皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
本記事は
の続きとなります。
大間を出発すると、なんということでしょう!!
今回のツーリングで初の大雨です。
むうううううう。
これは厳しくなってきました。
しかし、ツーリングに雨はつきもので、レインコート、シューズカバー、バッグカバーなどを冷静に装着します。
山を登りきったあたりで、すこし休憩をとりました。
ふと、車体を見ると、なんということでしょう!!
パンクです!!
ふがーーーーーっ
峠の頂上近くでパンクしてしまいました。
見ると、カッターナイフの刃のようなものが、垂直に刺さっています。
これほど器用に垂直に突き刺さるものでしょうか。
忍者、忍びの者がこっそりと突き刺したとしか思えないくらい、あっぱれな垂直ぶり。
これでは亀裂が大きすぎ、間違いなくチューブ交換をしなければならないでしょう。
場合によっては、タイヤ交換も検討すべきですが。。。
気を取り直して、車体をひっくりかえして、リアホイールを外します。
基本的にツーリングに出かけるときは、万一のことを考えて、常に替えのチューブは持ち歩いているのです。
新品のチューブに交換しました。
携帯用のポンプで空気を入れます。。。がっ
全然入らない!!
持ってきた携帯ポンプは700*25Cなどの通常のロードバイク用のもので、注入できる空気量がごくわずかなのです。
15分間、1000回くらいポンピングを繰り返しましたが、1気圧くらいしか入りませんでした。
タイヤが太すぎる!!(自分が選んで、絶賛していたものです)
47Cとかいう化け物じみたタイヤでして、これを指定気圧、4気圧まで上げるには、冗談抜きで1時間とかかかってしまう。。。
時刻はすでに午後4時近く。
このままではっ
私は悶絶しました。
せん方なし。
1気圧のまま前進して、最寄りの街の自転車屋さんで空気入れを借りる。
そのように決めました。
下北半島は30km市街地が無いといった区間もある、凄まじい場所でありますが、運の良いことに、現在地は比較的市街地が続いている区間です。
最寄りの街の自転車屋さんまで8kmほどです。
タイヤにほとんど空気が入っていないため、リム打ちパンクを猛烈に警戒し、時速10kmくらいの超低速でダウンヒルをしていきます。
空気がほとんど入っていないため、グリップ力が極端にありません。
後輪がずるずると滑るのです。
こわい!!
こわいよーーー!!
しかも運が悪いことに、雨がどんどん強くなってきました。
替えのチューブは使い切ってしまいました。
最終手段としてのパンク修理パッチはあります。
しかし、リム打ちパンクをしてしまった場合、二箇所、大きな穴が空いていることがほとんどで、パッチによる修理が困難なのです。
そういうわけで、リム打ちをしないよう、リアに荷重がかからないように、ハンドルの上にのしかかるようにして、フロント荷重を続けつつ、冷や汗をかきながらダウンヒルを続けました。
街の自転車屋さんにあらかじめお電話をして、営業しているのか、フランス式の空気入れをお借りすることは可能なのかといった点を確認しておきました。
ありがたいことに、街の自転車屋さんはすぐに見つかりました。
予想外のハプニングにぐったり疲れてしまいました。
当初の予定では、下北半島北東の尻尾崎で野営するつもりでしたが、その手前35kmの、むつ市大畑という街で野営することに致しました。
コーヒーを飲んで落ち着き、謎のカレーライスのようなものを作り(餃子も入っておりますね)、食しました。
朝起きたら、再び忍者にパンクさせられているのではないか、若干恐怖心がありましたが、泥のように眠りました。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。