とある作業案件のご紹介。
作業を施す車体はこちら!PINARELLOのGANです。僕はあまり詳しくないのですが、ピナレロの中堅クラスのバイクだったような。
今回はお持ち込み&パーツ購入の作業です。
休日はヤビツ峠で登りを楽しむ車体のオーナー様。ヒルクライムレース等にも出られるそう。
決戦用ホイールセットは別に持っているそうで、今回は練習用(普段用)で手頃なホイールを探し当店へ。
元々はTOKEN(トーケン)のC22をお探しのようでしたが、僕も以前使用していたことがあったのでメリット、デメリットなどを色々お話した上で、こちらからオススメさせて頂いたのが
何度か当店ブログでも登場しているコストパフォーマンス重視のCRODER。
今回御案内したのはALLEGRO2 重量は1405g
価格は¥60,000(税抜)
交換作業を早速。
純正のホイール&タイヤチューブ、クイック前後まで付け、スプロケットは外しての条件で測量。2.98kg
まあ、完成車の付属のモノなので、妥当な重量ですかね。
同じくタイヤ&チューブ、クイック前後まで付け、スプロケ外しの状態で測量。
いきなり660gもダウン!
ちなみにタイヤはミシュランのLITHON2(220g、¥3100税別)とキャノンデールのチューブなので特に軽量ではありませんが、純正ホイールの重量を大きく下回りました!
デザインも◎
メーカーロゴも栄えて社外ホイールの風格がありますね。
そして今回は、ホイール交換と併せてもう一つ作業が。
「フロントのシングル化」です!使わない余計なギアを外して更に軽くします。
登場するのが、MTBではお馴染みのナローワイドチェーンリング。
簡単に補足説明するとフロントディレイラーやデバイスが無くてもチェーン落ちすることが無いチェーンリングです!
今回の車体、現状のギアがフロントクランクがコンパクトの34-50でリアスプロケット11-32です。
つまり、一番重いギア→4.5、一番軽いギア→1.06※1.0625、となりますね。
今回は38Tのギア一枚への交換ですから
一番重いギア→3.4(現状のアウター50T×15Tくらいのギア比)
一番軽いギア→1.18※1.1875(インナー34T×28T※厳密には29T相応のギア比)
となります。
裏面はこんな感じに。
ロードクランク対応のナローワイドという製品自体がかなり珍しいのですが、MTBブランドの大御所RACEFACEから発売されております。(厳密にはシクロクロス用らしいですが。)
現在の5アームコンパクトクランク(PCD110)に取付可能なナローワイドの最小ギアは「38T」です。ちなみに残念ながらシマノロード4アーム用は現在発売されておりません。。。
今回はたまたまクランクが純正のままのシマノのノンシリーズ(5アーム)でした!
正にナローワイド為に準備されていたかのよう。笑
装着するとこんな感じに!シンプルイズベストですね!
先程、裏面の写真を写したのはこの為です。
チェーンラインによって、内側の方が良いケースも。
個人的には裏面の方がデザインは好きです。
さてさて、気になる測量タイム。
チェーンリング二枚、フロントディレイラー、ダブル用固定ボルト×5、ワイヤーの重量は300gでした。
一報でナローワイドの方がチェーンリング、スギノ製のシングル用固定ボルト×5で100g!ここでも200g程、軽量化に成功しました!
BEFORE
AFTER
外観もカッコ良くなりましたね!
とりあえず今回ご紹介した箇所で860gもの軽量化が出来ました。他にもサドルなどを交換しているので、厳密には1kg弱くらい元の重量より減っているのではないでしょうか。
I様、この度は当店の御用命有難う御座いました!次回はどこをグレードアップさせましょうか。笑