こんにちは!湘南ベイサイド店です!
今日は前回のドリームビルド記事に続き、MTBカスタマイズ事例をもう一台ご紹介します!
スタッフの自己満足日誌 DREAM BUILD 2019 GIANT REIGN ( ドリームビルド ジャイアント レイン )
今回のベース車両は2014モデルGIANT TRANCEです。
まだ26インチや29インチが主流の時代にデビューしたGIANT初の27.5インチオールマウンテン・トレイル系バイクです。
↑ BEFORE ↑
当店の開業当初、店舗の近くに住む一人のハイパー高校生にこの車体をお買い求め頂きました。
(購入当初のブログ記事がこちら。2013年10月29日の記事より。)
そして購入から6年の月日が経ち、、、その彼も社会人となり、そのトランスも気付けば海外BIKEPARK遠征仕様と化したのでした。。。
↓ AFTER ↓
車体オーナーのK崎君は前々月の8月にBIKEPORTスタッフと一緒にカナダ・ウィスラーに遠征に行ったメンバーの一人。
実はカナダ遠征後にメインバイクを今回ご紹介するトランスから乗り換えたのですが(その記事はシーズン2として、また他の記事にて紹介させて頂きます。)
BIKEPORTのMTB活動と共に歩んできたこのトランス、せっかくの機会ですので紹介させて頂きます!
まず、MTBの性能を最も左右させるサスペンションはDVOへ変更。
リアはTOPAZ。フロントはBERYLに変更して、元々のFOX34よりも30mmストロークアップの170mm。完全なるSX仕様となりました。
キャスター角も標準の状態から少し寝ますので、旋回性能はダウンしますが高速域では安定するようになりました。特に近年流行りの「フロートレイル」等々のスピードが求められるコースでは有利に働くでしょう。
BERYLは同社サスペンションフォーク「DIAMOND」の廉価版と思われがちですが、実はそうではありません。DIAMONDの性能はそのままに各部を簡素化してコストダウンしたモデルがBERYLとなります。具体的には調整ダイアルの段数が少なくなったり、アクスルがQRでなく六角締めになったりする点が挙げられます。
レース参戦等々で細かいセッティングを要するライダーさんには「DIAMOND」の方がアドバンテージがあるかもしれませんが、むしろファンライドで乗られるライダーさんには最初から味付けが施されている「BERYL」が良いかもしれません。
ペダルはDABOMBのシュートブロックに。なんと厚みはI-PHONEとほぼ同じ薄さ!薄くて広くて、路面状況をライダーへ伝達し易いペダルです。
元々フロントはダブルでしたが、登りを考慮しない&メカトラブルの少なさからシングルのナローワイドに変更。リングはFIREEYEで、激しいロックセクションでも今の所チェーン落ちの報告はありません。
ついでにリアディレイラーもZEEに変更。元々はロングケージのXTでしたが、前述の理由からショートケージに変更。
スプロケットは元々の物を流用。ZEEのリアディレイラーはワイドレシオに対応していない為、ワイドの部分はスプロケットスペーサーによって省略。本気モードの10S⇒7S化にしました。
あと地味なアップグレードではありますが、性能を上げる為には重要なポイントの一つ。エンド規格もアップグレード。元々の純正ハブ規格は135エンドでしたが、実はメーカー純正の142エンドのコンバージョンエンドがあります。QRからスルーシャフトに替わることで大幅なリア剛性アップに貢献します。
シートポストはFIREEYE、クランプはDABOMBのQRへ変更。ドロッパーポストは排除。。。
極めつけはDABOMBサドルのダートデビル。オーナー曰く、「中二病全開のデザイン」が良いんだとか。笑
エナメル生地の破けにくいアクションスポーツバイクに最適なサドルです。
ホイール周りはこんな感じに。前後共にFIRE EYEハブ&DABOMBリム。PILLERのチタンコーティングスポーク&FIREEYEニップルにて構成。かなり主張の強いデザインホイールとなりました!笑
アルマイトのような発色のブルーのスポークがインパクトありますね!※アルミではないのでアルマイトではありません。
タイヤはフロントがMINION DHF2.5、リアがMINION DHR2.4と定番人気の組み合わせを採用。もちろんながらチューブレスで、インサートには「ハックノリス」を入れております。
ハンドル周りも主張が強め!RACEFACEのアトラスバー35MMにI9ステムの組み合わせ。ハンドル剛性も十分に確保。
元々の純正はOD2という上が1-1/4のコラム径でしたが、サスの交換時に通常のOS(1-1/8)に変換済。
ブレーキもSLXからXTに変更。2PODタイプですが、パッドにべスラのDH用のモノを装着しておりますので、制動力は申し分なし!
前方から見るとこんな感じに。組み付ける前はブルーとグリーンの配色がアンマッチングだと思っていましたが、こうやって眺めてみると、とってもカッコイイですね!
やはりMTBは大自然の中で楽しむ機材スポーツだけあって、外観の派手さが重要だと再認識させられました。
今回のコンセプトは登ることの許されないトランス、、、ではなく、ショートストロークで楽しむ下り系バイクとして作成させて頂きました!
K崎君、来年はDIRT MARCHANT PRO LINEで再来年はD1で!(笑) トランスもOHするので、トレイルシーズンは是非活用してくれ!