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新宿都庁前店 1台で通勤、通学 休日のお出かけ ツーリングにも活躍 汎用性の高いロードバイク GIANT CONTEND AR2 ジャイアント コンテンド ¥220,000(税込)

皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。

本日は、一台で、通勤、通学、週末のお出かけ、ツーリングもこなせる汎用性の高いロードバイク、GIANT CONTEND AR2をご紹介致します。


1(1) a) 通勤、通学中にパンクをしてしまうと、思わぬタイムロスにつながります。
つまり、パンクしにくい車体が望ましいです。

b) また、通勤、通学では市街地を走ることが多く、頻繁な停車、発車を繰り返します。
つまり、(ロードバイク本来の用途とは矛盾するようですが)、BBハイト、車体の重心が低いモデルであれば、乗り降りがしやすくなるでしょう。

c) さらに、通勤、通学は日々の移動手段、足ですから、可能な限り維持費がお安いものが良いでしょう。

(2) a) 週末のお出かけ用車体に求められる要素とは、ある程度の長距離、50km、100kmであっても楽に、安定して走ることができること。
つまり、直進安定性、衝撃吸収性に優れていることが求められます。

b) また、時には加速したり、スポーツバイクらしい、軽やかさも求められます。

(3) ツーリングに求められる要素は、週末のお出かけに近いものがありますが、さらに a) 堅牢性が高く、b) 過度に前傾姿勢が強くないこと、c) 荷物を搭載できる余地があること、などでしょう。


2 随分とよくばりな要求ですが、GIANT CONTEND AR2はすべての要素を満たしています。
(1) a) CONTEND AR2のタイヤはチューブレスレディタイヤです。
従来の自転車、スポーツバイクのように、中にチューブが入っていません。
その利点としては、瞬間的にタイヤが潰れて、リムに当たったとしても、いわゆるリム打ちパンクがしにくい、という点にあります。
また、内部にシーラントと呼ばれる気密材を充填してあるため、ごく小さな穴であれば、このシーラントが穴をふさいでくれるため、パンクが自動的に直ります。

さらに、タイヤは32Cという幅広のタイヤを履いているため、エアボリュームが豊富で、(リム打ちがしにくいため)この点でもパンクしにくくなっています。

b) BBハイト(GIANTのジオメトリ表では、H部分、BB DROPと表現されています。)の違いは顕著です。
GIANTのオーソドックスなロードバイクである、TCR Sサイズと比べて、10.5mmもBBの取り付け位置が下がっています。
つまり、それに連動してサドルの位置も10.5mm低いのです。
TCRからCONTEND ARに乗り換えるとはっきり分かりますが、サドルの位置、車体だけでなく、ライダーの位置のすべてが低くなるため、地面に吸い付くような、不思議な安定感があります。

安定性が増すだけでなく、これだけサドルが低ければ、頻繁な乗り降りがあったとしても、楽になります。

TCRのジオメトリです(フレームのジオメトリはTCR各モデル共通です)。

CONTNED AR2のジオメトリです。

画像引用 GIANT

c) 維持費の安さ、という点では、SHIMANO TIAGRAを採用しています。
例えば、兄弟グレードのSHIMANO 105 油圧 12Sの場合、コンポーネント一式で¥130,000ほどになります。
TIAGRAであれば、コンポーネント一式で¥85,000ほど。
交換パーツの入手も容易で、維持費を抑えることが可能でしょう。

(2) a) 直進安定性という点では、前述致しました、BBハイトの低さ、重心の低いことで、車体がふらつきにくくなります。
(意地悪に表現すれば、鋭いコーナリングが苦手、ということになりますが、通勤、通学、ツーリング等でそこまで過激なコーナリングをする機会があるとも思えません。そこで、意図的にレース向けのセッティングより緩和してあります。)
また、フロントフォークの角度をみてみると、ロードレースを目的に開発されたTCR Sサイズが72.3度であるのに対して、CONTEND AR2は71.3度です。
つまり、フロントフォークが1度、寝ているのです。
フロントフォークが寝ているほどハンドルの動作量に比べて、ホイールが旋回しなくなります。
つまり、直進安定性に優れるのです。

衝撃吸収性についてみますと、CONTNED AR2は32Cという、ロードバイクとしては太めのタイヤを履いています。
ロードバイク界では、TCR等のロードレース志向のバイクでは25C、ややエントリー向けのバイクは28Cという棲み分けができつつあります。
これらよりもさらに太い32Cということで、タイヤに含まれるエアボリュームが大幅に増えるのです。
(タイヤは筒状であるため、幅が広いということはタイヤの高さ、直径も広がるということでありまして、タイヤが1サイズ太くなると、15%ほど内部に含まれる空気量が増えます。)
分厚い空気の層がクッションとなり、衝撃吸収性を高めてくれます。

