皆様、こんにちは!!
bikeportスタッフの奈須野です。
本記事は、600km ブルベ その2。快速!! 焼津 御前崎 第1,2チェックポイント通過 の続きとなります。
海岸沿いを快調にクリアして、いよいよ道に斜度がついてきました。
山岳ステージの始まり。。。と思った矢先。
なんということでしょう!!
雨が降ってきました。
最初の数十分は、このくらいなんとかなるでしょう、と思ってそのまま走っておりました。
しかし!!
どんどん、雨脚が強くなってきます。
雨の何が嫌かといえば、まず、タイヤのグリップを失いがちで、転倒のおそれが激増すること。
安全策を取るために、速度が下がります。
しかし、速度低下については、十分に気をつけたり、バイクコントロールをシビアにすることで、減速幅を抑えることができます。
一番やっかいなのは、雨に打たれ続けたまま走ると、常に雨によって体温が奪われるため、体が体温を維持しようと頑張り、通常の数倍レベルで体力を失うこと。
特に長時間のライドの場合、この体力消耗は無視できません。
面倒臭がらずに早めにレインウェアを着るのが吉です。
そして、レインウェアは、運動を妨げず、かつ、汗を蒸散してくれるものが望ましい。
また、ジャージ、ショーツなどの胴衣を濡らさないようにすることは重要ですが、さらに、シューズの中にあるソックスは乾きにくい。
濡れたままのシューズ、ソックスは、気分が悪いだけでなく、これまた常時体力損耗というダメージを受け続けているようなもので、足元を濡らさないことが慣用です。
今回は、シューズカバーも持参しました。
雨天時は、歩行者、車のドライバーも雨に気を取られて周囲への注意力が下がっているため、事故が発生しないように、猛烈に注意しながら進みます。
特に、歩行者の飛び出し、左折巻き込まれ、急ブレーキなどに細心の注意をはらいます。
雨脚が弱まってきました。
これはありがたい。
がっ!!
標高がどんどんあがり、寒いです。
本来、レインウェアとウィンドブレーカーは機能に差異がある別物のウェアですが、今回は荷物の量を減らすために、レインウェアだけ持参しました。
雨はあがりましたが、寒いのでレインウェアを着続けます。
標高1000mまで到達しました。
すでに時刻は午後5時55分。
日も暮れています。
初日はひとまず半分の300kmほど走ろうと計画しておりました。
ちょうど300km地点は、長野県伊那市で、大きな町であるためお宿も探しやすく、伊那市にお宿を予約しておりました。
しかし!!
雨と急斜面で、まったく巡航速度があがりません。
目的地まであと100kmあります。
ただでさえ山ばかりで速度がでないのに、人っ子一人住んでいない、コンビニエンスストアも何十km無かったか分からないくらいの地域を、100kmも距離があるのに、夜中の0時まで走ったとして、本当に間に合うの!?
今日という日付はあと6時間しかないのに!!
私は自問自答しました。
今回のブルベは達成不能かもしれない。。。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。