横浜・新宿・湘南のスポーツ自転車専門店|バイクポート

横浜西口店 TEL:045-620-3771
新宿都庁前店 TEL:03-6258-0130
湘南ベイサイド店 TEL:0466-53-7775
お問い合わせフォーム

INFORMATION

パワーメーター付は2020年モデルまで GIANT TCR ADVANCED 2 KOM SE

皆様、こんにちは!!
Bikeportスタッフの奈須野です。

本日は、パワーメーター付きのロードバイクとして、圧倒的コストパフォーマンスを誇るGIANT TCR ADVANCED 2 KOM SE (2020年モデル) ¥210,000(税抜)をご紹介致します。


1 概要
SIZE : 425(XS),445(S),470(M),500(ML)mm
WEIGHT : 7.9㎏(445mm)
FRAME : Advanced-Grade Composite,VARIANT Composite Seat Pillar
FORK : Advanced-Grade Composite,Aluminum OverDrive Column
CRANK SET : SHIMANO 105 Compact with GIANT POWER PRO S
BRAKES : SHIMANO 105
WHEELS : GIANT P-R2 DBL WheelSet
TIRE : GIANT GAVIA AC 1 700x25C Tubeless Ready
SPEED : 22 Speed
COLORS : ブラック, レッド


2 パワーメーター標準装備

パワーメーターとは、ライダーがペダリングをした時の力をワット数で計測してくれる、というものです。
多くのロードレースは、マラソンに似ておりまして、長距離耐久レースという側面が強い競技です。
そういった競技ではスタミナの配分、マネジメントが極めて重要になります。
従来であれば、スピードメーターを用いて、自分にどのくらいの負荷がかかっているのかを推測しておりました。
しかし、走行速度というのは、風、斜度などの影響によって、ものすごく変化するもので、客観的な負荷度合を計測するには不向きなものでした。
また、心拍計を用いて負荷の度合いを計測することも可能ですが、心拍計というのは装着がやや面倒というのも事実です。
パワーメーターの出現によって、上記のようなスピードメーター、心拍計にあった欠点を克服して、より、客観的に負荷の度合いを計測することが可能になりました。

いきなりロードレースの話題をいたしましたが、ホビーユースであってもパワーメーターの恩恵は絶大で、長めのツーリング、ヒルクライム等で、体に無理をさせすぎないための指針として有益な存在となります。
さらに、ダイエットなど、減量を主目的とする場合にも、低すぎる負荷は脂肪燃焼の効率が下がり、逆に高すぎる負荷もこれまた無酸素運動になってしまうわけで、パワーメーターがあれば、そのあたりのさじ加減をリアルタイムで表示してくれるため、お役立ちアイテムとして、ありがたい存在です。

長々と申しましたが、TCR ADVANCED 2 KOM SEには、パワーメーターが標準で装備されております。
しかも、パワーメーターは単独で装着しようとすれば、¥50,000はするパーツです。
¥50,000相当のパーツが標準装備されて、フルカーボン、105で¥210,000(税抜)となっており、本モデルはコストパフォーマンスの高さが際立っています。


3 パワーメーター標準装備は2020年モデルまで
先日、GIANTはTCRの2021年モデルを発表いたしました。
2020年5月現在では、実は2020年モデルと2021年モデルが併売されている状態です。
そして、2021年モデルのTCR ADVANCED 2 KOMは、お値段据え置きの¥210,000(税抜)で、なんと!!
パワーメーターが無くなりました。
¥50,000相当のパワーメーターが標準装備されなくなったのです。

2020年モデルは、GIANTが業界にパワーメーターを一挙に普及させようと、かなり戦略的な価格設定をしておりましたが、2021年モデルはいったん落ち着き、フレームに注力することとなりました。
バワーメーター付きのTCR ADVANCED 2 KOM SEをお探しであれば、この時期のみ、あと数ヶ月もしないうちに2020年モデルは完売になってしまうと思われます。


4 フルカーボン
さて、パワーメーターの話題が長くなりましたが、他の要素についてお話します。
ロードバイクにおいて最も重要なのはフレームである、そうお考えになる方が多いと思われます。
TCR ADVANCED 2 KOM SEはフルカーボンです。

カーボンの利点は、剛性と軽量性を高いレベルで維持できる、すなわち、軽いのに硬いという背反する命題を実現できるということにありますが、さらに重要なのは、微振動の吸収性に優れる、という点です。

