皆様、こんにちは!新人スタッフの倉橋です。
早いものでbikeportで修行(?)をはじめて1ヶ月が経ちました。知れば知るほど自転車の奥深さを痛感しております…
その奥深さを少しずつ皆様に紹介していこうと思っております!
さて、今回私が紹介致しますのは、「ホイール」についてです。
日本語でいうと「車輪」ですね。
ホイールを構成しているパーツは
- リム
- ハブ
- スポーク
- ニップル
の4点。これにタイヤ、チューブを履かせて走行できる!というかたちです。
それぞれのパーツの素材やつくりによって、軽さや剛性が変わってくるわけです。
上の写真のように完成した状態のホイールも販売しておりますが、「手組ホイール」であれば、それぞれのパーツを選んでカスタマイズが可能なので、性能面はもちろん、色合いなどもデザインし放題なのです。
かつ、ロードレース用なのか、マウンテンバイク用なのか・・・など、用途によってスポークの組み方を変えて軽さや剛性の追求も可能です!
当店でも人気な「手組ホイール」。
今回オーダーいただいた案件は、
「最軽量のホイールが組みたい!グラベル用に!!」
ということでした。
・・・!!!
これは面白い案件!!
何が面白いかといいますと、グラベルバイクとは砂利道での走行を目的としたバイクのことを指すのですが、
一般的には砂利道での振動や荷物を積載することを考慮して、素材の強さや剛性を高めるために、ホイールは重くなりがちなのです。
ではでは気合いいれて軽くて強いパーツを揃えていきますよ!
今回はお客様よりお持込みいただいたstans のリムを使用します。
※当店では取り扱いがございません。
Crest CB7
カーボン製で、なんと重さは325g!軽いです。
当店でもカーボンリムはいくつかご提案可能ですので、ぜひご相談ください。
リアハブは特殊なハブでしたので流用しましたが、フロントハブは当店オススメのindustry nineのこちら。
Road Disc Center Lock HUB ¥27,500(in TAX)
アルミ製でこちらも軽いです。100gほどしかありません。
つづいてスポークはチタン製!
軽くて持っている気がしませんね、、つや消しな表面で見た目もクールです。
このスポーク、なんと1本600円です。(!!)
1800円・・・
2400円・・・・・・
そして最後にニップル。
こちらもアルミ製。
さて、素材が揃ったところで作業に入ります。
ざっくりとした手順としては↓
- ハブ、リムの各部サイズを計測
- スポークの長さを計算
- スポークのカット、ねじ切り
- 組み上げ
- ふれ取り
といった具合。
スポークの長さの1ミリの違いなどが命取りとなりますので、慎重に作業を進めていきます・・・
スポークをカットする際は、当店のブログでもお馴染みのスポークカッターを使います。
どきどき、、チタン製、、
無事に切り終わりました。(写真はハブの向きが間違っておりますが、、)
さて、ついに組みます!!
ここでスポークの組み方についてですが、今回は剛性を高めるためにフロントホイールは「3クロス逆イタリアン組み」、リアホイールは「2クロスのjis組み」で組んでいきます。
仮組みが終わりました。
まだニップルを締めきってないのでふわふわしてます。ここからふれ取りを兼ねてニップルを更に締めていきます。
ディスクブレーキのローターなども付けて、完成です!!
さて気になる重量ですが…
リアホイール↓
2.5kg!!!!
リアハブがしっかりしたものをご利用なので、それにしては軽い仕上がり。
そして更に驚きなのが…
フロントホイール↓
0.7kg!!!!!
感動的な軽さです…手に持っていても、持っていることを忘れてしまうような軽さ…(不思議なことを言っていますが本当なのです…)
見た目も全体的につや消し素材+シルバーの統一感があってシックな仕上がりとなりました。このホイールが山道とかを走ると思うとわくわくしますね。
最後になりましたが、御注文いただいたU様、お買い上げありがとうございました!
当店では手組みホイールの注文も承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
気になる方は、ぜひ下記ブログもご参考に!
手組ホイール特集 カスタムホイール作成致します! DT PILLER INDUSTRY NINE FIERE EYE ALEX IDIOM
〜追記〜
後日、お買い上げいただいたU様が実装した状態でご来店いただきました。100キロほど走ったとのことで、初期のフレが無いか点検。
とってもクールに決まってますね!!!
ホイールが変わるとかなり走りも変化して楽しいです!とのご感想もいただきました。愛用して下さってとっても嬉しいです!
ではまた。