皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
本記事は
の続きとなります。
パーツが続々と到着致しました。
作業開始です!!
まず、新しいクランクに装着するため、ペダルを外します。
ところで、ペダルは進行方向に回すと締まります。
つまり、ドライブ側(ギア側)は正ネジですが、ノンドライブ側は逆ネジになっています。
これは、走行中にペダルが外れると大事故になるため、クランク、ペダルが回転する方向とネジが締まる方向を同じにすることで、常に締める力が加わるように、という配慮からです。
チェーンホイール、クランクを外します。
ボトムブラケット、BBを外します。
少し寄り道になりますが、現在流通しているBBにはいくつかの規格があります。
ここでは、スクウェアテーパー型と、ホローテックII型についてのみ、言及します。
スクウェアテーパーとは、Squre Taper のことで、Squreとは四角、正方形の意、Taperとは先細りしている、という意味です。
入門ロードバイクの一部、クロスバイクのほとんどがこの規格を採用しています。
昔からある規格で、対応するクランクが多く、安価のパーツも存在するのが特徴です。
次に、ホローテックIIとは、SHIMANOが提唱する、正確にはBBとクランクシャフトの規格名で、ベアリングをフレームの外にだしてしまおう!!というものです。
利点はBBシェル内径が広がったことにより、従来よりも太いシャフトが使えるようになった、チェーンホイールとクランクシャフトを一体成型することで、剛性が上がりました。
ホローテックIIにする場合は、SHIMANOのチェーンホイールを使うことになりまして、必然的に極端にお安い製品は無くなります。
今回は、このホローテックIIにアップグレードする、というわけです。
せっかくBBを分解したため、車体の状態は新車同様でしたが、クリーニング、グリスアップします。
グリスが少ないです。
このままでは将来、音鳴りがする可能性があります。
シェル内部とBBにSHIMANO プレミアムグリスを塗ります。
シェル内部はネジ山がささくれだって場合もありますから、グリスを塗る場合は手指を怪我しないよう、十分お気をつけください。
BBを装着します。
一挙にロードバイクっぽくなりました!!
フロントディレイラー、シフター、ワイヤーを撤去します。
SHIMANO 105のクランクをWOLF TOOTH 48Tに交換します。
チェーンリングを外した状態です。
SHIMANOのクランクは、一箇所だけ形が違う場所があります。
装着時には注意します。
いよいよ、クランクを装着します!!
プラスチックハンマー等でコンコンと優しく叩き入れます。
左クランクも装着します。
105の文字が燦然と輝きます。
変速に問題がないか、チェックします。
よろしいでしょう!!
完成です!!
BB周辺の剛性というのは、スポーツバイクにおいて極めて重要な性能で、一定以上の脚力のある方であれば、スクウェアテーパーからホローテックIIに交換すれば確実に巡航速度、スプリントの加速性が増します。
ペダリングしていても、カッチリ感がまるで違うため、別の乗り物に乗っているような感覚を受けるでしょう。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
新宿都庁前店 日常あるいは平穏な日々 / YAMAHA PAS Natura チェーン滑り解消 チェーンリング、スプロケット交換