皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
本記事は
新宿都庁前店 BRIDGESTONE RADAC ブリヂストン・レイダック オーバーホール / 日本最北端、最東端、最南端 / その3 クリーニング編
の続きです。
いよいよ組み上げます。
バーテープを新品に巻きなおしました。
GIANTの新作バーテープで、ドロップハンドルの先端からお色が徐々に変わっていく、という凝ったモデルです。
価格は、¥3,300(税込)です。
フレームも可能な限り磨き、今は無きロストテクノロジー(いえ、実はありますが。。。)、フレームポンプを装着します。
インナーワイヤー、アウターワイヤーを新品に張り替えます。
これも失われてしまったロストテクノロジー、古代魔法の(言い過ぎですが)、ウィングシフトです。
現代のSTIレバーの内側の位置に、両翼を広げたようなシフターがありまして、それを押し込んだり、引っ張ったりしてシフトチェンジします。
STIに慣れていると、指がつりそうで、非常に難易度が高いです。
ブレーキシューを新品に交換します。
ブレーキシューも地味に年々改良が続けられておりまして、30年近く前のものと比べると圧倒的に制動力が増しております。
タイヤはGIANTの30Cのものに換装致しました。
ESCAPE R3に装着されているものと同等のものです。
リムも可能なかぎり磨き込みました。
スプロケットの歯が滑る、という症状が見受けられたため、スプロケットを新品に交換致しました。
トップギアをよくお使いであったとのことで、歯に摩耗が生じておりました。
もとのスプロケットは、今はなき(これは本当)、サンツアー製のもので、新品のものが生産されていないため、日本のブランドたるDIA-COMPEのスプロケットに換装致しました。
DIA-COMPEのスプロケットは¥4,000ほどで、変速性能も良く、仕上げも丁寧で、好印象でした。
完成です!!
交換パーツが多かったこと、現行では純正品が生産されていないパーツがあったこと、やはりかなりの年代物で、現在は使われていない専用工具が必要であったこと、などの理由から、お時間は1ヶ月ほどかかってしまいました。
パーツ代、オーバーホール工賃込みで、¥52,668となりました。
bikeport新宿都庁前店では、ビンテージバイクから、最新のカーボンバイクまで、様々なバイクのカスタマイズ、レストア、オーバーホールを承っております。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
新宿都庁前店 / 高級ビンテージMTBを組み上げる / GIANT MCM TEAMモデル 2001 フルカーボン その1