皆様こんにちは!bikeport横浜西口店スタッフ鈴木です。
今回はクロスバイクにサスペンションを入れて、快適性の向上や、多少の段差もガシガシ走れるようにカスタマイズ致しましたのでご紹介いたします。
先日お客様からこちらのGIANT GRAVIER Vブレーキ仕様をお持ち込みいただきました。
GRAVIERはVブレーキ仕様とDISCブレーキ仕様の2種類展開しています。
今回ブレーキを前後合わせるためVブレーキのサスペンションをお探しします。
カスタマイズの前にお客様へヒアリングで色々お伺いした所、「街乗り用にこのGRAVIERを買ったけど、“街乗り用のMTB”も欲しくなった」とのこと。
そこで新しく買うことも検討はしているがこの車体にも愛着があるので、もしこの車体にサスペンションフォークを付けられるなら
取り付けて欲しいというご依頼でした。
実はクロスバイクにサスペンションを付けると車体全体で見たときのジオメトリーが変わってきます。
どのように変わるかと申しますと、フォークのが長くなるのでその分BBの高さももちろん上がりますし
ヘット角も寝てきたり、それに従ってシート角も寝てくるということになります。←専門用語が沢山出てきましたが、詳しくは店頭でご相談下さい。
なので、直進安定性も高くシッティングで乗る際は全体的にやや後ろ荷重になり、スポーティーと言うよりも
どちらかというと街乗りに丁度いいポジションになるかと思います。
そして今回の車体のホイールサイズや規格にあったサスペンションフォークとしてはこちら!
SR SUNTOUR XCE Vブレーキ 27.5″ 80mm SF18
価格:¥13,200(2022年12月時点)
フォークを選ぶときに気をつけたいことは、
①ブレーキの互換性
②フォークコラム径
③完成後にはめたいタイヤのサイズ(太さ)
④フォークの長さ
⑤ヘッドセットの互換性
⑥車輪径
などが挙げられます。
ディスクブレーキの場合、車輪径などあまり意識しなくても取り付け出来ますが、Vブレーキの場合は車輪径が合わないと
ブレーキが動作しませんので要注意!
そこで“SR SUNTOUR”からVブレーキに対応したサスフォークが出てましたので今回はこちらを選びました。
それでは早速作業に入ります!
まずはフォークに付いている車輪やブレーキを取外していきます。
そうすることでブレーキのワイヤー等が邪魔にならず作業がしやすくなります。
その後ハンドルとヘッドパーツを取外します。
ハンドルにはケーブルなどが付いたままなのでハンドルでフレームを傷つけないように気をつけながら作業をしました。
フォークを取外し、
今回はヘッドセットの交換はしないので、フォークに付いているこの下玉押しと言う
ベアリングの受けを新しいサスフォークにお引越ししてあげます。
元のフォークに合わせてコラムをカット!
カットしたあとにフォークを固定するためのスターファングルナットを打ち込みます。
そこまで来ればあとは車体に組み付けてあげれば完成です!
なかなかカッコよく組めまして、お客様からも「気に入りました!」とお喜びの声を頂きました!
今回の作業はパーツ代と作業工賃を含めて2万円弱の内容となりました。
GRAVIERはサスフォーク以外にもドロップハンドルでグラベルバイクのようにも出来たり、
様々なカスタマイズができるのでご興味ありましたら是非一度ご相談くださいませ!
以上bikeport横浜西口店スタッフ鈴木でした。
過去のカスタマイズの作例もぜひ御覧ください。