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新古典主義 これが現代のツーリング車だ

皆様、こんにちは!!
bikeportスタッフの奈須野です。

本日は、通勤、通学といった普段使いから、休日のツーリング、さらには数週間以上のロングツーリングが可能な、MASI SPECIALE RANDONNEUR ELITE(スペシャーレ ランドナー エリート) 199,000円(税抜)をご紹介します。




概要
Frame : Tig Welded Double Butted Columbus CROMR Chromoly
Sizes : 49 / 51 / 53 / 56
Colors : Gloss Black
Fork : Chromoly Curved Blade Uni-Crown Flat Mount Disc,12mm Thru-Axle, Internal Dynamo Routing
Headset : Token Integrated Sealed Bearing
Crankset : Praxis Works Alba M24 48/32T
BB : Praxis Works M24, English 68mm
Derailleur Front : Shimano 105 R7000
Derailleur Rear : Shimano 105 R7000
Cassette : Shimano HG-700, 11-34T 11-spd
Chain : KMC X11
Pedals : N/A
Handlebar : Brev. M Compact Adventure Bend Alloy
Stem : Brev. M 3D Forged Alloy, 31.8mm
Tape/Grips : Masi Perforated Tape
Derailleur Shifter : Shimano 105 R7000
Saddle : Masi Classic Rivet
Seat Post : Brev. M Alloy, 27.2mm
Seat Post Clamp : Integrated w/frame
Wheelset : Brev M. 23mm internal Tubeless Ready,Double Wall, 32h/Alloy Disc Sealed Bearing 12mm TA Rear,Alloy Disc Sealed Bearing 6v 3w Dynamo 12mm TA, 32h Front Hub
Tires : WTB Horizon Tubeless 650x47mm
Brakes : TRP Spyre-C Flat Mount Dual Pistion Mechanical Disc, 160mm Rotor F/R
Brake Lever : Shimano 105 R7000


MASIとは
MASI(マジ、マジィ)とは、1949年、ファリエロ・マジィがイタリアで創設したバイクブランドのことです。
エディ・メルクスやファウスト・コッピといった伝説的なレーサーたちも愛用したという、レースシーンでの実績も豊富なブランドです。
MASIは最新のカーボンフレームバイクも製作しておりますが、現役でクロモリフレームのバイクを製作し続けているという、数少ないバイクブラントです。
本日ご紹介する、SPECIALE RANDONNEUR ELITEも今となっては珍しいフルクロモリバイクです。


1 古典的要素
まず、最初に、SPECIALE RANDONNEUR ELITEに採用されている、古典的な要素について述べます。
(1) クロモリフレーム

クロモリとは、鉄にクロムとモリブデンを添加した合金で、アルミ合金に比べてしなやか、粘り強さがあるのが特徴です。
確かに、アルミフレームのバイクに比べると、加速感、反応性の良さは譲りますが、のんびりゆったり走るような場面であれば、クロモリのしなやかさが路面からの衝撃を吸収してくれて、乗り心地が優しくなります。
衝撃吸収性が高い、ということは疲労度の軽減につながるというわけでして、通勤、通学といった毎日繰り返される行為やロングツーリングなどに向いた素材といえましょう。
さらに、アルミ合金に比べるとパイプを細くしても強度を保つことができるため、クロモリバイクはアルミ合金のバイクに比べてほっそりとしたシルエットになります。
必ずしもほっそりしたシルエットが良い、とは限りませんが、現代の極太パイプのバイクとは違った雰囲気を醸し出すことができます。

カーボンフレームとの違いは、クロモリは粘り強いため、局所的な力が加わってもフレームが破断しにくい、という点にあります。
カーボンフレームは設計者が意図した方向の力に対しては強固ですが、意図しない方向の力が働いた場合、比較的容易にひび割れ、破断してしまうことがあります。
それに対して、クロモリであれば破断までは至らず、へこむだけ、たわむだけで、金属疲労による折れがほとんど無い、耐久性の高さが特徴です。
前述しましたように、局所的な力に強いのも特徴で、ゆえに、クロモリであれば、キャリア取付用のダボ穴なども破断しにくいのです。

さらに付言すれば、クロモリは要するに鉄ですから、溶接が容易です。
町工場レベルであっても溶接することが可能で、お話が急に飛躍しますが、世界一周といったロングツーリングに用いられるバイクはほとんどがクロモリ製で、特に南米、アフリカなど補給、補修に難のある地域を走破する場合は、クロモリバイクがおすすめなのです。


(2) ブランドロゴ
最近のバイクのトレンドは、ブランドロゴをあまり前面に押し出さず、塗装もマット地にする、といった地味路線です。
しかし、SPECIALE RANDONNEUR ELITEはそれに逆行するかのように、MASIのブランドロゴが多用され、塗装もグロス地です。




