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2024年の振り返り~TCR ADVANCED SL走行インプレッションを添えて~

明けましておめでとうございます。湘南店の駒田です。

 

2024シーズンの振り返りと、TCR ADVANCED SLの走行インプレッションです。

 

昨年の参戦レースは・・・

Mt.FUJIヒルクライム

磐梯吾妻スカイライン・ヒルクライム

乗鞍ヒルクライム2024

まえばし赤城ヒルクライム(え?レースレポート?なんですかそれは?)

の4つに参戦しました。

あとひと月、というところでのどの炎症で声が出なくなり、呼吸すらままならなくて3週間ほど自転車に乗れず、という期間もありながらそれなりに納得できる結果だった富士ヒル。

磐梯吾妻ではレースに出てくる上位層の実力との乖離、アップダウンのあるレースの難しさを実感。

乗鞍では機材ドーピングの大切さを改めて認識。

赤城では自らの整備不良に泣き、と充実した1年でした。

富士ヒル直前に先代のLANGMAからTCRへ乗り換え、乗鞍直前でホイールを交換し、と機材的にも充実した年でした。

改めて、怪我無く事故無く走り切れたことに感謝。お世話になった皆さま、ありがとうございました。

 

・TCR ADVANCED SLフレームセット

富士ヒル直前、ぎりぎりでフレームセットが届き大急ぎで組み立て、ヤビツに行ったのはもう遠い昔のような気もします。

そこから主に通勤に、そしてヒルクライムにと活躍してくれました。

乗鞍直前にホイール交換したのはまだ記憶に新しいところ。

重量としては完成車状態で約150グラム軽くなりました。

重量剛性比が上がり、軽く、固いバイクに仕上がっていると言われている通り、足に伝わる剛性感は非常に強い。

特に乗り慣れていない時はそれまでと比べて足回りの疲労が大きく、富士ヒル前に組み替えたことを少々後悔したりしました(笑)

しかし、慣れてくるにつれて剛性の高さに反して乗り心地が非常によく、雑に踏み込んだりしない限りは疲労を感じることはなくなりました。

また、長い登りで必ず出ていた腰から背中にかけての痛みもほぼなくなり、ポジションも含めて自分の体にフィットしたことがわかります。

見た目の美しさも相まって非常に良い買い物でした。富士ヒル時のサイクルEXPOでもこのカラーはかなりの注目を集めていたようです。

フレーム一体のISPシートポストのため初めての一台にはお勧めできませんが、2台目以降の乗り換え先としては最高の選択肢の一つと言えると思います。

 

・ULTEGRA(8100)

LANGMAでは機械式変速の8000系ULTEGRAを使用。その後Di2化しました。

変速の速度、精度が別次元に。サクサク動くので意味もなく変速してしまう…(笑)

ある程度はトルクをかけながらでもスムーズに変速してくれるため、足を緩める必要があまりないためロスが少なくなりました。

12速になって1段軽いギアが追加され、亀のようになっていた急斜面も多少は楽に登れるようになりました。

軽いギア比を追加するもよし、同じギア比でも1枚増えるメリットは大きいので、多くの方にオススメしたいカスタマイズの一つです。

ULTEGRA以上であればリムブレーキにも対応しているため、リムブレーキバイクのグレードアップも可能です。

 

・Enduro Pro BB 86/92

1段分は言い過ぎでも半分くらいは軽くなったように思います。

たまたま発注のタイミングでEnduroを選びましたが、Suginoをはじめ、各メーカーがセラミックベアリング採用のBBを販売しています。

かなり高価なので躊躇する部分もあるかと思いますが、今回のカスタマイズで一番良かったものを一つ選ぶとしたらこれです。

とはいえ、耐久性ではスチールベアリングの方が優れているとも言われており選択には迷うところだと思います。

内部でねじ切られている構造になっているため単純に圧入するタイプより剛性が上がり、音鳴りなどのリスクも低減できるので一度ご相談下さい。

↑はスギノ。構造は(当たり前ですが)各メーカー似通っています。

 

・SHIMANO PRO VIBE AERO SUPERLIGHT

軽量、高剛性、エアロ形状。

STIレバーが劇的に軽くなったこととあわせ、ステアリングがかなり機敏になりました。

エアロ形状の効果はあまり体感できていませんが(笑)、以前まであったもっさり感が解消し、軽快に走ることができるようになりました。

とはいえポジションも定まったので今後CADEX Race Integrated Handlebarへの交換を予定しています。

 

SLR 0 40 DB Hookless Wheelsystem

CADEXホイールとの比較もしましたが、軽さといい剛性といい、文句のつけようがない性能です。

前作と比べて価格は上がっていますが、むしろコストパフォーマンスはよくなっている印象。

CADEXを買うほどの予算はないけれど、という場合にはこれ以上の選択肢はないと思います。

 

と、今回は以上!

Di2化したことでレバーも含め、ハンドル周りが相当軽量化されたため、かなりハンドリングが良くなりました。

トルクが掛かっている登りなどのタイミングでも不安なく変速できるようになったのも心理的にはかなり楽になったように思います。

BBも剛性感の向上と回転の良さは実感できています。

BBは消耗品でもありますし、交換のタイミングでちょっとこだわってみるのもおすすめです。

規格が乱立しているパーツでもあるので、車体に適合した商品をご紹介いたしますのでご相談下さい。

ハンドルは選ぶものによっては大掛かりなカスタマイズになるため、オーバーホールなどのタイミングがおすすめです。

バーテープも含め、見た目にもおおきな要素なので、いろいろと見比べるのも楽しい時間となること請け合いです。

 

だんだんと規格の問題で正解が決まってきてしまっている感じのロードバイク界隈ですが、まだまだ選ぶ楽しみのあるパーツも沢山あります。

どんなパーツがあるだろう?こんなカスタマイズできるだろうか?

カスタマイズは悩んでいる時間が最も楽しいかもしれません。

思わぬパーツが出てくるかもしれませんので、店頭スタッフにご相談下さい!

 

さて今年の参戦予定は

今年もヒルクライムレースをメインに参戦していく予定です。

いまのところ

第13回榛名山ヒルクライムin高崎

Mt.富士ヒルクライム

ツール・ド・美ヶ原

磐梯吾妻ヒルクライム

まえばし赤城ヒルクライム

への参戦を予定しています。

以上の5レース以外でも、出場してみたいけど一人では・・・といったお悩みがあればお気軽にリクエストください!(乗鞍ももしかしたら参戦するかも…?)

相乗り、宿泊の相部屋等のご相談も受け付けておりますのでお気軽にどうぞ。(場合によってはレンタカー等を手配しての参戦も検討します!)

 

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この記事を書いたスタッフ

駒田昇平 BIKEPORT湘南ベイサイド店店長

愛車はTCR ADVANCED SL(G.10)フレームセットULTEGRA Di2組

特にクライマーでもないのにヒルクライム好き

得意分野はクロスバイクのカスタマイズ

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