今日の作業は、、、
185mmステムってあるんですね、、、。こんな長いステム初めて見ました。手前のステムが短いわけではありません。手前が100mmです。
あ、今回の作業はロードバイクではありません!185mmをロードバイクに入れたら確実に体を壊しますね。笑
近年はすっかり激減してしまいましたが、今回は久々のトライアルバイクのカスタマイズ作業。
トライアルバイクには20インチ、24インチ、26インチと三つのインチ数があります。全て大人用ですので、20インチだと必然的に高い位置にハンドルが必要となります。
なので、このような角度のついた長いステムが必要になります。
先ずは185mmをインストール。こんな感じになりました。
続きまして、今回は駆動系の作業も依頼を受けました。
入庫時、ペダルの付け根がグラグラに…。岩などの障害物に激しくぶつかるバイクですので、MTB以上に全てのパーツが消耗品です。クランクも例外ではありません。
新しいクランクを取り寄せました。これを機にフロントフリー化の作業を御依頼を頂きました。
フロントフリーとは…通常の自転車はリアホイールのフリー(フリーボディー)が空転することで、足を止めた状態でも車体が進むようになっております。
そのフリーがリアホイール側でなく、クランク側に位置することをフロントフリーと呼びます。
【メリット】ホイール(足回り)が軽くなるので自転車が振り回しやすくなり、体感的にもとても軽く感じます。足を止めても常にチェーンが回っているので(26インチなどの)変速機有りのバイクであれば、クランクを回さずに変速が行えたりするメリットもあります。
【デメリット】足を止めても常にチェーンが回っているので失速しやすいです。つまり、トライアルバイク以外に採用されない理由はコレです。
さて、交換作業開始。
壊れたクランクを除去。
リアフリーも一旦除去。いつも苦戦するのですが、コレを外すのがめちゃくちゃ、、、もう尋常じゃないくらい固いのです。常に人が踏む力でネジが閉まっているので。
リアフリーを除去&固定ギアを取付。後ろは12Tをインストール。
BEFORE
リングガードも新調して、リング径も小さくなり、性能共々に見た目も良くなりました!
数年前、普通のエントリーモデルだった20インチトライアルバイクでしたが、ペダルを替え、ブレーキを替え、ホイール・タイヤを替え、そして今回ステムと駆動周りを。
スキルアップと共に色々変わっていきました。
H田様、日頃よりご利用ありがとう御座います。写真撮り忘れましたが、グリップもちゃんと交換してあります!