皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
本記事は
新宿都庁前店 BRIDGESTONE RADAC ブリヂストン・レイダック オーバーホール ブリジストンカラー / 打ち合わせ編
の続きとなります。
1 ボトムブラケット
(1) まず、BBを分解します。
回転は悪くなかったものの、やはり汚れが溜まっています。
また、グリスが著しく劣化して、粘度が落ちています。
(2) ボールベアリングを丁寧にクリーニング、SHIMANO プレミアムグリスを充填します。
カップアンドコーンであるため、玉当たり調整を丁寧にします。
ベストに調整されたカップアンドコーンのBBは、現代のシールドベアリングのBBよりも良く回転します。
よろしいと思われます。
良好な状態になりました。
(余談ですが、現代のBBがほとんどすべてシールドベアリングに移行したのは、数年単位でオーバーホールしなくても性能が極端には落ちない、風雨に強いという点と、シビアな玉当たり調整をしなくても十分な精度を出せる、という理由、つまり維持費が安く済むということからでして、きちんとしたメンテナンスができるのであれば、カップアンドコーンは素晴らしい機構なのです。)
2 ヘッド
(1) ヘッドを分解します。
ウスが完全に錆びで固着していました。
パーツにダメージを与えないように、プラスチックハンマーで叩いて、分離させます。
グリスが劣化により硬化しておりました。
(2) 丁寧に錆びをとり、これまたSHIMANO プレミアムグリスを充填します。
玉当たり調整をします。
オーバーホール前でも、ヘッドは動きが悪くないように思われましたが、明らかに滑らかさ、自然さが違います。
3 ワイヤー
ワイヤーをカットします。
4 ホイール
(1) ホイールのベアリングを分解します。
自転車パーツのベアリングはどの部分も重要ではありますが、その中でもホイールが一番重要でしょう。
とにかく他の部分に比べて、圧倒的に回転数が違いますから、ホイールの回転抵抗の高さ、低さは即、車体の速度に直結します。
内部を開けると、グリスが硬化しています。
(2) 丁寧にクリーニング、グリスを充填します。
良好な回転になりました。
5 ペダル
(1) ペダルは固着寸前という、回転の悪い状態でした。
同様に分解、クリーニング、グリス充填、玉当たり調整をします。
(2) こちらがオーバーホール前のようすです。
ほとんど回転しません。
回すのに一苦労するくらいです。
オーバーホール後のようすです。
回転部分のオーバーホールはひとまず完了です!!
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。
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