。
お電話がありまして、CORRATECのロードバイクに乗っているのだが、ワイヤー交換等を含めたオーバーホールをお願いしたい、とのことでした。
私は承りましたとお応えして、オーバーホールには様々な形態があり、外装のクリーニングを中心としたライトオーバーホール、ヘッド、BB分解もする通常のオーバーホールなどがある、とお伝え致しました。
お客様は徹底的なものをお望みとのことで、詳細を打ち合わせるため、一度ご来店頂くことになりました。
日を改めまして、お客様がご来店になりました。
車体を拝見すると、CORRATEC DOLOMITI 105、ホイールはFULCRUM RACING ZEROでした。
お客様とお話をしながら、
ワイヤー類は全交換
チェーンリングはアウター、インナーともに変える、105の50-34Tにする
スプロケットも新調し、105の11-28Tにする
ただし、現在はSHIMANOパーツが枯渇ぎみで、あまりにも納期がかかるようであれば、ULTEGRA等に変更することも構わない
チェーンは耐久度を重視して、DURA-ACEグレードにする
ホイールのオーバーホールもする
タイヤ、ブレーキシュー、バーテープはそのまま使う(このようなオーダーは珍しいものです)
フレームのキズ消し、ガラスコーティングをする
3月20日のレースに参加するため、それまでには仕上げてほしい
お客様のご要望を承り、次の日にお見積書のPDFファイルをお送りしました。
パーツ代が¥20,250(税込)
こちらは運が良いことに、105パーツが問屋さんにありまして、すぐに取り寄せることができそうでした。
車体オーバーホール工賃¥26,400(税込)
ボトムブラケット、ヘッドの分解をします。
ブレーキ、ペダル、ディレイラー等、コンポーネントをすべて分解、洗浄、注油をします。
車体オーバーホール工賃には、ワイヤー代を含みます。
わざわざこのような表現をすると、恩着せがましいといいますか、そのような感じも致しますが、実はワイヤー代というのはものすごく高いのです。
例えば、105グレード以上の場合、シフトのインナーワイヤー1本だけでも、¥1,117(税込)するものでして、これを2本、ブレーキも同様、インナーワイヤーを包むアウターケーブルも必要ということで、ワイヤー代というのは無視できない金額なのです。
ホイールオーバーホール工賃¥15,400(税込)
FULCRUM RACING ZEROは、アルミクリンチャーホイールとして、最高級品といっていい位置づけで、求められる技術レベル、作業の精度が高いため、別途工賃を頂くことに致しました。
フレームキズ消し、ガラスコーティング¥5,500(税込)
お客様は、熱心に練習しておられる方と思われ、フレームの各所にキズがありました。
可能な限りキズを消し、厚めのコーティングをかけることに致しました。
以上で、総額¥67,825(税込)の予定となり、お客様からご了承を得ました。
それではいよいよ作業開始です!!
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
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