皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
いきなりですが、bikeport各店はCannondale車体のオーバホール、レストアを毎月のようにお受けしています。
それらの作業内容をブログに公開することがあります。
フルレストア① 未来に生きる旧車、世界一のCANNONDALE SUPER V ( キャノンデール スーパーV )を創り上げました!
そんなある日のことでした。
ブログをご覧になったお客様からのお問い合わせがありました。
Cannondale Super Vのフレームを手に入れて、パーツもあらかた自分で揃えたので組み上げてほしい、とのことでした。
私は、承りましたとお返事を差し上げ、後日、お客様にご来店頂くことになりました。
お客様がご来店になりまして、車体を拝見すると、なんと!!
これは、Cannondale Super V 1995年モデルです。
ポリッシュ仕上げに、フルカーボンのリアスイングアームが搭載されて、シルバーとブラックのモノトーン。
渋い!!
さらにお持込頂いたパーツも、SHIMANO XTR、XTのビンテージものが中心でした。
ハンドルバーはEASTONのカーボンハンドルバー。
素晴らしい。
これほどの大掛かりな作業になりますと、まず、お客様が何を求めているのか、お客様の価値観、重視しておられることは何なのか、雑談を混じえながらお話をすすめていきます。
フレームに一目惚れして、ユーズド品を手に入れた。
ブログを見て、このお店はCannondaleのレストアをしているようだから、とにかく走れるようにしてほしい、ということでした。
使い方としては、ダウンヒル等のオフロードには使わず、あくまでも普段の足として使うので、細めのタイヤが良い、とのことでした。
また、お待ち込み頂いたホイールはSPINERGYのもので、リアホイールのシャフトが妙であると。
前オーナー様が独自に加工したのか、エンド幅が合いません。
バトンのカーボンディープリムホイールでエンド幅が合わないとは!?
しかし!!
それも何とかしてほしい、とのことでした。
SPINERGYのロゴが剥がれかけていて、それも可能であれば、復活してほしい、とのことでした。
さらに、ヘッドショックのオーバホール、リアショックのオーバホールをご希望でした。
ただし、これどのビンテージCannondale車体をお預かりする際にも説明をしているのですが、ビンテージもののサスペンションの場合、内部がすでに崩壊しかけていて、分解をしてしまったがゆえに、完全に崩壊、もとに戻せなくなる場合もある、サスペンションのオーバホールにはこのようなリスクもつきまとう、ということを申し上げました。
そうであったとしても、内部を分解、清掃してほしい、とのご要望でしたから、サスペンションもオーバホールすることに致しました。
レストアと組付け、ホイールの加工、ロゴの作成といった、極めて高度な作業が多く含まれるため、パーツ代を含めて¥150,000前後になるとお伝えし、ご了承を得ました。
ひとまず、ディレイラー、ホイール等、いまあるパーツを組み付けて、形にしてみます。
ううむ。
なんだか、ニューヨーク近代美術館、MoMAに展示されていてもおかしくないような造形美です。
素晴らしい。
新宿都庁前店でかつてない、一大プロジェクトになりそうです!!
(後日詳述いたしますが、湘南ベイサイド店との共同作業となりました。)
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
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