最新のバイクでありながらも、クラシックな雰囲気を出しております。


(3) 鋲付きサドル
かつてのサドルは、表面に革や布地を張り、それを鋲で固定しておりました。
SPECIALE RANDONNEUR ELITEも鋲付きのサドルで、これまたクラシックな雰囲気を演出しています。
単に見た目だけではなく、ロードバイクとしては柔らかいサドルで、前傾姿勢がそれほど強くないツーリングモデルとして、お尻が痛くなりにくい工夫がされております。


(4) シルバーのフェンダー
フェンダー(泥よけ)が標準装備されています。
フェンダーが標準装備のロードバイクというだけでも珍しいですが、それがピカピカのシルバーです。

現在の自転車パーツはブラック塗装されたものが主流ですが、かつてはメッキされたままのシルバーパーツが流行しておりまして、SPECIALE RANDONNEUR ELITEは敢えて昔風のデザインを採用している、というわけです。

フェンダーが標準装備されているのは、単に見た目だけでなく、日々の生活に役立つからでもあります。
日本は雨の多い地域です。
通勤、通学であれば雨の日であってもバイクに乗ることもあるでしょうし、ロングツーリングの時も雨天となることもありましょう。
フェンダーがあれば衣類の汚れを最小限にすることができるので、実用性の高いパーツです。
さらに、フェンダーを後付けしようとすると、汎用的なフェンダーを選ぶしかなく、汎用的なフェンダーというのは、その名の通りどのバイクでも合うように設計されておりまして、ゆえに、バイクとの統一感、一体感が損なわれる場合もあり、SPECIALE RANDONNEUR ELITEのように専用のフェンダーが最初から付属しているのであれば、デザイン上の齟齬(そご)も生じない、という訳であります。


2 先進性
次に、SPECIALE RANDONNEUR ELITEの先進性について述べます。
SPECIALE RANDONNEUR ELITEは、へそ曲がり的に最新のトレンド、技術に背を向けているのではありません。
(1) 650B 47Cタイヤ
パッと見て目立つのは、タイヤの太さです。
47mmという極太のタイヤを履いております。

かつてのツーリング車であれば、26*1 3/8などのタイヤを履くことがほとんどで、タイヤの太さは37mmほどでしたが、それよりも遥かに太いタイヤを履いております。

太いタイヤの利点は、エアボリュームが増えるため、路面からの衝撃を吸収してくれて、乗り心地が良くなることです。
さらに、グリップ面が増えるため、悪路でも走破しやすくなる、という点もあります。
また、例えば、世の奥様方が乗っておられる子乗せ電動車が極太タイヤであるように、重量物を乗せる場合は太いタイヤのほうがリム打ちパンク、タイヤバーストをしにくくなるため、有利なのです。
後述しますが、SPECIALE RANDONNEUR ELITEはフロント、リアキャリアの搭載が可能で、4つのサイドバックを装着するといった重装備ツーリングのときに太いタイヤが活躍します。

それではタイヤは太ければ太いほど良いのかといいますと、そうではなく、タイヤは筒状の形をしておりますから、横に太いタイヤというのは、当然、縦の高さもある、ということになります。
つまり、太いタイヤを履くと、車輪全体(周長)が大きくなります。
自転車の進化の過程で、成人がペダリングするには、おおよそ26-28インチくらいの車輪径が発進と速度維持のバランスに優れているということで、現在のバイクのホイール径はそこに落ち着いたのですが、仮に47mmもの極太タイヤを一般的な700Cホイールに履かせると車輪径が大きくなりすぎ、非常に乗りにくいバイクが出来上がってしまいます。
そこで、ホイールをやや小さめにして、全体の車輪径は700*25Cとほぼ同等となるような仕組み、650B、27.5インチという規格を採用しているのです。
650Bタイヤというのは、最新のアドベンチャー系バイクのトレンドです。


(2) チューブレスレディ対応
最近のパフォーマンス重視のロードバイクは、軒並みチューブレスとなっておりますが、SPECIALE RANDONNEUR ELITEもそのトレンドを取り入れています。
チューブが無いことによる利点は、瞬間的にタイヤが潰れても、リム打ちパンクをしにくくなることです。
さらに、シーラントが内部の気密性を高めて、僅かなパンクであればシーラントが穴をふさいでくれます。
通勤、通学時のパンクは、思わぬタイムロスとなりますから、極力避けたいものです。
ロングツーリング時であっても峠道など、周囲に自転車店が無いことも多々あり、パンクはやっかいなトラブルです。
SPECIALE RANDONNEUR ELITEであれば、そのリスクを最小限にすることが可能です。


(3) ディスクブレーキ
これまた最近のロードバイクは、急速にディスクブレーキ化が進んでおりますが、SPECIALE RANDONNEUR ELITEもディスクブレーキです。

ディスクブレーキ採用による利点は、ホイールの外周部付近で制動する従来のリムブレーキと比べて、制動面が路面から離れているため、雨や汚れによる影響を受けにくいことです。
つまり、荒天時でもリムブレーキより、制動力が落ちにくいという利点があります。
雨の日でも安心して乗ることができる、というのは通勤、通学、さらにはツーリング時にもありがたい要素です。

