新型XTR(9100)、XT(8100)、SLX(7100)12速ってどうなんよ?

皆さんこんにちは。

グリーンシーズンいかがお過ごしでしょうか?

各地の常設コースや、里山で楽しんでいらっしゃる方が多いと思います。

我々”bikeport off-road team”も8月のウィスラー遠征に向けて心身車体ともに鍛えております。

最近はSHIMANOがDEORE XT とSLXグレードを同時発表し、12速がいよいよ主流になってきましたね。

日々目まぐるしく変わるMTBのトレンドを少しでも早く取り入れ、皆さんにお伝えしていくのがbikeportの使命だと思っております。

サスペンションやホイールの記事を書いてきましたが、今回はコンポーネントについてご紹介したいと思います。

グラビティーシリーズのSAINTやZEEシリーズに加え、XTR(9100)をはじめ今回リリースに加えられたXT8100系、SLX7100系(以下新シリーズ)もエンデューロ向けの4ポッドブレーキが追加され、変速の方では最大ギア51Tの超ワイドレシオが採用されるようになりました。

新シリーズは、フリーボディーも改良され”マイクロスプライン”という従来のスプライン(スプロケットの内側の凹凸が引っかかる部分)が、さらに細かくなったことによりペダリング時の負荷が分散され、歯が壊れにくくなりました。

これにより従来のスプロケットは流用することはできません。(そもそも11速なので使えない。)

さらに従来のフリーボディにマイクロスプライン対応のSLX以上のパーツは装着することができません。

現在SHIMANO以外でマイクロスプライン対応のフリーボディを展開しているのが、”DT SWISS”と”Industry nine”の2社のみとなります。(2019年6月時点)

私が購入した第2世代Industry nine hubはマイクロスプラインモデルではありませんでしたが、マイクロスプライン対応のフリーボディだけ同社から発売しているので付け替えて使用することできました。なので上記2社のユーザーは諦めず、12速化する際はぜひご相談くださいね。MSCというブランドからshimanoの11速のフリーに対応の12速スプロケットがございますので、そちらを導入すれば、フリーボディーをマイクロスプライン化しなくても取り付けられてしまうのです。

いつもお世話になっているMSプロダクツの公式サイトからリンクを持ってこようとしましたが、なぜかスプロケットが載っていないので断念しましたが、存在します。

この通り、XTRのスプロケットもくっついています。

51Tになるとバカでかいですね。かなり軽いのでクロカンやエンデューロにもおすすめですよ。

ちなみに新シリーズのリアディレイラーにもスタビライザー(チェーン跳ね軽減機構)が付いていますが、OFFのままでも富士見パノラマやふじてんなどの上級コースでも落ちることはありませんでした。

※フロントのチェーンデバイスもXTRのみラインナップにありますよ。

スプロケットとチェーンも12速化とともに改良され、シフティングやペダリング効率が向上しています。

前作に比べ8100系は35%も操作力が軽減されているようです。

またXT以上の一部のコンポーネントでは”INSTANT RELEASE”というシステムが採用され、ダイレクトと変速が実現しました。

レバーを動かせば、当然変速機は動くのですが、従来のレバーはラグがあるというか・・・・

これに関しては実際動かしていただくのが分かりやすいです。レバーを入力した瞬間からシャキシャキ変速していきます。

HYPER GLIDE+やINSTANT RELEASE、改良されたチェーン形状などドライブトレインが見直されたことにより、あらゆる地形で更にスムーズな変速が可能となりました。

おかげで上り返しやトルクをかけながら変速して上る際のもたつきや、ガチャガチャといった変速がほとんどなくなりました。←経験ある人多いんじゃないですか?

ちなみにレバー部分に滑り止めが設けられているので、激しいライディング時やグローブの上からでもしっかりクリックすることができます。

おなじみのI-Specは”I-Spec EV”となり角度やレバーのスライド調整範囲も広く、ハンドル周りもスッキリできるようになっています。

シビアなライド時に自分が使いやすい位置にレバーがあるというのは非常に重要ですね。新シリーズで統一される場合はぜひI-Spec EVで構成するとよいですよ。

ブレーキレバーは公式スペックでは2フィンガー用となっていますが、1フィンガーでもしっかり握りこみやすくなっています。ちなみにこのレバーはエンデューロ用の9120です。XT以下はレバーが2種類設けられていないようです。XTRは2種類あります。

9120と新シリーズはリーチアジャストのダイアルが付いているのが特徴で指の長さに合わせてレバー位置が調整可能です。

ブレーキキャリパーも新シリーズは4ピストンキャリパーのラインナップが追加されています。

アイステクノロジー対応の新型パッドも付属しているため、長時間の下りでも熱ダレしにくく、制動力の低下を防ぎます。

ちなみにアイステクノロジーはパッドだけではなく、ローターやホース、ピストンに至るまで採用されているんですよ。これらすべて合わせたら、熱ダレなんて怖くないですね。

以前はグラビティー系の4ピストンのZEEを使用していましたが、制動力はやはりZEEの方がガツンと効いてくれる感じがします。

新シリーズはサーボウェーブテクノロジーのおかげかじんわりと効いてくれます。あくまで主観ですが、一気に速度が落ちるようなブレーキングをしなくなったので、これもサーボウェーブによる恩恵かなと思っています。

※パッドコンタクトポイントからじわじわと効くだけで、ストッピングパワーは普通に強いですよ。

正直マウンテンバイクはサスペンションやフレームによる影響が多いとばかり思っていましたが、コンポーネントによる操作性の影響も計り知れないことが、XTR導入後露骨に感じるようになり、コンポーネントも積極的にご案内していきたいなと再確認できました。

新機構(マイクロスプライン)の登場でカスタマイズにいまいち踏み切れない方も、従来のコンポーネントをはるかに凌ぐ新世代コンポーネントですので、ぜひ店頭でご相談ください。

MTBのアップデートをご検討の方はこちらも御覧ください。

2019年版ウィスラーへの道 CANNONDALE JEKYLL DT SWISS EX471導入編

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