皆様、こんにちは!!
Bikeportスタッフの奈須野です。
本日は、普段は快適な街乗り用として、時には遠出も可能、という高性能小径車、IDIOM 1
¥75,000(税抜)をご紹介します。
1 概要
SIZE : 420(M)mm
WEIGHT : 9.7kg
FRAME : ALUXX SL-Grade Aluminum
FORK : Aluminum
DRIVETRAIN : SHIMANO SORA
BRAKES : TEKTRO R313
TIRE : KENDA K1018 20×1-1/8(28-451)
COLORS : ブルー, マットアイスシルバー
2 ミニベロとは
小径車のことをミニベロ、と表現することもあります。
ミニベロとは、mini véloのことで、英語とフランス語を取り入れた、造語です。
要するに、小径車のことを指します。
3 小径車の利点、苦手なこと
IDIOM 1で目を引くのは、20インチという、スポーツバイクとしては、小さなをホイールを採用していることです。
(1)まず、小径車の利点を挙げます。
ホイールが小さいことにより、こぎだしのエネルギーが小さくて済みます。
街中では、交差点、信号などによって、頻繁なストップアンドゴーを繰り返されます。
このときに、小径車であれば、スっとこぎだすことができる、という利点があります。
次に、狭いところでも通過しやすい、という利点があります。
都市部では、道路にポールが立っていたり、人と人の間をすり抜けたりと、狭い所を走行する必要に迫られることがあります。
その時、小径車であれば、車輪径が小さいため、車体全体の大きさが小さくなるため、上記のような箇所でも、通過しやすくなります。
最後に、車体全体が小さいことの利点として、保管場所を確保しやすい、という点があります。
スポーツバイクは、屋根付きの車庫、屋内などに保管することが基本ですが、小径車であれば、一般的なロードバイク、クロスバイク等と比べて、保管スペースが少なくて済みます。
このように、小径車には、様々な利点があり、都市部で生活するのであれば、小径車がベストと、個人的には考えております。
なお、長所だけを挙げて、欠点を挙げないのは不公平ですから、マイナス点も述べます。
(2)マイナス点として、まず、車輪径が小さいため、ホイール全体がエネルギーを保持しにくい、つまり、高速度の巡航速度を維持することが苦手です。
もっとも、IDIOM 1であれば、時速25kmとかで巡行することは十分可能ですし、「高速度の巡行速度を維持することが苦手」というのは、時速30km超で一時間以上継続して走る、とか、そういう場面について、です。
そして、都市部において、上記のように、時速30km超で一時間以上走ることが可能な区間があるとも思えず、高速巡行が苦手という点は、実質的には、マイナス点にはなっていません。
次に、車輪径が小さいことによって、ジャイロ効果が弱くなるため、ハンドルが少しふらふらします。
しかし、この点も、数十分乗って頂ければ、こういう車体だとすぐに操作に習熟できると思います。
最後に、これまた車輪径が小さいことで、スポーク、リムのたわみが少なくなる分、ホイールが硬くなります。
乗り味がコツコツする、というわけです。
しかし、IDIOM 1は、ロードバイクよりも太めの28Cというタイヤを履くことでエアボリュームを増大させ、乗り味と安定性を向上さており、これまた欠点といえるほどではなくなっています。
4 エアロ形状
(1) まず、掲載画像のように、ダウンチューブ(GIANTのロゴが入っているチューブ)がずいぶんと太く見えます。
IDIOM 1は各所に空気抵抗を軽減させる工夫を取り入れており、ダウンチューブも上側からみると、ほっそり、三角形のような形になっています。
次に、フロントフォークも同様、横から見ると太く見えますが、実はきしめんのように、薄型、涙滴型をしており、空気抵抗を軽減してくれます。
(2) フレームだけでなく、ホイールも通常のロードバイク、クロスバイク等に比べて、リムハイトが高い、セミディープリムを採用しています。
画像は、奥に写っているのが、通常のクロスバイクのホイール、手前がIDIOM 1で、IDIOM 1のほうが、リムハイトが高くなっていることが分かります。
これもまた、空気抵抗の軽減に貢献してくれます。
5 折りたたみ可能ハンドル
スポーツ型バイクをクルマに載せる、輪行するときに意外とスペースをとるのがハンドルです。
というのも、ハンドルはフレームと直交、横に出っ張っているため、それが場所をとるのです。
IDIOM 1であれば、ハンドルを折りたたみ、さらにコンパクトにすることが可能です。
六角レンチ(アーレンキ)なしで折りたたむことができます。
さらに、特筆すべきは、ハンドルを折りたたんだときに、フレームに沿う形にできる、という点なのです。
この機構のおかげで、単に折りたたむのではなく、省スペース化に大きく役立っているのです。
6 高さ調整がラク。複数の方と共有する場合など。
ハンドルの高さを変える場合、通常のロードバイク、クロスバイク等であれば、何本もネジを回し、間にスペーサーを入れ。。。といった面倒な手順が必要です。
しかし、IDIOM 1であれば、六角レンチが一本で、すぐにハンドルの高さを調整することが可能です。
複数の方と車体を共有する、乗る場面によってハンドルの高さを変えたい、といった要望にも柔軟に対応できます。
さらに、シートポストも、クイック式で、上下の上げ下げがラクです。
この点も、家族で共有したい、といった場面に活躍します。
もちろん、輪行する時などにも、省スペース化が楽に行えるので、便利な仕組みといえるでしょう。
7 ワイヤーがフレーム内装
ワイヤー類がフレームに内装されています。
その利点として、ワイヤーが風雨に直接さらされないため、ワイヤーが傷みにくい、空気抵抗の軽減に役立つといったことが挙げられます。
ワイヤーが目立たないため、バイク全体の外観がスッキリして、見栄えがよろしい、という意見もあります。
8 メインコンポーネントはSHIMANO SORA
メインコンポーネントにSHIMANO SORAを採用しております。
入門用ロードバイクなどにも採用されているパーツで、精度の高い変速を実現してくれます。
9 サドル
サドルはスポーツバイクとして標準的な薄さ、軽量モデルです。
以上、いかがだったでしょうか。
IDIOM 1であれば、快適な街乗りが可能で、かつ、いざとなれば遠出も可能。
とても便利な万能車です。
bikeport横浜西口店では、多数の実車を店頭に揃え、皆様のご来店をお待ちしております。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。