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ニセコグラベル参戦記 GIANT REVOLT ADVANCED FS MY2025で参戦 グラベルバイク グラベルライド

皆さんこんにちは。

bikeport横浜西口店小林です。

今年の7月~8月はコロナ、香港では肺炎で入院など体調を崩しに崩しまくり夏があったという間に終わってしまいました。

そんな不完全燃焼の私ですが、この過ぎさりし夏休みを取り返すべく、春に出場を決めたニセコグラベルのため9月は猛準備をしてきました。

このニセコグラベルは、北海道ニセコで行われるグラベルイベントですが歴史はまだ浅く、初回は2020年の開催時はたった5人だけの開催だったとか。

今となってはPanaracerをメインスポンサーに規模を拡大し国内最大級の大人気イベントとなりました。

雄大な北海道の大自然の中開催されるグラベルライドは、全国のグラベルライダーを魅了し、北海道の旬の食材を楽しめるエイドも人気の一つです。

レースイベントではないので、純粋にグラベルライドを楽しむイベントですのでバイクカテゴリーや服装の自由度は高く初心者でも楽しめるのも魅力ですね。

ともあれ神奈川からはるばる参加にあたり適当な車体で出場するわけにはいきません。

また病み上がりの私にはある意味『機材チート』といえる体力を十分にカバーしうるスペックのバイクが必要でした。

そこで用意したのがこちら↓


今回のBIKE・SPEC

⬜️REVOLT ADVANCED PRO FS Gen.4

GIANTからリリースされているグラベルバイクです。

⬜️メインコンポーネントはSRAM FORCE AXS XPLR 1×12S

⬜️タイヤはPanaracer GRAVEL KING X1 LTD 700×40C

⬜️ハンドルはCADEX GXハンドル400-420 フレア角16度


走行時の装備

⬜️タイヤレバー

⬜️チューブ1本

⬜️携帯ポンプ

⬜️携帯工具

⬜️補給食

追って機材ブログについてはアップしようと思いますが、結論から言うと今回のニセコグラベルではとても良い構成でした。


出場クラス

我々チームbikeportは私を含め系6名のグラベルライダーが集い、ニセコグラベル初出場となりました。

コースタイプは3種類

エキストラロング(EX LONG)125km グラベル比率40~50%

ロング100km グラベル比率40~50%

ミドル 69km グラベル比率30~40%

日本グラベルイベントだけあって獲得標高は1,100~2,200mとかなりアップダウンが多いコースレイアウトでした。

さてみなさん我々チームbikeportはどのクラスエントリーしたでしょうか。遠路はるばる参加しますからもちろん決まってますよね。

そうミドルです!!キリッ

え?短っ!!て思ったロードバイク乗りの方いますね。バカヤロー

グラベルの70kmはロードにおける1.5倍ほど距離に相当する労力を要します。←完全に私感覚

昨年の春に出場した安曇野センチュリーライドは120kmに参加しましたがこの距離ぐらいとほぼ同じぐらいの疲労感だったかなと思います。

いや、ある意味ではそれ以上だったかも…


ニセコグラベルスタート

出走30分前にはバイクチェックして万全の状態でスタートを待ちます。

新型REVOLTにはダウンチューブにポケットが設けられていますが、バナナは残念ながら入りませんでした。滝汗

携帯や工具や補給食はしっかり入りました。

ゼッケンの取り付けや各部トルクチェック、グラベルイベントということもあり一層入念にチェックしていきます。

グラベルライドは自然の中を走るのでバイクバックを各々取り付け、補給食や補修パーツ、着替えなど万全の状態で出走します。

さぁさぁチームbikeport準備が整いました。波乱のグラベルイベントなることも知らず…

ミドルクラスは朝9時スタートと超スロースタート。

この日の天気は曇り、最高気温は16度と関東の約半分程度の気温。

多くの方がレイヤリングは悩んだようですが、ほとんどが夏用ジャージに、レインジャケットを適宜羽織るようなスタイルが多かったです。

私は夏用ジャージにジレという組み合わせでしたが終始快適に走れました。 CADEXのカーゴビブは太もも部分にポケットが左右に一つずつ配置されており、スマホや補給食を入れて走れるにも関わらずペダリング時に突っ張らないので非常に気に入っています。

ウォーミングアップがてらの舗装路を3~4km程度走るいよいよ1つ目のグラベル区間が。

グラベル区間に入ると場の雰囲気が一変、北海道の開放感溢れる至高のグラベルに笑顔が溢れます。

グラベルの爽快感で皆内なる叫び声が漏れまくりです。


グラベルライドでオススメの構成

グラベル区間にもよりますが、一緒に走ったAさんの話だと割と砂利が締まった区間やラインもあり意外とタイヤは35Cでも行けるとのことでした。

やはり走るラインは選ばないと砂利がルーズな箇所での上りではトラクションをかけるのは非常に難しく、オンロードのように立ち漕ぎをすると後輪が抜けてしまいます。

大事なのは後輪に荷重をかけつつ一定のケイデンスでこぐということですが、これはある意味機材による影響が大きいと思います。

こういったトラクションをかけにくい環境下での上り区間を攻略する上で重要な要素の一つがギア比です。今回のニセコグラベルで私も実感しましたが大半のホビーライダーは0.7か0.8ぐらいまで(一番軽いギア)の設定があって良いと思います。(特に日本の起伏の激しいグラベルシーンでは)

