皆さんこんにちは。
8月13日から8月20日の期間で開催されるクランクワークスウィスラー大会に合わせて、今年は総勢6名でウィスラーに乗り込むことになりました。
昨年は福田店長と小林と2名でしたが、あの感動をより多くの人に知ってもらいたく、お客さま4名をアテンドすることになりました。
また昨年の経験を踏まえ、ウィスラーをより一層楽しむために機材のアップデートや、練習内容など公開していきたいと思います。
昨年の記事も最後の方に貼っておきますのでぜひご参照ください。
今年も小林はキャノンデールが誇るエンデューロバイク【JEKYLL】を持っていく予定です。
このJEKYLLはEWS(エンデューロ・ワールド・シリーズ)を制した初代チャンピオンの”ジェロームクレメンツ”が用いたJEKYLLの後継機となり、クレメンツも現行モデルの開発に携わっています。
実は昨年のウィスラー帰国後ホイールをチェックするとハブがゴリゴリになってしまい、新しいホイールを用意することになりました。
またJEKYLLは【Aiオフセット】を採用されているので6mmドライブ側にオフセットしたホイールが必要です。
完組ではマビックやインダストリーナインからAiオフセット対応完組ホイールもラインナップされています(組んだ後に知った笑)
Aiオフセット対応のホイールを組むにあたり、ウィスラーMTBパークのライダーたちが使っていたホイールを参考にすることにしました。
MTBパークはダウンヒルやエンデューロカテゴリーのバイクが多かったため、現地の流行りなども踏まえ構成を考えました。
かつ国内の問屋の取り扱いのあるパーツで構成することも加味し、選んだのがこちら↓
・リム:DT SWISS EX471 27.5モデルで500gです。
リム幅は30mmとちょっと細めですね。2.4ぐらいのタイヤが相性が良いかもしれません。
・ハブ:industry nine MTB Touch Hub 今は衝撃の690ノッチのHYDRAが最新
・スポーク:fire eye
・リムプロテクター:Huck norris
・タイヤ:MAXXIS MINION DHF & MINION DHR
特にリムは幅と剛性を調べた結果、トレンドのワイドリムを採用しました。
参考にしたのは【pink bike】のこのページ
このEX471は世界最高クラスのDHライダー”アーロングウィン選手”が世界選手権でタイヤが外れながらも完走した伝説のリムなんです。
現地でも採用しているライダーが多かったので、ブランドはDT SWISSを採用しました。
リムは【ASTM規格】に準拠しており、このEX471はカテゴリー4に該当し、ダウンヒル(起伏の多い地形での走行)に最適な強度を持っています。
ハブもノッチ数アップと剛性アップを図り、今業界で一番イケイケのindustry nine社のハブを採用しました。(写真はインターバイク視察時のもの)
僕が購入した数ヶ月後ハイドラのリリースが発表され複雑な気持ちになりました笑
スポークは特にこだわりませんでしたが、組む際に差し色として赤を各2本ずつ組み込みました。
海外の険しいコースではリム打ちが頻繁に起こるため、せっかく用意したリムをワンシーズンごと変えるのはお財布に厳しいので、ハックノリスを採用し低圧設定時の強烈な叩き付けにもリムにダメージがいかないよう保護することにしました。
タイヤは以前から使用していたMAXXISのMINIONを流用。エンデューロ・ダウンヒルでは定番のタイヤです。
キャノンデールのAiオフセット採用車体にはリア側はオフセットをしたホイールが必要ですので、専用工具を使い、スポーク長もオフセットした長さで計算します。
完成したホイールがこちら
高峰やフジテン、ニュージーランドで使用してみましたが、爪数が非常に多いので登り返しの時でもすぐにひっかかり、ぐいぐい踏んでいくことができます。またラチェット音が爆音なのでクマ除けにもなるんじゃないでしょうか笑
爪の抵抗が伝達しにくいよう設計されているので、結構回っている気がします。ベアリングやシャフト、ボディが非常に高精度で剛性が高いので、耐久性に関してもお値段以上の性能だと思います。なんせウィスラーライダーたちが愛用しているぐらいですから、僕らよりハードに使い倒してるはずです。
実はこのEX471リムは今年から26インチモデルも追加されました。
福田店長のBTL号にも入っていますよ。
昨年のウィスラー体験記もリンクを貼っておきますのでぜひご覧ください。
ウィスラー MTBダウンヒル 旅行記 ~後編~ 【コース紹介・装備・クランクワークス】CANADA WHISTLER MTB DH