皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
私、毎日、世田谷区から新宿店まで、通勤としてロードバイクに乗っております。
今回は通勤号のご紹介を致します。
ベースになっているのは、GIANT IDIOM1 ¥127,600(税込)です。
GIANT IDIOM1はドロップハンドルバーモデルながら、10万円そこそこという、手を出しやすい価格帯で、通勤モデルとして酷使するにはちょうど良いです。
スポーツバイクで最も重要なのはフレームですが、このIDIOM1はALUXX SL-Gradeという、¥200,000前後のロードバイクに採用されることの多い、軽量、高剛性のアルミ合金が使われています。
お買い得度の高いモデルなのです。
画像引用 GIANT https://www.giant.co.jp/giant22/bike_select.php?c_code=CA01&f_code=FD02&s_code=SR09
フレームの各所には、空気抵抗を軽減させる仕組みが採用されています。
まず、扁平なダウンチューブです。
正面からの空気抵抗を軽減してくれます。
次に、セミディープリムホイールです。
リムハイトが一般的なクロスバイク、ロードバイク標準のホイールよりも高くなっています。
これまた空気抵抗の軽減に役立ちます。
フロントフォーク、シートステイがほっそりとしています。
この点も空気抵抗の低減に貢献しています。
標準状態でもIDIOMは優秀な車体ですが、今回は通勤用にあれこれカスタマイズすることに致しました。
オンロードバイクにおいて、タイヤ性能は極めて重要です。
個人的には、オンロードバイクをカスタマイズしたくなったら、まずタイヤから手をいれるべきと考えます。
最低でも一本あたり¥5,000はするタイヤでなければ、車体が泣くといいますか、車体性能との釣り合いが取れていません。
完成車はどうしても販売価格を抑えるために、超エントリーグレードのタイヤが装着されているため、この部分を引き上げるだけでも、ググッと車体の総合力が上がるのです。
IDIOM標準のタイヤは、20*1インチのもので、これは23C相当でありまして、小径車としては相当に細いです。
小径車はどうしてもスポークが短いためホイールが固く、さらにタイヤの空気量が少ないため、カチコチのホイールになりがちですが、このホイールに23Cは乗り心地が悪いと申し上げて良いでしょう。
さらにいえば、通勤時にしばしば遭遇する、点字ブロック、歩道の段差などもクリアしやすいとは言えません。
そこで、タイヤを少し太く、耐パンク性能もありながら、転がり抵抗が少ない、という欲張りなタイヤを採用しました。
Panaracer Minuts Touch パナレーサー ミニッツタフ ¥4,788(税込)です。
これは28C相当で、このくらいまで太ければ、安定した走行が可能になると思われます。
なお、IDIOMには弱点がありまして、太すぎるタイヤは、リアブレーキキャリパーのブリッジに当たることがあります。
20 1 3/8のタイヤであれば、ほとんどのモデルで装着可能であるものの、製造ロットによってはタイヤとのクリアランスがギリギリで、小石でもタイヤに着こうものならフレームを傷つけてしまう、ということがあります。
これは大変に残念でございますが、各個体ごとに試行錯誤をして装着できるかどうか、試してみるしかありません。
私物では、今まで2台のIDIOMのタイヤ換装をしてきて、いずれも装着は可能でございました。
次に、ブレーキキャリパーを交換しました。
ブレーキ性能もオンロードバイクでは重要な部分で、しかも価格に正比例するような形で制動力が上がっていくため、パーツ交換の効果を体感しやすい部分です。
標準で装備されていたものは、TEKTROのキャリパーブレーキでした。
これをSHIMANO 105に換装します。
キャリパーそのものの剛性、制動力の違いがはっきりしております。
IDIOMはハンドルステムが折りたたみ可能である、という特徴があります。
しかし!!
私個人は折りたたみ機構を使わないのです。
輪行はしますが、ハンドルバーを敢えてたたむことはしません。
なぜなら、ハンドルバーをたたまないほうが車体を逆さまにしたときに、自立できるため、具合が良いからです。
そこで、折りたたみ機構を排除することにしました。
剛性アップと同時に、大幅な軽量化が実現しました。
今回のカスタマイズはそのくらいにしておきます。
実用的な部分を最小限交換する、という私好みのカスタマイズになっています。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
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