3大ツールの一つジロデイタリアを若きオランダ人選手、チームサンウェブGIANTのトムデュムランが3週間の長き戦いを制し記念すべき第100回ジロデイタリアの総合優勝を飾りました。
本日は珍しく自転車のレースのお話。自転車を足として利用している日本人にはあまりなじみはありませんが、世界ではロードレースはかなり人気のスポーツです。
プロの自転車のレースは一日に100km~200km程度を走るのが一般的です。
ここまでも日本の人達にとってはすごい話なのですが、グランツールと呼ばれるツアーレースは3週間ほぼ毎日この距離を走り総合のトップを競うのです。
つまり3週間で約3,000km以上をを走破しなけなりません。
ルールは簡単で21日間のレースで最も走行時間が短い人が総合優勝です。
世界には3大ツール(グランツール)というのがあり、今年で100回目を迎えた【ジロデイタリア】、なんとなく耳にしたことがあるであろう【ツールドフランス】、そして【ブエルタエスパーニャ】
このツールと呼ばれるツアーはほとんどが21ステージから構成され、一日ごとの優勝者【ステージ優勝者】と総合のトップの表彰(山岳賞、スプリント賞、新人賞などもあります。)が毎日あります。
普通の大会であれば一日のレースで優勝する事はとてもすごいことなのですが、21日間の総合のタイムで競うのです。
どれだけ過酷な大会かお分かりいただけたと思いますが、今年の2017年5月29日に閉幕した第100回ジロデイタリアは、例年まれに見る大混戦!!最終日まで誰が優勝するかわかならい接戦が繰り広げられました。
21日間も走っていると大体の年は15日目が終わった辺りから、ほとんど優勝者が予想できるようになります。
自転車レースでは数秒の差は数十、数百メートルと差になり、数分では何kmの差となります。
よってトップと数分の差が付いているとそこから巻き返すのはかなり困難になってきます。
この駆け引きのやり取りは話すと長くなるので今回は割愛しますが、これがロードレースの見どころの一つと言えます。
今年は上位4名の総合タイムが最終日までで1分以内のタイム差となっており、勝敗は最終日の個人タイムトライアルまでもつれ込みました。
今年のジロデイタリアはチームサンウェブGIANTのトムデュムラン選手(26)が主に総合トップの(マリアローザ)ピンクのリーダジャージを着ている日数が多く、GIANTチームの活躍がとてもよく見られました。
ライバルには過去大会覇者のキンタナやニーバリ、実力派のピノーが立ちふさがりました。
チームサンウェブはGIANTの、究極の重量剛性比を得たオールラウンドレースバイク【TCR ADOVANCED SL】や空力特性に優れた【PROPEL ADOVANCED SL】タイムトライアルバイクの【TRINITY ADOVANCED PRO】を用いました。
コンポーネントにはSHIMANO社の最高峰グレードのデュラエースを採用していました。
ジロデイタリアでは獲得標高が5,000m近くにもなり5月で降雪もあるような特級山岳ステージも存在していますが、そういった山岳ステージで競合チームが苦戦を強いられる中、TCRの登坂力がデュムラン選手のタイムロスを極限まで抑えることに成功!!
平坦なコースやタイムトライアルではステージトップ、総合優勝を決めた究極のエアロタイムトライアルバイクTRINITYが大活躍をしました。
グランツールを走りきることは、体力や技術、チームのサポートはもちろん。常に乗車しているバイクやエキップメント(ヘルメットやシューズ)の性能にも大きく左右されます。
GIANTの製品については当店のブログか店頭にてスタッフが詳しく説明いたしますので、ぜひご来店をお待ちしております。