また、CONTNED AR2はフロントフォーク、シートポストがカーボンです。
カーボンは成形方法によって様々な特徴をもたせることが可能です。
フロントフォークやシートポストに採用する場合は、微振動を吸収しやすいように、成形されます。
フロントフォーク、シートポストともに、ライダーへ衝撃が伝わる、近い部分でして、この部分を衝撃吸収性の高いカーボンにすることで、乗り心地を改善しているのです。

b) CONTNED AR2は車体重量が9.7kgです。
スポーツバイクとして決して重くはありませんが、極端に軽いわけではありません。

しかし、加速度、軽やかさに必要なのは、車体重量だけではなく、いかにライダーのエネルギーを効率的に推進力に変換できるのか、つまり車体、パーツの剛性も大切です。

CONTEND AR2はヘッドに上部分が1-1/8インチ、下部分に1-1/4という末広がり(テーパード)のヘッド、フロントフォークを採用しています。
一般的なクロスバイク、他社製ロードバイクにくらべて、下部分が太いため、剛性が15%アップし、ステアリング性能が向上するのです。
(蛇足なりますが、上部分も太くすればいいではないか、というご指摘があるかもしれません。もちろんそれでも良いのですが、上部分も太くすると、ロードバイク業界で普及しているステム、その他のパーツとの互換性が無くなりまして、運用しづらかろう、という計算で、あえて上は他社製ロードバイクと同じ1-1/8インチにしてあるのです)

また、ハンドル周りも31.8mmのクランプ径を使い、ライダーのエネルギーがロスしないようにしてあります。
(クロスバイクでは25.8mmのクランプ径が標準的です。とはいえ、ある程度の価格のロードバイクはハンドルクランプ径が31.8mmであるため、CONTEND AR2だけの特徴ではありません)

エントリーグレードのロードバイクと大きくことなるのは、BB、クランクセットです。
クロスバイク、エントリーグレードのロードバイクではパーツ価格を抑えるために、スクウェアテーパーという四角い、棒状のBBと、それにはめ込むクランクセットを使うことがあります。
これらの規格は、一般車、いわゆるママチャリでも採用されているもので、広く普及、量産されているため、お値段を大幅に抑えることができるのです。
しかし、剛性面では残念な性能で(とはいえママチャリでそこまで高剛性は求められていないため、ママチャリ規格としては合理的なのです)、スクウェアテーパーBBのスポーツバイクに乗ると、その剛性の低さがすぐに分かります。

BB、クランクセットの剛性が高いと、踏み込んだ瞬間にぶわっと加速する、反応性の良い車体になります。
また、どんどん出力を上げていくと、明らかにパワーロスが少なく、高速度域を維持するのが楽なのです。
CONTNED AR2には、SHIMANO ホローテックII、TIAGRA 2ピースクランクが採用されています。
回転が滑らかで、剛性も高いため、加速と軽やかさのアップに貢献しています。


(3) a) 堅牢性について見ます。
CONTEND AR2で際立った特徴は、「機械式」のディスクブレーキを採用している、という点です。
率直に申して、レースシーンであれば、油圧式ディスクブレーキが良いでしょう。
それ以外に選択肢はない、と申し上げて良いです。

ツーリングともなれば、普段生活している場所から、遠く離れた場所に移動している、ということだと思われます。
そうなると、馴染みのショップも近くになく、トラブルが起きたときの対処も難しくなります。
油圧ディスクブレーキが旅先で破損した場合には、修理できるお店を見つけるのは難しいかもしれません。

しかし、機械式ディスクブレーキであれば、破損するのはおそらくワイヤー類であると思われして、ワイヤーはスポーツバイクで使われている一般的な規格のもの、であるため多くの自転車店ですぐに修理が可能です。

これが機械式ディスクブレーキの利点で、私、奈須野も1台、ロングツーリング用のバイクに機械式ディスクブレーキを搭載している車体を持っています。

CONTNED AR2だけの特徴ではありませんが、アルミフレームである、というのも堅牢性を下支えする利点です。
飛行機輪行、電車輪行、様々なあらっぽい使い方をするときに、アルミフレームであれば損壊のおそれが少ないです。

b) 前傾姿勢について見ますと、例えば、前述しましたTCRと比べて、BBの中心からヘッドチューブの中心の仮想水平ラインが8mm短いです。
GIANTではリーチと称しておりますが、それだけでなく、CONTEND AR2のほうが、レース志向のTCRよりも前傾姿勢が緩やかになるように、設計されています。
その分、長時間のライドであっても、のんびりと走ることができるのです。

c) 荷物積載の余地という点では、アルミフレームであることが貢献しています。
バイクパッキング型のツーリングであれば、十分、荷物を積載できると思われます。

いかがでしたか。
このように、GIANT CONTNED AR2は1台で通勤、通学 休日のお出かけ ツーリングにも活躍してくれる、汎用性の高いロードバイクなのです。
現在、店頭在庫があるため、実際に車体をご覧頂くことが可能です。
ご来店、お待ちしております。


本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。

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