皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
ある日のことでした。
ビンテージロードバイクをお持ち込みになったお客様がいらっしゃいました。
拝見すると、ZUNOW!!
私はのけぞりました。
ZUNOW ズノウ とは、1965年に大阪で創業したフレームメーカーで、刻印、ラグなどが美しい、もはや芸術品というべき伝説のバイクです。
お話を伺うと、数十年ぶりに乗ることになったので、乗れるようにしてほしい。
可能な限りサビ取りもしてほしい。
金額は問わない。
ということでした。
このようなオーダーは、オーバーホールのさらに一段上の、レストア(復活)ということになります。
車体を拝見しながら、詳しくレストアの内容を詰めていきます。
まず、タイヤは交換必須です。
チューブラータイヤで、レースに出るわけではないから、耐久度重視のもので構わない、ということでした。
チューブラータイヤの固定には、テープが必要になります。
タイヤとテープ代で、¥10,000前後というところでしょうか。
ブラケットカバーも交換します。
¥1,000前後といったところ。
ヨシガイが今でも触覚対応のブラケットカバーを製造、販売しています。
バーテープは、今となっては希少種のコットンです。
こちらも交換します。
お色は、新品当時と同じくらいのもの、ということでした。
日に焼けて焦げ茶になっておりますが、元はかなり白に近いお色のようです。
¥2,000くらいでしょう。
ワイヤー類は全交換となりました。
アウターワイヤーを可能な限り当時の雰囲気を再現すべく、シルバーのアウターワイヤーを使うことになりました。
また、ブレーキシューも交換となりました。
サドルはCINELLIの本革サドルで、こちらはそのまま使うことになりました。
ディレイラーはCampagnoloです。
MADE IN FRANCEの文字が燦然と輝きます。
ブレーキレバーはヨシガイの上位ブランド、グランコンペです。
レストア費用として¥50,000ほどかかるとお伝えして、ご了承を得ました。
ガラスコーティングとサビ取りもご希望でした。
後日、正式なお見積り書をお送りして、¥67,320(税込)となる見込みである、とお伝えし、ご了承を得ました。
作業期間として二週間ほどのお時間を頂きました。
それではパーツを発注して、作業開始です!!
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。
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