皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
ある日の夜でした。
お客様がご来店になり、ご自身の携帯電話をお見せになりながら、こういうことができるか、とのお話を受けました。
それは、当bikeportのブログでした。
これは!!
ママチャリ改造の記事です。
私は驚愕しました。
そして、お客様のご要望は、千住大橋を楽に渡ることができるママチャリが欲しい、乗り心地は今のママチャリと同じようなものが良い、とのことでした。
千住大橋!!
東京の東です。
お客様のお話を伺い、まず、改造が可能であるかどうか、お客様の車体を拝見する必要がある、とお伝え致しました。
すると、お客様はご納得くださり、後日、改めて車体をお持ち込み頂くことになりました。
お持込み頂いた車体は、BRIDGESTONE プロムナードという車体で、車輪径は26インチ1・3/8、シングルギアという車体です。
この車体はこの車体で、よろしいと思うのですが、カスタムの土台として使うとすると、なかなか厳しいものがありました。
最大の理由は、シングルギアという点です。
シングルギアのフレームでは、多段ギアに改造しようとしても、内装式を選択するしかありません。
しかも、シングルギアの場合、リアエンド幅が狭いため、内装式の6段変速といったギアホイールが入りません。
お客様は¥150,000以上かかっても構わない、という剛毅な方で、これだけ潤沢なご予算を頂きながら、シングルギア、最大でも3段変速というのはいかがなものか。。。と悩みました。
そこで、拡張性の高い最近のバイクをご用意頂き、それをもとにカスタムしていく、という方針に切り替えました。
車体も、当bikeportグループでカスタマイズ実績のある、塩野自転車というブランドのものをお選び頂きました。
これは決して他社さんの悪口ではないのですが、それぞれ独自規格を採用なさることがありまして、そうなると汎用的なパーツが装着できないことがあるのです。
その点、塩野さんの自転車は一般的な規格で組まれているため、安心です。
まず、乗り心地が従来お使いであったものと同じ感じに、とのオーダーでしたから、ホイールサイズを同じ、26インチのものにします。
ホイール径が違うと、自転車はまったく異なる挙動を示すようになるため、ホイール径が同じであること、というのは重要な要素です。
次に、フレームの形も可能な限り似たものにします。
フレームの形も乗り心地、ペダリング時のエネルギーがどのように変換されるかを決める要素として、重要です。
いわゆる、スタッガードフレームにします。
カタカナで表記するとわかりにくいですが、要するにstagger-ed フレームということで、よろめいた、ジグザグした、交錯したフレームという意味で、トップチューブが大幅に下がって、シートチューブの中段以下で接続されているもののことです。
そして、ギアは外装多段式にします。
外装式であれば、将来的にいくらでも換装の余地がありますし、交換パーツの安価に流通しているため、維持費を安く済ませることが可能です。
(内装式の場合はホイール全体の交換となって、どうしても割高になってしまうのです)
以上の要件を満たす車体として、塩野 シティコレクション ¥40,480(税込)をおすすめし、こちらの車体をご購入頂きました。
この車体をベースに、スーパーママチャリ化します!!
新宿都庁前店 / 君は、スーパーママチャリを見たことがあるか!? / ママチャリ スーパーカスタム その2 ホイールパーツ選択編
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
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