こんにちは!
bikeport横浜西口店スタッフ髙梨です。
今回は長々と放置していた車体のDREAM BUILDブログになります!
こちらのブログの続きになります。
パーツを注文してから約1年で完成に至りました…
車体に関しては前のブログの時には届いていたんですが、コンポーネントやホイールなどがなかなか届かず時間がかかってしまいました。
そうやってパーツを待っているうちに新型のREVOLTが発表されました。(しかも2022年モデルでは無かったPROグレードが国内でも)
まあそんなことは気にしないです、(嘘です、気にしてます)ただ日本国内のREVOLT PRO1(2023)を超える最高級バイクを作ればいいだけです。
幸いな事にREVOLTはPROグレードでもGIANTやCANYON独自のOD2という規格になっていないのです。(ただしSLグレードのフォークが入っていますが)
元の状態はこちらです、完成車状態ですね!
ここからフレーム以外のパーツを交換していきます。
とりあえず完成形はこちら!
それではパーツの説明をしていきます!
まずコンポーネントはGRXの機械式からDi2に変更です、正直街乗りメインで使う予定なので必要ないですが何となく一番いいのを使おう!
ということでGRXのDi2を採用しました。笑
Di2にするメリットはたくさんあります。
1.シフティングが軽く、ストレスがないので積極的にブレーキングとシフティングができ、身体への負担が軽減できるので長時間のライドが楽になります。
2.ワイヤー伸びがないので、ほとんどメンテナンス不要。
3.シンクロフト機能を使えば半自動でフロント・リアが最適なギアを選択してくるためシフティングが苦手な方にもオススメ。
4.ブラケットが小型化されているので、女性の方や手の小さい方もしっかりレバーをホールドでき、コントロールもしやすくなります。
5.Di2対応のサイクルコンピューターと連動させると、バッテリー残量や、現在のギア比なども確認できる。
といったところでしょうか。
GRX Di2のレバーはブレーキレバーの支点の位置が高く、ロードコンポーネントのDURA-ACEやULTEGRAに比べ、ブレーキングがし易い設計になっております。
今回はフロントダブルで長い距離を走るのを想定して構成致しました。
フロントは48-31でリアは11-34で、最低ギア比は0.91まで低くすることができますので、急勾配の山道でもしっかりトラクションをかけて上ることができます。
ブレーキローターはMTBコンポーネントグレードの最上級グレードの【XTR】を採用、2ピースローターは異素材の金属を組み合わせているローターで、放熱性能が高く長時間のブレーキでも安定したコントロールを可能とします。
また1ピースローターに比べて歪みが少ないので、僕らメカニックにとっても非常に優秀なローターです。
ロックリングはバイクのカラーに合わせて青色のものに変更致しました。
クランクボルトもKCNCの青色のものに変更です。今回はオフロードを走る車体なのでアルマイト加工されているパーツをバンバン使っていきます!
ステムはMTBではステム、ハブ共に定番となりつづあるi9(industry nine)のA318ステムのcombi(フェイスプレートと本体が別カラー)を使用しました。
長さは50mmを採用し、アップライドポジションを取りやすくしました。ボルトも精度の高いチタンボルトなのでスルスル入っていきました。
Bluetoothのユニットも取り付けましたので、サイクルコンピュータとスマホでのE-tubeに対応します。
トップカバーはKCNC、コラムスペーサーもKCNCトップキャップはシマノプロを使用しています。
トップカバーは現在廃盤になっているヘッドセットを使ったんですが、形が好きでなんとか新品を探して見つけたんですけれども
定価が驚愕の金額なので後で書いておきます。
ヘッド周りの金属感が満載ですね!
フレーム各部にもアルマイト加工されているボルトを採用。
チェーンはKMCの最高級チェーンを採用致しました。
DLCコーティング(Diamond-Like Carbonの略で、DLC(Diamond-Like Carbon)コーティングは 、低摩耗抵抗性(高硬度)、低摩擦係数その他にも耐腐食性などいろいろな特性を持っています。
)と言う特殊なコーティングがされており、かなりなめらかに動きます。これにより回転時に起きる抵抗がかなり少なくなるのでペダリングが軽くなります。
更にビックプーリーやセラミックBB等を合わせて使う事によってギアが一枚分くらい軽くなったように感じます。
ペダルに関しては片面フラット片面ビンディングのペダルを選びました、恐らく日常使いやラフに使うことが多いと思うためダブルショット2にしました。
サドルに関してもコンポーネントと同じでとりあえず良いものを選ぼう!の精神でCADEXのサドルを使うことにしました!
最近流行りのショートノーズサドルや穴開きのサドルなのですが、それだけではなく色々な選んだ理由があります。
このサドルは138gと重量が軽いのですがそれだけではなく、乗り心地がかなり良いです、その理由は特殊な形状のレールにあります。
普通のサドルとは違いカーボンのサドルレールがサドルの前方からサドルの後ろつらつらまであることによりサドルの真ん中が普通のサドルよりしなりやすくなっています。
また路面からの衝撃吸収も同時に受けてくれているため、乗り心地もかなり良くなります。
GIANTのUNICLIPシステムにも対応していますから、UNICLIPのテールライトもスマートに取り付けることが可能です。
ホイールはGIANTのCXR1のカーボンホイールにしました。
こちらに詳しい説明がございますので、ご覧下さい!
