皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
GIANT ESCAPE R DROPという車体があります。
お値段は、2022年モデルが、¥80,300(税込)。
一般的なロードバイクよりも安価で、それでいてドロップハンドルを搭載しているという、クロスバイクとロードバイクの中間に位置するような、汎用性の高い車体です。
私も大好きな車体です。
ある日のことでした。
ESCAPE R DROP XSサイズにお乗りのお客様がご来店になりまして、なんとかして乗りやすくしたい、というお話になりました。
その方は女性で、ご身長が150cmくらい。
GIANTが展開している女性ブランドであるLivであれば、XXSを選ぶべきところです。
しかし、メンズ共用モデルであるESCAPE R DROPは最小のサイズがXSなのです。
そのため、適用身長は概ね155cm以上で、あとすこし小さくできれば。。。とご相談を受けました。
そういうことであれば、ステムを短くしてはどうでしょうか、とご提案をしました。
こちらが、ESCAPE R DROP XSに標準で装備されているステムで、90mmです。
うむ。
よく見るサイズ感です。
しかし!!
世の中には、超短いステム、というものが存在しています。
今回は、TIOGAのシンチ ステム 31.8 35mm/90° ¥3,410(税込)を選択しました。
このステムに換装すれば、ハンドルまでの長さを55mm短くできます。
これはとんでもないことでして、GIANTでいえば、XSからMサイズに変えたのと同じくらいの変動幅があります。
パーツを発注して、さっそくお取り付けです!!
装着後のようすです。
ステムとは、stem、幹、枝という意味だと思われますが、枝部分が無きに等しい!!
其の短きこと、赤ちゃんの くびの如し!!
ハンドルまでの距離が大幅に短くなったことで、大変に乗りやすくなったと、お喜びいただきました。
なお、ステム長は、ハンドリングの機敏さと連動しております。
ステムが短くなるほど、ハンドルを少し曲げただけで旋回しやすくなります。
とはいえ、ロードバイク、クロスバイクにお乗りの方であれば、ほとんどがそうだと思うのですが、旋回するときは車体を倒すのであって、ハンドルをぐりんっと回すことはほとんど無いと思われます。
また、ステムが長ければ、直進安定性が増すことは事実ですが、走行中にそこまでハンドルを回すかな。。。と個人的には考えます。
(レース用途であれば、ハンドリング性能を重視したステム長が必要なのは言うまでも有りません。)
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
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