

今回は新宿でグラベル・マウンテンバイクを中心に取り扱う当店 bikeport OFFROAD CONCEPT SHINJYUKU のスタッフ目線で、REVOLT ADVANCED SLの見どころと、同時発表されたグラベル用新パーツについて詳しく解説します。読み終わる頃にはきっと「実車を見てみたい」「サイズやセッティングを相談したい」と思っていただけるはずです。
REVOLT ADVANCED SLとは? ―「アドベンチャー」から「勝つためのレーサー」へ―

2010年代半ば、まだ「グラベル」というジャンルが確立する前に生まれたGIANTのRevoltシリーズ。太めのタイヤとディスクブレーキを組み合わせ、オンロードからオフロードまで幅広くこなすアドベンチャーバイクとして進化を重ねてきました。
しかし近年、北米の「Unbound Gravel(アンバウンド・グラベル)」に代表される長距離グラベルレースがメインストリーム化し、ロードやマウンテンバイクのトッププロが続々と参戦。レースの平均速度・競技レベルはかつてないスピードで上昇しています。
そんな「時速30〜45kmで何時間も未舗装路を走り続ける」という過酷な現代グラベルレースの要求に応えるべく、GIANTがゼロから設計し直したのが今回のREVOLT ADVANCED SLです。プロトタイプはすでに世界最高峰のグラベルレース「Unbound Gravel 2026」で総合4位、UCIグラベルワールドシリーズでは優勝という結果を残しており、その実力はすでに証明済みと言えるでしょう。
最大の特徴は「Total Speed System」という設計思想

REVOLT ADVANCED SL最大のポイントは、フレーム単体の性能ではなく、フレーム・フォーク・コックピット・ホイール・タイヤまでを「ひとつのシステム」として一体開発した点にあります。GIANTはこれを「Total Speed System」と呼んでいます。
- 軽量化:最上級グレード「Advanced SL」カーボンを、Revoltシリーズとして初採用。フレーム単体で839g(Mサイズ)と、前世代比151g軽量化を実現。
- 空力性能:ロードバイクの「TCR」や「Propel」で培った空力ノウハウを投入した「AeroSystem Shaping」により、風洞実験を重ねてチューブ形状を最適化。
- 走行抵抗:コックピットからホイール・タイヤまで含めたシステム全体で、前世代(Advanced Pro 0)比マイナス18.99Wという走行抵抗削減を達成。
長時間、単独で風とグラベルの抵抗に立ち向かい続けるグラベルレースにおいて、この「積み重なる数ワット」の差は、ゴール地点での決定的なタイム差につながります。


ジオメトリーも「勝つため」に刷新

これまでのRevoltは「万能なアドベンチャーバイク」としての性格が強いモデルでしたが、REVOLT ADVANCED SLはレースに照準を絞ったジオメトリーへと生まれ変わりました。
- スタック高を大きく下げ、リーチを延長した「低く・長い」レースポジション
- シートアングルを74.5°まで立てることで、より効率的なペダリングを実現
- 従来のフリップチップ機構を廃止し、ホイールベースを1,033mm(Mサイズ)で固定。SRAMの新しいUDH規格・フルマウントディレイラーにも対応
- 標準は45mmタイヤに最適化しつつ、最大53mm幅のタイヤまで対応するクリアランスを確保
「速く走るための最適解」を追求した結果、林道ツーリングや荷物満載のバイクパッキングよりも、グラベルレースやロングライドでの高速巡航にフォーカスした1台に仕上がっています。オフロードでのスポーツ性を本気で求める方にこそ、その進化を体感してほしいモデルです。
同時発表!グラベルレース専用の新パーツたち
REVOLT ADVANCED SLの発表と同日、これと組み合わせて使う新しいグラベル用パーツ群も登場しました。フレーム単体ではなく、足回りからコックピットまで含めたトータルでの速さを追求しているのが今回の発表の大きな特徴です。



