皆様、こんにちは!!
bikeportスタッフの奈須野です。
本記事は、600km ブルベ その1。迷宮!! 由比宿の戦いの続きとなります。
2020年9月20日午前3時30分起床です。
お風呂に入り、軽い朝食を採って出発です。
まだ日も昇らない時間帯ですが、スタート地点まで6km、すいすいと進んでいきます。
到着しました。
スタート時刻30分前ですが、すでに何人もの方が到着しておられるようです。
通常のブルベであれば、スタート時、集団で車検、諸注意、コース説明などが行われるのですが、昨今の情勢下で、これらの説明会は省略となりました。
代わりにスタート時刻にいたことの証明として、指定のコンビニエンスストアのレシートを頂き、後日郵送することとなりました。
午前6時、いよいよスタートです!!
清水市の町中を通っていきます。
スタート直後は、どうしても集団走行に近い状態になります。
信号の数も少なく、起伏もほとんどありません。
この雰囲気は、神奈川県でいえば、茅ヶ崎、藤沢付近の国道134号線に似ています。
平坦な海沿いのコースを突き進みます。
これは、後半の山岳ステージに備えて、今のうちにタイムを稼いでおけ、という主催者の意図であると解釈しました。
時速35km超を維持しつつ、快調に進んでいきます。
ブルベは規約上、他者の協力を得てはいけない、というものがありまして、単独走行をしなければなりません。
また、パンクなどのトラブル時も独力で対処しなければならない、という規約があります。
ゆえに、イベント中、監視役というものは存在せず(ごくまれに、主催者がコースチェックをしていることがあります)、きちんと指定されたコースを通過しているかどうかのチェックとして、ショートカットできてしまう分岐点に、チェックポイントが設置されているのです。
さて、第一のチェックポイントは、観光案内の看板にかかれている文字の一部分を回答する、というものです。
80kmほど走行して、第2チェックポイントです。
指定されたコンビニエンスストアで、指定された時刻内にレシートを頂く、というものです。
80kmも走っているのに、不思議と参加者が固まります。
ところで、ブルベには、コース案内の手段が2つ提供されています。
1つ目は、紙のキューシートで、これは昔ながらの方式です。
走行距離と、交差点名、街道名、○○交差点を右、などの指示が記載されています。
2つ目は、サイクルコンピューター、携帯電話などのアプリで確認する電子式のものです。
最近は、二番目の方法が主流です。
電子式の長所は、詳細で、正確なことです。
短所としては、災害時に弱いということがあります。
豪雨、転倒時の衝撃などで破損することもあります。
さらには、バッテリ切れという恐れもあります。
紙のキューシートは、見づらいし、わかりにくいですが、情報保持力という点では、ほとんど無敵であります(雨除けのカバーは必用でしょう)。
そういうわけで、私は、念の為、紙のキューシートと、方位磁針、携帯電話のアプリという3つの手段を併用しています。
方位磁針は、曇り、夜間に方向を見失わないための予備で、確かに、最近のGPS内蔵の携帯電話であれば計測可能ですが、携帯電話の電子コンパスは方位の計測に時間がかかること、とんでもなく狂っていることもあることから、100%の信頼はしておりません。
そして、のちに、このバックアップ体制が吉を呼ぶことになるのでした。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。