近年は上位のコンポーネントのスプロケットにもワイドレシオと呼ばれるLOW側が30Tや32Tなどの設定が出てきましたね。
少し前まで「乙女ギア(女性や初心者向けの軽いギア)」と呼ばれていたワイドレシオも今ではプロ選手も使う時代。
そんなどんどん進むワイドレシオ化に加え、さらにさらに大きいワイドコグが登場してきます。
今回の入荷はコチラ!! RELIC SPROCKETS SUPER MEGA RANGE GEAR RATIO ¥10,800
大分前に入荷はしていたのですが、すっかり御紹介するのを忘れておりました。。。m(_ _)m
パッケージを開けて吃驚!まさかの40T、、、笑
on climbing and descending(登りや降りに)と記載されております。
説明は後回しに、とりあえず装着!!
大きくてインパクトありますね~
主観ですが、デザインも◎
カッコいいです!
ところで、「アルテグラなのに40Tは大丈夫なの?」と思った方も多々いらっしゃるかと思います。
別に魔改造しているワケではありません(笑)説明致します。
(画像が荒くてスイマセン。)
実はこのワイドレンジギアは他にも付属品があります。先ず、ただの40Tのワイドレンジであれば(MTB用で)10速、11速対応の物が他にも販売されておりますが、、、
この商品がロード(あるいはシクロクロス)用として販売されている理由の一つが写真のコレです。
スラムは別として、シマノのロードバイク用GSタイプ(ロングケージ)リアディレイラーだと32~34Tが限界です。
それ以上の大きさの場合は変速機本体を下方にオフセットさせる必要があります。その為のリアディレイラー延長マウントが本製品には同梱されております!
それともう一つ付属品が。大きくないギア歯が一枚入っています。16Tです。どういう風に使うかと言いますと、、、
親切に説明書きが付いてます。どういう意味かと言うと、仮に11Sのスプロケットにワイドレンジをインストールするとします。
当然一枚追加する為に何処かを一枚抜かないといけませんね。
そこで「15-17」と説明書に書いてあります。つまり二枚抜きます。
代わりにこの「16T」を入れます。そうすることで14~19Tの間のギアの落差が滑らかになります。(ギアが飛びにくくなります。)
そもそも「40Tが必要なのか」という疑問についてもお話します。
「どんだけ貧脚なんだ」
「オンロードで1.0以下のギア比は必要ないだろ」
「林道でも走るのか?」
「むしろ軽くなりすぎて走るのが難しいだろ(笑」
まあ、間違いなく普通に考えれば必要のないギアでしょう。。。笑
ですが、この場合ならどうでしょうか?
僕のロードバイクの場合、フロントを(ナローワイドで)シングル化しています。
前が42Tですから、リア40Tで一番軽いLOW側のギア比は1.05となります。
コンパクトクランクのインナー34T×ワイドレシオのスプロケット32Tの組合せでも1.06ですね!(リア34Tなら1.0です)
この場合などは40Tというワイドレンジはとても有効なアイテムだと考えられます。
レースなどを目的とした速いトップスピードを求める方には必要とされないアイテムですが、最近はロードバイクも多種多様。
30Cの太さを履いたタイヤのものや、多少の未舗装路でも走れると謳っているエンデュランスロードバイクには当然トルクの高い(軽い)ギアが必要になってきますし、
グラベル、フリーロードなどと呼ばれる所謂NEW ROADカテゴリーも増えているのは事実です。
そう言った用途の方には良いご提案が出来るかもしれません。
他にもフロントシングルの観点から考えれば、軽いギアを多用するヒルクライムレースやシクロクロスにもオススメかもしれません。
FDが無いぶん、軽量化にもなりますしメカトラブルも減りますね。
「RELIC SPROCKETS SUPER MEGA RANGE」現在の在庫状況はですが
湘南ベイサイド店に1SET
横浜西口店に2SET 完売
御座います。少量の入荷となっておりますので、ご検討されたい方はお早めにどうぞ!
投稿者 福田