ロードバイクは高い気圧のタイヤで、アスファルトの上を疾走する乗り物のため、路面からの衝撃というものが常につきまといます。
アルミロードバイクに乗りますと、その振動が、カンカンカン、という感じで、ライダーに伝わってきますが、フルカーボンのロードバイクであれば、振動のカドを取ってくれるため、長時間のライドでも疲労が溜まりにくいのです。
ロードレースは長距離耐久レースという側面が強い、と先ほど申し上げましたが、カーボンフレームであれば、より長時間のライドも容易になる、というわけです。


5 105
イチマルゴ。
スポーツバイクに興味をお持ちの方であれば、よく聞くワードですが、TCR ADVANCED 2 KOM SEは105がフルセットで装備されております。

なお、ご来店いただくお客様から、105が良いって聞きました、買うなら105を搭載したバイクと勧められました、といったお話をしばしば受けます。
イチマルゴとは、SHIMANOのロードバイクコンポーネント105のことですが、105であれば良い、というのはある意味正解ですが、非常にザックリとした表現です。

どの分野の製品にも、一定の価格帯を超えると一気に性能が上昇するライン、境界線があると思いますが、その性能上昇の境界線にあたるのが105なのです。
しかし、一口に性能と言いましても、耐久性、パーツの精度などは、より廉価なTiagra、SORAも年々上昇して、その差は縮まってきております。
105であることの最大の利点は、上位グレードのDURA-ACE、ULTEGRAと互換性のあるパーツが多く、将来のアップグレード、補修が容易である、という点にあります。
Tiagra以下のパーツは、STIレバー、ディレイラーなどが独自規格で、互換性の幅が狭いです。
さらに、これはやや下世話な表現になってしまいますが、105が搭載された完成車は15万円以上はするのが通例で、このくらいの価格帯であれば、ホビーレースにも参加できるくらいの最低限の性能は備わっているであろう、という大まかな目安になります。

とはいえ、これらはあくまで目安で、105が搭載されていれば良いバイクなのだ、と決めつけるのは早計です。
また、互換性を気にしない、パーツのアップグレードをしない、というのであれば、Tiagra等のコンポーネントでも十二分に活躍してくれますし、初めてのロードバイクで、その方がものすごくロードバイクに傾倒した場合には、そもそも部分的なアップグレードをする前に車体を乗りつぶしてしまう(走行距離数万キロ等)と思われまして、過度な105信仰というのは無益であると、個人的には考えます。

いずれにせよ、TCR ADVANCED 2 KOM SEには105がフル装備されております。
変速性能の精度、ブレーキの剛性感などは上位グレード譲りの高性能で、かつ、耐久性も十分です。
敢えてフル装備と申し上げたのは、完成車によっては、ディレイラー等の目立つ部分だけ105を使い、画像では目立たない部分に、こう申しては失礼ながら、廉価帯のパーツを使う、という手法が散見されるからです。


6 フレーム剛性
画像をご覧頂けると分かるように、ライド時に力のかかる部分は、ぐわっとボリュームアップして、高剛性を確保しております。


さらに、力のかかりにくい部分は大胆に細く、メリハリのあるフレームです。

完成車重量は7.9kgと非常に軽量。
(なお、2021年モデルも7.9kgと同重量です)


7 KOMたるゆえん
KOMとは、King of Mountain、山岳王という意味です。
完成車重量が軽いという点もさることながら、11T-34Tというワイドレシオのリアスプロケットを採用しています。
これにより、ロードバイクながらも低ギア比を実現して、ヒルクライムがらくらくこなせる、という仕掛けになっています。


8 チューブレスレディタイヤ
チューブレスレディ対応のタイヤです。
小さなガラス片、金属片くらいでは、内部のシーラントが即座に穴を埋めてくれるため、空気漏れをしません。
仮にパンクをしたとしても、従来のチューブ内蔵タイヤと異なり、完全に空気が抜けるまで時間がかかるため(チューブ内蔵型のタイヤの場合、3秒とかのレベルで空気圧が0になることもあります)、例えばダウンヒル、コーナリング時にパンクをしてしまったとしても、回避運動が容易になり、安全性が大幅に増します。


9 カスタマイズ例
バーテープを鮮やかなイエローに変更しています。

ライトは500ルーメンというナイトライドでも安心の光量を誇るRecon HL500。
リアライトには、Uniclip TLを装備。

ボトルケージは、スパカズです。

横浜西口店では、様々なロードバイクの試乗車をご用意して、実際に複数の車体を乗り比べることが可能です。
バイク選びでお悩みのときは、いつでもご来店ください。


本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。

過去のバイクポートのお知らせはこちら