皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
皆様、日々、バイクに乗っておられますか。
私、奈須野も通勤だけでなく、お休みの日はほとんどすべてロードバイクに乗っております。
北は北海道から南は沖縄、離島まで、あちこちを走っております。
さて、ある日のことでした。
リアホイールを外そうとしましたところ、なんということでしょう!!
タイヤがっ
完全にすり減って、中のトレッド面が出ています。
このタイヤ、猛烈に強固で、日本全国を10,000km走っても、ただの一度もパンクがありませんでした。
舗装路だけでなく、ダート、林道、あぜ道、北海道の白い道(注1)といった劣悪な道を何度も踏破し、ことごとくパンク知らず。
ついにはトレッド面が出るという限界まで走り切りました。
注1 白い道
北海道宗谷丘陵にある、その名の通り、白い道で、青空、草原との対比が鮮烈で、人気のスポットになっています。
道が白く見えるのは、ホタテ貝を砕いて敷き詰めているからです。
しかし!!
このホタテ貝、砕いてはいるものの、ところどころ鋭利な部分があります。
オートバイ、クルマといったタイヤであれば、問題ないでしょうが、ロードバイクの軽量タイヤでは、必ずしも耐えられないと思われます。
私もパンク覚悟で突入しました。
幸い、パンクはありませんでしたが、タイヤは傷だらけになりました。
人気スポットであることは理解しておりますが、ロードバイクの軽量タイヤには必ずしも向いていない道と考えます。
今回は、同じタイヤを新調することにしました。
MAXXIS Re-Fuse リフューズ 700x28Cです。
このタイヤの優れている点は、冒頭で述べましたように、圧倒的な耐パンク性能があることです。
そして、耐パンク性能の高いタイヤ、というのは、往々にして重たいものですが、このRe-Fuse リフューズ 700x28Cは305gです。
耐パンク性能が高くない、エントリーグレードタイヤと同じか、むしろ軽いくらいですから、耐パンクタイヤとしては十分に軽量と言えましょう。
お値段は、¥5,500(税込)です。
通勤、通学、ツーリング用タイヤとして、これ以上のものは無いと勝手に考えております。
次に、ホイールを新調しました。
現在、私がツーリング用に使っている車体は、すでに二年以上経たもので、ホイールに著しいガタが出ておりました。
単に距離を乗るだけでなく、飛行機、お船、電車で輪行したりと、あらっぽい使い方をしているため、消耗が激しいのでしょう。
私のお気に入りである、ALEXRIMS RXD3にしました。
https://www.riteway-jp.com/pa/820505.html
このホイールは、¥79,200(税込)と、比較的お求めやすいお値段ながら、1,550gとかなり軽量です。
もちろん、世の中には1,400g台もホイールがごろごろしていることは承知しております。
例えば、私も使用している、GIANT SLR1ホイールは、42ミリハイトながら、1404gと、超軽量と申して良い数字です。
https://www.giant.co.jp/giant23/acc_datail.php?p_id=A0002696
しかし!!
まず、お値段が桁違いに違います。
SLR1ホイールで、¥176,000(税込)です。
次に、難点を上げるとすれば、前述しましたように、私は年間何十回も輪行をするため、カーボンディープリムホイールの場合、輸送時の衝撃に耐えきれず、頑丈なアルミリムのほうがありがたいのです。(しかし、そもそも、このような頑丈さは本来、カーボンホイールに求める性能ではない、ということを承知しております。)
そして、1,550gという重量は、多くのロードバイクに標準で装備されているホイール重量が2,000gほどであることに比べれば、450g近くも軽量になっております。
ロードバイクの世界で450g軽いことが、どれほどの価値があるか、自転車をお好きの方であればご理解頂けると思います。
ところで、ロードバイク界では、ホイール周りの軽量化は、他の部分の軽量化よりも10倍効果的、という伝説がまことしやかに語られております。
10倍というのは極端でありますが、回転部分の軽量化はそれだけ速度向上に貢献する、ということでありましょう。
また、RXD3は、ホイールセット単体で、クイックリリース、スルーアクスルに両対応しております。
変換アダプタが標準で添付されており、万全の体制です。
一部のホイールには、変換アダプタが使用できるものもありますが、アダプタ1つだけで¥5,000以上したり、なかなかのお値段でして、これが標準で装備されているRXD3は稀有な存在と言えましょう。
特に、私が使用しているロードバイクはフロントがスルーアクスル、リアがクイックリリースというイレギュラーな構成で、こういったディスクブレーキ過渡期のバイクにお乗りの方は、追加投資無しで対応できるため、RXD3はありがたいのです。
ホイールを交換して、500kmほど走ってみました。
まず、軽量化による恩恵で、バイクの立ち上がりが速いです。
ヒルクライムも少し楽になりました。
ハブの性能ですが、¥200,000クラスの高級ホイールに比べると、やはり回転の滑らかさは譲るようですが、それでも標準的なハブに比べれば回転が軽く、十分合格点かな、と思われました。
少し気になったのは剛性で、そこまで硬い、というホイールではありませんでした。
これは、RXD3がシクロクロスにも対応をうたっているホイールで、純粋なオンロードバイク向けのチューニングが施されていないからでしょう。
どうしても気になる場合は、スポークのテンションを上げてあげれば、改善すると思われます。
私はツーリング用途に使う予定のため、このまま柔らかめで使い続けようと思います。
乱暴に使っても平気、超高級ホイールではないけれどもアップグレードの効果を実感できる、というホイールをお探しの方に、ALEXRIMS RXD3をおすすめ致します。
最後に、ディスクブレーキのローターを交換しました。
私、通勤、ツーリング時に、連続したハードなブレーキングをすることは無い(ツーリング時はありえますが、そこまで速度を出しません)ため、放熱フィンのついた豪華なモデルではなく、軽量、簡素なローターを好みます。
(なお、荷物を積まないカーボンロードバイクには、放熱フィンのついたローターを使っております。)
今回は、ASHIMA エアーローター ディスクローター 160mm ¥2,090(税込)にしました。
エアーローターという名前の通り、85gと軽量です。
SHIMANOの同価格帯ローター SM-RT66 ¥2,404(税込、SLXグレード)が145gほどですから、前後で120gと、ちょっぴり軽くなる計算です。
制動力もこの車体の使い方には十分といえます。
ローターの形もすこしおしゃれで気に入っております。
交換前のローターと交換後のローターです。
交換前のローターにはサビがずいぶんとでて、ノギスで計測しましたところ、0.2mm薄くなっておりました。
交換が必要な時期といえましょう。
完成です!!
パーツ代で¥94,380(税込)となりました。
通勤、ツーリング用として、使いやすいホイールをお探しの方に、今回の組み合わせをおすすめ致します。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
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