今回ハンドルはGIANTのSLR XR D-FUSE DROPハンドルにしました、元々このハンドルのアルミモデルがついていたのですが、より乗り心地、振動吸収性をよくするためカーボンのモデルに変更することにしました。
このハンドルの特徴は見ての通りバックスイープしているので、トップを握っている時はかなりゆったり乗ることができます。
また上ハンドルの部分は平たく扁平しており、従来の断面が真円のハンドルより振動吸収性を高くしています。
この写真のようにバーエンドもフレア形状(8°)になっていることによって、レースに出る時でもしっかりとバイクを荒れた路面でも抑えつける事ができます。
下ハンドルポジションからでもブレーキレバーに指がかけやすいので、ダウンヒル時でもあまり前傾姿勢にならずにバイクをコントロールすることができるので、非常に快適です。
グラベルバイクや、オールロードバイクの方には非常におすすめですので、ぜひ店頭でご相談ください!
今回このバイクを組むにあたって悩んだことがあります。
私は自転車のハンドル周りに色々つけるのが好きじゃないのでライトをどこに付けるかすごく悩みました。
みんなはレックマウントを使ったりしてライトやサイコンを取り付けしているのですがステムのかっこいい部分が隠れてしまいます。
色々考えた結果今まで取り付けたことのないような位置に取り付けました。
こちらのフォークの裏です。
フォークの前方や後方に穴がなくコラムの真下(おそらくフェンダー用のダボ穴かと思われます。)裏にダボ穴があったのでそれを使用してライトを取り付けします。
ライトはADEPTのMUTE 100FCと言うアルミニウムCNC加工されたライトにしました。
アルミニウム加工されたパーツが多いので何となくライトもCNC加工されているものを選びました。
ただし100ルーメンしかないので後々変えると思います。
他のスタッフも戒めのため(?)に税込金額を上げていたので私も上げることにします。
【本体】
車体 REVOLT ADVANCED 2 ¥385,000
【ホイール周り】
ホイール GIANT CXR1 WHEEL SET ¥203,500
タイヤ Vittoria TERRENO DRY 38C ¥7,150×2
バルブキャップ KCNC フレンチバルブキャップ ¥1,210
【サドル周り】
サドル CADEX BOOST SADDLE ¥385,00
シートポスト GIANT CONTACT SLR D-FUSE SEAT POST ¥25,850
【変速機&ブレーキ周り】
STIレバー GRX DI2 STI 右のみ ¥32,296
STIレバー GRX DI2 STI 左のみ ¥32,296
ブレーキ GRX810系 フロント ¥9,632
ブレーキ GRX810系 リア ¥8,998
クランク GRX810系 48-31T ¥29,292
フロントディレイラー GRX810系 ¥29,649
リアディレイラー GRX810系 ¥37,261
ローター MT900系 160mm ¥9062×2
チェーン KMC DLC 11 ブルー ¥24,794
KCNC クランクボルト ブルー ¥1,320
KCNC ブレーキローターロックリング ¥990×2
ブレーキホース 1000mm ¥3,014
ブレーキホース 1700mm ¥3,714
DI2用のケーブル、ジャンクションA、B、ワイヤレスユニット類
(面倒臭いからまとめます、許して下さい。)
¥76,797
【ハンドル周り】
ハンドル GIANT SLR XR D-FUSE DROP ¥46,200
ステム IndustryNine A318 combo ¥27,500
バーテープ SUPAKAZ SUPER STICKY KUSH STAR FADE ブルー ¥4,510
トップキャップ SHIMANO PRO ギャップキャップ アルミ ブルー ¥1,210
コラムスペーサー KCNCコラムスペーサー10mm ブラック ¥495×2
コラムスペーサー KCNCコラムスペーサー2mm ブラック ¥385
ヘッドセット
KCNC MORION KM1 ceramic ヘッドセット ¥50,600
驚愕の値段ですね…
【その他パーツ】
ボトルケージ SUPAKAZ FLY CAGE CARBON PRIZMATIK BLU ¥7,150
ペダル CRANKBROTHERS DOUBLESHOT 2 ブルー/ブラック ¥15,800
ライト ADEPT ミュート 100FC BLK ¥6,600
ボルト 紫色アルマイトボルト 14本 ¥1,750
『合計¥1,140,222』
ここまでの仕様にするにはこんなにお金がかかるんです…
もうここまですればPROグレードと呼んでも差し支えないでしょう!
Youtubeでも組み立ての様子があがっていますので、ぜひ御覧くださいね。
なのでタイトルはPRO0とします。(完成車のPRO1を超えたという意味で)
他のスタッフもDREAMBUILDの記事を上げていますので是非ご覧ください。
スタッフの自己満足日誌 DREAM BUILD 2019 GIANT REIGN ( ドリームビルド ジャイアント レイン )
スタッフの自己満足日誌 DREAM BUILD 2019 CANNONDALE JEKYLL ( ドリームビルド キャノンデール ジキル )