たとえば0.8のギア比を実現するにはフロントギア比が36Tであればリアの一番大きいギアは44Tとなります。前と後で8T差あれば実現できるわけですがこういったギア比が再現できる構成はいわゆるグラベルコンポーネントもしくはMTBコンポーネントの構成でないとなかなか実現できません。

世界的には12速が主流になってきていますが、ギアの段数ではなくギア比を用途や脚力にあわせ選択することが重要です。

またタイヤ幅による設定できる空気圧、接地面の違いなどによりトラクションのかけやすさは変わってきますので、どのシーンをメイン(グラベルを走る割合)にするかによってタイヤ幅のチョイスも非常に重要と言えます。


イレギュラー出没

これらの重要な要素を全く無視したイレギュラーな存在が今大会には数名出没していましたが、そのイレギュラーの一人こそbikeportの代表こと福田の福田TCX号

THE 1×1 ワンバイワン 漢ギア シングルギア (※フリーギアです)固定ギアでの出走は禁止されています。

先述した要素を一切無視した我道を切り開く漢カスタム。

通り過ぎる多くのライダーが福田号の有志を見るやいなや皆脱帽…

ちなみにギア比は2だそうです。 ここまでの解説はなんだったんでしょうか。あえてメリットをあげるとしたら一番トラブルが少ない構成ということですね。

ケイデンスを落としてチンタラ走ることができないようで、むしろ一番速かったかもしれません。滝汗


マシントラブル

また荒れ狂うグラベルではマシントラブルも多く見かけました。パンクもある程度いたのかもしれませんがそれ以上に多かったのが『ロー落ち』と我々が呼んでいる一番軽いギアにあげた際もしくは一番軽いギアで走っている際に、ローギアを飛び越えてハブ側にチェーンが落ちて最悪の場合噛み込んでしまう厄介な現象。

原因は転倒などした際に、ハンガーorディレイラーが内側に向かって歪んでしまったまま走行、もしくは単純にロー側の可動域の調整不足によるものがほとんどです。
歪んでいたとしてもロー側可動域をしっかり調整していればひとまずは起きないトラブルですので、グラベルイベント前には点検にお持ち込みいただくことを強くオススメいたします。

チームbikeportは当然トラブルは一切なく(ハブのベアリングの寿命が来てしまったホイールがあったような)  チーム全員爆走できました。


エイドの楽しみ

エイドではホオヅキやミニトマト、夕張メロン、巨峰など関東のイベントでは信じられないようなエイドの充実っぷり。

走ったあとの夕張メロン最高!!

チームbikeportは夕張メロン、巨峰のCM待ってます。汗

私は疲労困憊で死亡…

グラベルガールズは写真撮影にも隙がありません。

メインスポンサーのキャノンデールソファで記念撮影。


感動の完走

またこの69kmというのは絶妙で後半になってくると、序盤はキャッキャしていたグラベル区間ですが、後半は舗装路に戻る方が嬉しくなっています。滝汗

グラベルのダウンヒルはバイクをコントロールする労力が激しく、グラベルのヒルクライムは急登かつトラクションを意識してペダリングするため舗装路ライドにはないタスクが様々。

脳みそすら

も疲弊しますね。

photo by GIANT JAPAN 3110さん

それでもチームメンバー関係なくその場で一緒にもがきあったライダー同士励まし合い、ピークでは互いを称賛しあえる素敵なイベントだと感じました。

私の方はバイクスペックに十二分に助けられなんとかすべてのグラベルを走破

小雨降る中病み上がりの私小林、無事69kmを完走しました!!(気持ちだけEXロング125km完走した風)

機材チート神です。

漢ギアライダー福田もまさかの完走!!(こっちはEXロング走っただけのレベルじゃない…)

商売的には「シングルギアで完走すんなよ」ってツッコミどころ満載でしたか、一国一城のチャリ屋代表魂を魅せてくれました。拍手!!

チームbikeport全員怪我トラブルなく無事69km完走!!

びちゃびちゃドロドロになっても楽しいグラベル!!

みんなで走ればもっと楽しいグラベル!!

達成感と爽快感がたまらないグラベル!!

そんな最高なグラベルライドを再認識できた夢のようなライドイベントでした。

この大会で感じたグラベルの楽しさや構成等、これからグラベルバイクを購入検討されている方には沢山フィードバックできると思いますので、ぜひ店頭までお話を聞きに来てくださいね。

photo by GIANT JAPAN JOEさん

 

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