皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
本記事は
の続きとなります。
夜が明けました。
今回のツーリングは、西南戦争の軌跡をたどるというもので、スタート地点と、ゴール地点が鹿児島、ということは決めていました。
そして、西南戦争の最終局面である、鹿児島市内、城山の戦いは、最後の最後に訪れようと思っておりました。
しかし!!
目の前に城山があるにもかかわらず、過ぎ去らなければならないのか!!と悶絶し、苦悩した挙げ句、もはや我慢できぬ!!
先に訪れることにしました!!
城山に向かいます。
城山は、鹿児島市内で例外的に小高い丘となっている場所で、しかも断崖絶壁の箇所が多く、ここが防衛時、軍事的に有利なことは、論を待ちません。
とんでもない急坂を登ります。
城山に到着しました。
ところで、城山という地名は、全国津々浦々にございますね。
神奈川県だけでも、大磯の城山(じょうやま)、相模湖の城山などなど。
展望台からの桜島です。
やはり、この角度の桜島が一番しっくりします。
いたるところに西郷さんの息吹が感じられます。
森の中を歩いていきます。
実にすがすがしい朝です。
西郷軍の本営跡を発見しました。
西南戦争最後の夜、残った西郷軍は400余名であったと聞きます。
周囲を7万とも言われる政府軍に囲まれながらも、彼らは意気軒昂で、最後の戦いに臨んだ、と聞いております。
その様が、眼前に広がるようで、感動のあまりぷるぷるしておりました。
観光地としては全く着目されていないのか、私の他に訪れる人もなく、薩軍本影跡の碑は静かに森の中に佇んでいました。
ここは、聖地とも言うべき場所であります。
城山を降りると、西郷さんが避難しておられた洞窟跡がありました。
これが、かの有名な西郷洞窟。
政府軍の最終降伏勧告を拒否した西郷軍は、最後の戦いに赴きます。
城山を出て、坂道を下ります。
そして、すこし直線路になったところで、西郷さんは、複数の銃弾をあびてこれ以上の進軍は不可能と判断、別府晋介さんに介錯を頼み、自らの進退を決しました。
残った将兵は私学校に移動し、戦闘を継続しました。
今でも多数の銃痕が残っています。
鶴丸城の城門です。
立派に再建されていました。
鶴丸城の城門裏の石垣は、凄まじい数の銃痕、大砲の被弾跡がありました。
さらに驚嘆すべきなのは、当時の弾丸が石垣の中に残っているのです!!
これは。。。とんでもないことなのです。
鹿児島市には、歴史的建造物がたくさんありまして、大歓喜であります。
こちらは、旧県庁とのことでした。
階段も立派です。
なんと、この建物は、公民館です。
これほどおしゃれな公民館は見たことがない!!
素晴らしすぎます。
鹿児島、口を極めて絶賛致します。
あまりにも素晴らしい文物が溢れているため、本日はこのあたりにて。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。