もっとも、SPECIALE RANDONNEUR ELITEは出先でのトラブルに対応しやすいように、油圧式ではなく機械式のディスクブレーキを採用しています。
機械式ディスクブレーキであれば、輪行時もそれほど気を使わなくても良いため、扱いが容易です。


(4) スルーアクスル
スルーアクスルとは、ホイールを支えるシャフトが、フレームを貫通している、というものです。

ところで、数年前までのロードバイクは、ほとんどがクイックリリース式のホイールを装着しておりました。
着脱が早いというのが最大の利点です。
しかし、ディスクブレーキが普及するにしたがって、クイックリリース式ホイールでは新たな問題が発生してきたのです。
ディスクブレーキの強力な制動力に負けないだけの強固なハブが必要になってきたこと、ディスクブレーキモデルでクイックリリース式のホイールを使った場合、制動時に下方に力が働くため、フレームに切り欠きのあるクイックリリース式では、ホイール脱落の恐れがあること、などの理由から、クイックリリース式のディスクブレーキモデルは急速に市場から消えました。

このような理由で、SPECIALE RANDONNEUR ELITEもスルーアクスルを採用しております。

クイックリリース式に比べると、ホイールの着脱にやや時間はかかりますが、それも数十秒の差といったもので、パンク修理時、輪行時などにもほとんど不便を感じることはありません。


(5) フレアハンドル
最近流行の、グラベル系バイクで採用されている、フレアハンドルです。

フレアハンドルとは、ハンドルの下方が広がっているものです。
下ハンドルを握る時というのは、速度を出そうとする時ですが、悪路を高速で走行する場合、ハンドル幅が広いほうがバイクコントロールが良くなりまして(例えば、MTBのハンドルはロードバイクよりも遥かに長大です)、SPECIALE RANDONNEUR ELITEも高速走行時の安定性を増すために、フレアハンドルを採用しています。

さらに、フレアハンドルであれば、フロントバッグを装着したときに、STIレバーを操作しやすくなる、という利点もあります。
下ハンドルが直立している通常のハンドルバーでは、STIレバーを内側に押し込むときに、フロントバッグと干渉して、うまく操作ができない場合があります。
しかし、フレアハンドルであれば、バッグとのクリアランスが取れるため、STIレバー操作の余裕ができる、という訳です。


(6) 105 7000系
SHIMANO 105 7000系のコンポーネントを採用しています。
11速対応で、精度、耐久性の高さなどは、レースシーンでも実証済みです。


(7) ハブダイナモ
最新のトレンド?とは言いにくいものがありますが、ロードバイクでありなから、ハブダイナモを搭載しています。
ハブダイナモとは、ホイールが回転することで発電するハブのことです。

電池交換や電池充電を気にせずに、夜間も安心して走ることが可能です。
通勤、通学、ロングツーリング時にも役立ちます。
ハブダイナモ、LEDライトも日々進化しておりまして、SPECIALE RANDONNEUR ELITEのハブダイナモは回転時にほとんど抵抗は無く、さらに光量も十分あります。


3 その他
(1) ハブダイナモケーブル内装
ハブダイナモのケーブルをフロントフォークに内蔵可能です。
ケーブル周りがすっきりするため、美観を損ねません。


(2) ダウンチューブ下ボトルケージ
ダウンチューブの下にもボトルケージ台座があります。
標準で、3つのボトルケージを搭載することが可能です。

もっとも、ダウンチューブ下のボトルケージは、フロントホイールとのクリアランスが広いとは言えないため、800ccクラスの大型ボトルを搭載しようとすると、フロントホイールに干渉してしまいます。
そこで、500cc以下の小型ボトルか、ツールボックスなどを装着するのが良いと思います。
あるいは、輪行袋を入れるのも良いでしょう。


(3) フロント、リアキャリア搭載可能
フロントフォーク、シートステイにダボ穴があります。
フロントキャリア、リアキャリアの装着が可能で、強固なクロモリフレームという利点も相まって、数十キロといった荷物を積載することが可能です。


いかがでしたか。
SPECIALE RANDONNEUR ELITEには、日々の通勤、通学に役立つ要素が盛りだくさんです。
もともとツーリング車として開発されておりますから、耐久度の高さも折り紙付きです。
日本一周といったレベルのロングツーリングも余裕を持って対応可能です。

なお、昨今はモデルによってはバイクの供給量が極端に減っているものがございます。
その中では、SPECIALE RANDONNEUR ELITEは比較的在庫が豊富で、ご注文から数日で入荷することが可能です。
さらに、スタッフ奈須野が通勤に使用しているバイクもSPECIALE RANDONNEUR ELITEでして、店頭在庫が無い場合は、(多少汚れていて恐縮ですが。。。)スタッフ使用バイクをご覧頂けます。
スタッフが出勤していない曜日もございますから、事前にお電話等でご確認頂けると確実です。


本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。

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