皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
本記事は
新宿都庁前店 BRIDGESTONE RADAC ブリヂストン・レイダック オーバーホール / 日本最北端、最東端、最南端 / その2 分解編
の続きとなります。
取り外したパーツを丁寧にクリーニングしていきます。
リアディレイラーをクリーニングします。
プーリーに汚れがたまり、抵抗となっています。
丁寧に汚れを除去します。

フロントディレイラーをクリーニングします。
砂などが詰まるとフロントディレイラーの動きが渋くなるため、丁寧にクリーニングします。

ボトムブラケットをクリーニングします。
かつて主流であった、カップアンドコーンという仕様であるため、内部を分解すると、ボールベアリングと受けが露出します。
大量の砂、ホコリが詰まっておりまして、素手では回らないくらい、回転が鈍くなっておりました。





内部を徹底的にクリーニングして、新しいShimanoプレミアムグリスを充填します。




見違えるほど回転が良くなりました。
チェーンホイールをクリーニングします。
汚れのたまったチェーンホイールは、常に汚れでヤスリがけをしながら走っているようなものでして、パーツの寿命を縮めてしまいます。
歯の内側も丁寧にクリーニングします。

カセットスプロケットをクリーニングします。
通常のオーバーホールであれば、カセットスプロケットを外すのですが、今回のホイールはユニグライドスプロケットという、現行の仕様の前世代のものでした。
このスプロケットが完全に固着しており、スタッフ二人がかりで外そうと試みましたが、いかんともし難く、強引に外した場合、フリーボディを壊してしまう可能性があるため、スプロケットを外さずにクリーニング、グリスアップすることに致しました。
クリーニング前のようすです。

クリーニング後です。だいぶん綺麗になりました。

フレームをクリーニングします。
フレームを様々な角度に回転させながら、クリーニングしていきます。


まず、汚れを落とします。
次に、キズを消していきます。
最後に、ガラスコーティングをかけます。

ガラスコーティングとは、ガラスと同じ主成分である、二酸化ケイ素を塗布することで、キズ、紫外線による日焼けを防止しながら、ツヤを出す、という施工法です。
かなりツヤが出てきました。


ホイールをクリーニングします。
ホイールに汚れがあると、一挙にバイクの美観を損ねるといいますか、ホイールの美しさはバイクの印象を決める重要なポイントです。
クリーニング前のようすです。

クリーニング後です。

オーバーホールとは、単に外観をクリーニングするだけの作業ではありません。
ホイール内部のベアリング部分を分解します。
ハブを分解して、内部のボールベアリングを摘出します。



内部を徹底的にクリーニングして、Shimanoプレミアムグリスを充填します。

玉当たり調整をして、完成です。

クリーニング前と比べて、素晴らしく回転が良くなりました。
自転車において、ホイールは極めて重要なパーツで、ホイールの回転抵抗の低さは、即、走りの軽快さにつながります。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
新宿都庁前店 BRIDGESTONE RADAC ブリヂストン・レイダック オーバーホール / 日本最北端、最東端、最南端 / その4 完成編



