こんにちは!
bikeport横浜西口店スタッフ髙梨です。
今日はは2020年で廃盤になったかと思われたGIANTの究極のダウンヒルのバイクGRORYが生まれ変わり登場したのでご紹介します。
今回のGLORYフレーム国内展開の本数がかなり少なかったのですが当店で430(S/M)サイズのフレーム、フォークセットが7月末に入荷する予定です。
カラー名はレジェンド。
黄色から紺色へのグラデーションになっているのが特徴。すでにSNSを中心にお気づきの方もいらっしゃると思いますが、
↑ カラー名の由来となったのは2000 年のシエラ ネバダ ワールド カップで金メダルを獲得したMyles RockwellをはじめにGIANTの歴代のレジェンドDHライダー達を称え、GIANTのATX One DH と言うビンテージデザインを再現されたモデルになります。
更に新型のGRORY(GEN.5)は一世代前のモデルよりかなり進化しています。
主な変更点
・ヘッドアングル調整可能、リアホイールエンドの調整可能、リアショックアングル及びBBハイト調整可能
・リアショックがGIANT独自のトラニオンマウントを採用
・GLORY初のフルカーボンフレーム採用で、リアスイングアームまでもカーボン化で軽量性、剛性のアップ
・リアエンド幅が150mmから157mmへスーパーブースト化で後輪側の剛性が飛躍的にアップ
・GLORY初のマレット仕様を採用。フロント29er、リア29 or 27.5 (標準はマレット仕様)
前年度モデルチェンジしたREIGNと同様にフリップチップを搭載し自分自身のライディングスタイルに極限まで合わせることが出来ます。
また、 ボトムブラケット下がりを13mm、8mm、3mmで三段階、ヘッドチューブ角は61.6度、61.9度、62.3度の3種類、シートチューブ角は78.4度、78.8度、79.1度の3種類を同時に変更できます。(マレット仕様で。)
REIGNではなかったホイールベースのフリップチップも搭載されています。私の乗っているREVOLTと同じですね。
◉ショートポジションでのメリット
よりクイックで俊敏な乗り心地となり、タイトで曲がりくねったコースなど向け。
ホイールベースがショートになることで、バイクの転回性能が向上し振り回しやすくなります。
◉ロングポジションでのメリット
ホイールベースを広げることによって高速走行時の安定性を高められます。
このセッティングは、長いストレート、高速コーナーを含むオープンでハイスピードで下るダウンヒルコースに向いています。
また、エンド幅に関しても4世代目のGLORYは150mmだったのが新型では157mmになっていて格段に安定性が上がっています。
その他にもREIGNやTRANCEと同じマエストロリンク部分には3段階のフリップチップが採用されます。
マエストロリンク部分のフリップチップの特徴
◉ハイポジションにセッティングすると車体の重心が上がり、機敏に動き、取り回しが良くなります。
◉ロウポジションにセッティングすることにより車体重心が下がり、ライディングが安定します。
◉最後にミッドポジションは両方の良いところ取りでプロチームのメンバーも使うことが多いそうです。
更にヘッドチューブ部のフリップチップもマエストロリンク部分と同じく3段階の調整ができます。
ヘッド角、いわゆるハンドルリーチを3段階で変更することができ、ライディングスタイルを変えることが出来ます。
先述したマエストロリンクと同様のニュアンスでHIGH LOW MIDの変更でオープンコースからテクニカルコース、はたまた自分の好みのヘッドアングルを見つけることが可能です。
バイクのカテゴリーや時代のトレンドが変われば、ヘッドアングルも変わりますが、やはり乗り慣れたアングルに調整できる、あるいは1台で好みのアングルポジションが見つけられるというのは非常に魅力的ですね。
フレームは前モデルのADVANCEDグレードではフロント部のみがフルカーボンコンポジットフレームでしたが、今回からはリアスイングアームもフルカーボン化しました。
リアエンドのワイド化とフルカーボン化でしのぎを削るハイスピードなレースでも確実なラインを捉えることが可能です。
ちなみに同じくリアスイングアームまでフルカーボンなのはCANYONのSENDERやSANTA CRUZのCCシリーズがすぐに浮かんできますね。
リアショックに関してはGLORY初のトラニオンマウントを採用しています。
トラニオンマウントの説明は下記のブログからおさらいして頂くと良いですが、端的に説明するとショック取り付け部がコンパクトかつショック取り付け部の剛性がアップします。
ショック取り付け部もコンパクトにできるのでフレームの前三角形のコンパクト化にも貢献し、フレーム全体が更にねじれに強くなります。
年々過激化するダウンヒルレースやコースに対応すべく、プロライダーからの意見を活かし、最高のライディングが出来るように完成されています。
ホイールに関してもGLORY初のマレット仕様にすることが可能になりました。
マレット仕様にして使用することで29インチの走破性と27.5の操作性の両立をすることが出来ます。
また、先述の通り29インチのホイールをリア側に入れることも可能です。
マレット仕様について記載してある記事があるのでぜひご覧下さい。
Dream build GIANT REIGN ENS 決戦仕様!!MTBカスタマイズ DVOサスペンション ENS仕様
新型のGLORYは初めての仕様がかなり増えています、四年間での自転車の技術の進歩は凄いですね!
前モデルでさえかなり究極のダウンヒルMTBだったのですが今回の新型になり更にライダーに寄り添う様な車体になりました。
当店にはGLORYに乗っているスタッフも居るので新型のライディングスタイルからセッティングに関しても是非お任せ下さい!
以上新型GLORYのご紹介でした。
bikeport横浜西口店スタッフ髙梨