皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
本日は、ヴィンテージCannondale、2003年モデルのF400、オーバーホールについて記します。
オーナー様は、チームカラーモデルである、本車体に、ものすごく思い入れがお有り、とのことで、通常のオーバーホールであれば、代替パーツは最新、現行のもので補うものですが、可能な限り当時の仕様のまま復活させる、というハイレベルなオーバーホールとなりました。
まず、パーツの交換が必要な程度まで、ダメージが進んでいるのかどうか、車体を拝見しながら、電子メール等で入念に打ち合わせをしていきます。
オーナー様のお仕事の都合上、電子メールでのやり取りが至便とのことで、電子メールでのやりとりを20回ほど繰り返しました。
パーツ類は可能な限りオーナー様が調達する、というご意向でありましたから、当店では仕様やサイズなどをご助言するに留めました。
当初のお問い合わせから、一ヶ月ほどでパーツが揃いました!!
いよいよ、オーバーホール開始です!!
オーナー様のお好みのセッテング、位置などがありますから、サドルの高さについてはテープを貼付して、記録します。
チェーンリング、クランクはかなりダメージが進んでいます。
今回はユーズドながら、状態の良いクランクセットをオーナー様が調達してくださいました。
なんと、フロントディレイラーは、当時のデッドストックを新品でご用意くださいました。
Shimanoのパッケージが現在のものとは、だいぶん雰囲気が違いますね。
ペダルを外します。
グリスが抜けきっているようで、かなり固着しておりました。
ヴィンテージバイクでの、最大の難関、ボトムブラケットです。
BB周辺部はかなり汚れが溜まっておりまして、BB外し工具を入れるのも難儀いたしました。
フレームを傷めないように、ハンマーを使って、BB用の工具をはめ込んでいきます。
BBが外れました。
かなり汚れ、ダメージが進んでおりますね。
BBも交換です。
フレーム各所にも汚れ、傷があり、可能な限り除去していきます。
HANDMADE IN USAのペイントが燦然と輝いています。
前述しましたように、可能な限り当時のスタイルを再現する、ということで、9速のDEORE XTを装着いたしました。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。