皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
本記事は
の続きとなります。
注文をしたパーツが続々と到着致しました。
今回のカスタマイズのキモ、ヘッドの交換です。
こちらが換装前の様子です。
ステムを引き抜くと、臼が入っているのがわかります。
この臼がヘッドチューブ内部で広がって、ステムを固定します。
こちらが換装後です。
スレッドステム用のヘッドチューブに、アヘッドステムが装着可能になります。
お値段は¥3,300(税込)
まず、車体のコラム径はママチャリとしては一般的な22.2mmでした。
この22.2mmのコラムを一段階太くした、アヘッドステム ノーマルサイズ25.4mmに変換します。
画像引用 riteway
コラム径は25.4mmに太くなりましたが、実はこれでもスポーツバイクで現行主流のオーバーサイズ 28.6mmという規格に比べると、ひと世代前の規格で、まだ細いのです。
なぜこのような現象が起きるかといいますと、たいていの変換パーツというのは、規格をひと世代分だけ変換するものだからです。
(コラム径の歴史は、22.2mm、25.4mm、28.6mmという風に進化しています。マウンテンバイク、ハイパフォーマンスなロードバイクでは31.8mmを使うこともあります。)
装着するアヘッドステムは、GIZA PRODUCTS MS-28アヘッドステムで、現行のステムです。
画像引用 GIZA PRODUCTS
オーバーサイズ 28.6mm用のものですから、このままではコラムとステムの間に隙間ができてしまいます。
そこで、コラムとステムの間にシムと呼ばれる金属を挟み込みます。
この金属片が厚みを調整してくれる、というわけです。
ステム下からわずかに見える、ゴールドのパーツがシムです。
ステムの長さは様々なものがありましたが、オーナー様との打ち合わせ、ポジションの確認等を経て、100mmのものが良かろう、というお話になりました。
スレッドステムの状態に比べると、30mmほど前方に突き出しておりまして、これはスポーツバイクであれば1サイズ大きめのバイクになったと等しいくらい、水平トップチューブ長が伸びたことになります。
フロントキャリアも背の低いものに換装しました。
これでブレーキレバー周辺のクリアランスが大幅に確保され、操作性が向上致しました。
換装前の様子です。
こちらが換装後です。
キャリア、バスケットが低くなり、ブレーキレバーと干渉しなくなっていることが分かります。
バスケットを背の低いものに交換致しました。
昭和インダストリーのバスケットで、天板が天然木という、こだわりの製品です。
価格は¥8,800(税込)
バーエンドバーを装着しました。
バーエンドバーは、名前の通り、ハンドルバーの両端に装着することが通例ですが、ハンドルの中央寄りに装着してはいけない、という決まりがあるわけではないため、今回はハンドルバーの中央付近に装着致しました。
価格は¥2,200(税込)
サドルも新品に交換致しました。
GIANTのクッション性が一番良いサドルです。
お値段は¥2,200(税込)
グリップも新しいものに交換致しました。
最近のエルゴノミックデザインではなく、丸形のものが良い、とのことでしたから、VELOグリップに換装致しました。
お値段は¥1,980(税込)。
スプロケット、チェーンを新しいものに致しました。
ブレーキアウター、インナーを新しいものに交換致しました。
引きがかなり軽くなりました。
全体的にクリーニングを致しました。
完成です!!
施工前
施工後
施工前
施工後
パーツ代、工賃を含めて¥71,280(税込)となりました。
ママチャリカスタマイズは、現物をあわせてみないとうまくいくかどうか分からないことも多く、試行錯誤の連続になりがちです。
そのため、お預かり期間がやや長く、2022年1月28日にお預かりして、3月17日にお返しとなりました。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
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