GIANT CONDUCT HYDRAURIC DISC BRAKE(ジャイアント 油圧後付けディスク) サブタイトル【本日の作業】TCX カスタマイズその① 

本日はまさかの雪!

湘南は風が強い上に雪が降っていて最悪な天気でありながらも、、、

伴いお客様の来店もさすがに今日は少ないので絶好の作業日和。

大掛りな作業をどんどん進めて参ります。

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と言う事で、いきなり謎のパーツ達が現れました!

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GIANT CONDUCT HYDRAURIC DISC BRAKE ¥16,200(税込)

GIANT社から発売されている新商品の油圧ディスクブレーキです。ピンと来ない方もいらっしゃると思いますので簡単に補足説明。

ディスクロードやディスクシクロなどなど、近年はディスクブレーキのモデルが多く出回っております。

しかしながら完成車に付いているブレーキの大半は「ワイヤー引きディスクブレーキ」なのです。

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ワイヤーディスク→ 引いた力の約2倍分の力がキャリパーにかかってきます。つまり5Nでレバーを引けば10Nの制動力…。

油圧ディスク→ 引いた力の約2乗分の力がキャリパーにかかってきます。つまり5Nでレバーを引けば25Nの制動力!!

force amplification

(写真はネットで拾ったものです。。。)

油圧の原理は「パスカルの法則」と言って、自動車の油圧のジャッキなどと同じ原理です。

つまり「少ない力・長いストローク」を「大きな力・短いストローク」に変換するのがこれです。

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なのでメンテ性やコスト面等々を何も考えずに単純に「性能面」だけ考えれば絶対に油圧が良いのです!

しかし、何故完成車の大半がワイヤー引きなのか?

答えはワイヤー引きと油圧との価格差があり過ぎるからです。

ドロップハンドルの場合、STIレバー等々に油圧のリザーバーやらマスターシリンダーやらを組み込むのは大変なんでしょうね。。。

故に価格も高価になります。

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そこで登場したのがコレ!

通常のSTIレバーでワイヤーを引く→そして途中から油圧に変換するキットです!

しかも¥16,200(税込)と言う価格も魅力的。これで前後分ですからね。

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作業風景をすっ飛ばして(すいません。。。)完成しました!こんな感じでステムにマウントします。

ちなみにこの作業、取付&ブリーディングがかな~り難易度高いです。特に中通しだと。

個人でパーツ持ち帰りで取付を行うことは、余程の知識や技術が無いと不可能だと思います。

ちなみに当店ではこのパーツの取付工賃は車体によって大きく異なるので「要見積り」でやっております。

 

今回作業を行っている車体はGIANTのTCXなのですが、まだ作業があるので次回に続きます。

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