こんにちは。湘南ベイサイド店の松坂ですっ!
最近は新横パークとうみかぜ公園に行きたくてソワソワしています。
今回ご紹介致しますのは、皆さんにあまりなじみのないと思われるストリートMTB、プレイバイクというジャンルの自転車です。
MTBと聞くと山を走ったり斜面を下ったりなどを思い浮かべる方も多いのではないかと思います。
確かに名前の通り本来は山道のような悪路を走る事を目的として作られた自転車ですので、多くの方々はそのような楽しみ方をされている方がほとんどではないかと思います。
しかし、ストリートMTB、プレイバイクは最近の流行している27.5インチや29インチ規格ではなく、昔ながらの26インチです。
平坦な道路で飛んだり(バニーホップ)回ったり(180バニーホップ)リアタイヤだけでバランスを取りながら走行したり(マニュアル)と言ったトリックを行うことに重点を置いたMTBです。
道路や公園以外でも、ダートジャンプやスケートパークなどでもプレイすることが出来ます。
こちらは二年前の松坂の某スケートパークでのバンク抜けのバニーホップです。
今回購入頂きました車体のオーナー様は常連のs藤様。
MTBは冬になると常設コースが閉鎖してしまう所が多く、冬などに近場で基本的な動きの練習がしたいとのことでしたので、以前ご購入頂きました2018モデルのTRANCE 2をカスタムした際に余ったパーツたちも使いながら組んでいくことになりました。
そしてご購入頂き使っていくフレームはDABOMB sonic boomです。
DABOMBは最新のジオメトリを取り入れつつ、価格も抑えめなのでコストパフォーマンスが高い事で知られています。
当店でもイチオシのブランドの1つです。
組付けるとこんな感じです!
トップチューブから1直線になっているこのシルエット、とてもストリートMTB、プレイバイクらしくて好きです。
次にフォークです。TRANCE 2についていたFOX 34 RHYTHM OverDrive Column 150mm Travel 15mm Axleを装備。
プレイバイクでも当店で
元々は27.5インチのホイールが付いていましたが、そこはストリートMTB、プレイバイクらしく26インチを選択。
ストリートMTB、プレイバイクで乗り味に深く関わってくるタイヤ、そこで選んだのがBTLBIKESのFUNBOXTIREです。
このタイヤは何と言っても軽いのが特徴です。他の26インチのタイヤ重量は750~800gなのに対して、なんと驚愕の595g!!!
実際に私も様々な重量のタイヤでBMXやストリートMTBに乗っていたからこそより分かるのですが、タイヤの重さというのは技やライディングに直に影響してきます。特にストリートMTB、プレイバイク初心者の方には軽いタイヤをオススメしております。理由としては、自転車の動きや技の雰囲気を感じ取りやすいからです。
装備!!!
このブロックパターンも乗りやすそうです!
ペダルはFIREEYEのSikkitlesをチョイス。
縦横の幅も広くピンの食いつきも良いのでストリートMTB、プレイバイクにぴったりです。色はフレームの差し色に合わせてホワイト。やっぱり白黒の組み合わせは王道でカッコいいですね!
ストリートMTB、プレイバイクで使う主な種類は(大まかに)2種類ありまして、鉄ピンのペダルとプラスチックピンのペダルがあります。
どちらもメリットデメリットがはっきりしており、鉄ピンの長所は圧倒的な食いつきの良さとピンの耐久面です。
食いつきの良さは折り紙付きで、濡れていようが土・泥が付いていようがほとんどの場合滑りません。
名前の通りピンが鉄でほとんど減らないため、交換の頻度が下がり、結果的にコストパフォーマンスも良いと言うことになると思います。(ペダル本体が逝かない限りのお話ですが)
この様に「無敵最強」かと思われる鉄ピンのペダルも短所はあります。それは圧倒的な物理的ダメージです。
技の最中にペダルが脛にあたることを通称「脛ペ」というのですが、その威力と言ったら言葉では形容できないほどの痛みです。
技のチョイス次第ではほんの少しミスをしただけで彼らは牙をむいてきます。始めたての頃も動きが理解できなかったり、リカバリーが下手というのも相まって脛ペを量産してしまったと記憶しております。かく言う私も数えきれない数の脛ペを経験しております。(本当に具合が悪くなるし、もう脛はゾンビのようにetc...)
プラスチックピンは今の鉄ピンの説明の大まか逆だと思って頂けると良いと思います。しかし耐久面もグラインド(物にペダルやペグ、クランクを引っ掛ける事)をしない限り目に見えるスピードで減るということはありません。そして使えば使うほど馴染んでくるので乗りやすくなります。私、松坂はプラスチックピン推しです。脛ぺのダメージは鉄ピン程ではありませんが痛い物は痛いです(ニッコリ)
フロントハブはFIREEYEのものを取り付けました。
このハブは幅広い規格、カラーを展開しており、様々な物に対応出来ます。回転も良く、コストパフォーマンスも高いのが魅力です。
スポークはAtomlaboの白スポークを使いホイールを組ませて頂きました。ここでも白黒コンビを採用していきます。
最後にイケメンな後ろ姿を。
s藤様、今回はご依頼頂きまして誠にありがとうございます。
この様に余っている26インチMTBパーツを持ち込み頂ければコストを抑えて組み上げることが可能です。
押し入れや倉庫にパーツを眠らせちゃっているマウンテンバイカーの皆さん、冬のトレーニング用、その辺の近場でMTBを使って遊びたいとのことがありましたらドシドシご相談ください!
今度、ストリートMTB、プレバイクをお持ちの皆さまをお呼びして練習会イベントでも開催しちゃいたいなと考えている松坂です。
ではこの辺りで失礼します。