① GIANT CXR 0 50 WheelSystem(新型50mmハイト グラベルレースホイール)
グラベルレースの巡航速度域に合わせてリム形状を最適化した、50mmハイトの新型カーボンホイール。空力性能を重視しながらも、グラベル走行に耐える剛性と耐衝撃性を両立しています。
② CADEX GXR 45mmタイヤ
ホイールと一体で開発された新型グラベルタイヤ。トレッドパターンから接地形状までリムとセットでテストされており、転がり抵抗と空気抵抗の両方を削減。前世代の40mmタイヤ比でも転がり抵抗を約3W削減しながら、太いタイヤによる走破性・快適性の向上も実現しています。
③ Contact SLR XR Integrated(ステム一体型ハンドルバー)
ケーブル類を完全内装したステム一体型の新型コックピット。フロント周りの乱流を大幅に抑え、見た目もすっきりとしたエアロ形状に。重量はわずか295gと軽量です。
これらは単体でも高い完成度を持つパーツですが、REVOLT ADVANCED SLというフレームと組み合わせて初めて「Total Speed System」としての真価を発揮する設計になっています。既存のグラベルバイクへのパーツ単体でのアップグレードについても、当店で組み合わせのご相談が可能です。
日本国内展開ラインナップ(REVOLT ADVANCED SLシリーズ)

●REVOLT ADVANCED SL 1:SRAM FORCE XPLR AXS+GIANT CXR 0 50 WheelSystemを搭載。レース性能と価格バランスに優れたミドルグレード。
税込標準価格:¥1,155,000 サイズ:XS, S, M, M/L カラー:テンペストパープル
●REVOLT ADVANCED SL フレームセット:Contact SLR XR Integratedハンドル等を含むフレームセット単体展開。理想のパーツ構成で自分だけの1台を組みたい方向け。
税込標準価格:¥550,000 サイズ:XS, S, M, M/L, L, XL カラー:マットスーパースピードティール
ただいま、ご予約受付中です‼
こんな方におすすめです
- グラベルレースへの参戦を本気で考えている方:Unbound Gravelのような長距離グラベルレースや国内のグラベルイベントで、機材面から一歩抜け出したい方に。
- グラベルバイクの購入を検討中の方:最新のグラベルレーサーがどう進化しているのかを知った上で、自分に合った1台を選びたい方に。
- オフロードライドに興味がある方:ロードバイクやマウンテンバイクから一歩踏み出し、舗装路とダートの両方を高速で楽しめる新しい遊び方を探している方に。
一方で、REVOLT ADVANCED SLはレース性能に振り切ったジオメトリーとなっているため、荷物を積んでのバイクパッキングや、のんびりとしたアドベンチャーライドがメインの方には、従来モデルであるRevolt AdvancedシリーズやRevolt Xの方が向いている場合もあります。「自分にはどちらが合っているのか」は、体格やライドスタイルによって大きく変わるポイントです。
まずは実車はまだ見られませんが…じっくり相談してませんか?
REVOLT ADVANCED SLは、フレーム・ホイール・タイヤ・コックピットすべてが「システム」として設計された、これまでのグラベルバイクとは一線を画す1台です。カタログスペックだけでは伝わらないポジションの違いや、ご自身の体格・走行スタイルに合ったサイズ選びは、実際に店頭で聞いてみることが一番の近道です。
bikeport OFFROAD CONCEPT SHINJYUKUでは、グラベルバイク・マウンテンバイクを中心に、オフロードでの走りを知り尽くしたスタッフが、レース参戦を目指す方から「はじめてのグラベルバイク」を探している方まで、一人ひとりに合わせたバイク選び・フィッティングのご相談を承っています。
REVOLT ADVANCED SLをはじめ、最新グラベルバイク・マウンテンバイクの実車展示状況やご予約については、ぜひ一度店頭までお問い合わせください。あなたのグラベルレースシーズン、そしてオフロードライドの新しい世界を、私たちと一緒にスタートしましょう。
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