こんにちは、湘南店の駒田です。
ある日、メールでのお問い合わせがありました。
曰く、「他のお店さんで断られたが、本当に修理できないものでしょうか?」
こういったお問い合わせ、実に多く頂きますが、答えは概ねYesです。
概ね、というのは、フレームの状態(ヒビやゆがみが発生しているか)によるからですが…
今回入庫してきたのはこんな状態でした。


経年と風雨によってでしょうか、塗装が真っ白になっていました。
もともとは鮮やかな赤いフレームだったようです。所々にその片鱗がかろうじて残っている状態。

各パーツ、錆もなかなかのもの・・・

さらにBBは泥に埋まっているような状態に・・・

シフターもゴムが大変に劣化して触るとねちょねちょします・・・

そう、こんな状態でも、当店ではお受けいたします。
いつもであればフレームも磨き上げるところですが、そんなことをすればかろうじて残っている塗装も全て剥離されてしまいます。
そこで、今回はあえてフレームは軽いクリーニングに留め、それ以外の部分を輝かせることで復活を目指します!
ハンドルとステムはお客様のご要望により使いまわすことにしたので、まずはこれをピカピカにしていきます。
左右で全く違うものになりました(笑)もちろん、両側ともピカピカにします。

さて、その他の部分に関しては、ほぼすべてリニューアルすることに。
坂道が多い所にお住まいとのことで、登りも楽々進めるようにしたい、というのがご要望。
それじゃあ、ということで1×11でイマドキっぽくしちゃいましょうとなりました。

多くの色が失われてしまったフレームを補うべく、できるところは全て赤にします。

赤いスチールボルトでブレーキ周りもアクセントが付けられます。ブレーキシューも赤を採用。
ハンドルは鏡面仕上げになりました!

赤いステンレスボルトも入荷しましたので、これも採用。
今回はワイヤーはあえて黒にし、ポイントポイントの赤を活かします。

こうしてみると、赤のフェードが入った白いフレームのようにも見えます。
クラシカルなサドルで、おしゃれな雰囲気になりました。

軽快に、どんな坂道でも上っていけそうです!

見違えるほどになった愛車にオーナー様も大興奮!
大満足の仕上がりになりました!
いかがでしたか?
このように、塗装の傷みが激しくても、フレームのゆがみや大きなひびさえなければ復活は可能です。
もちろん、再塗装などのご相談も承ります。
愛着はあって捨てられないけど、もうちょっときれいにできないか?といったお悩みをおもちであれば、ぜひ当店までご相談ください。
スタッフ一同(手ぐすねを引いて)お待ちしております!
仕上げにステッカーをペタリ

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