こんにこんにちは!! BRTキムラです。 さて、行ってきました雨の中、2017 川崎マリンエンデューロ!! 自分にとって二回目の出場だけあって当日は少し慣れてるせいか、いつも通りのテンションで会場へ向かいました。今回は初めて?でしょうか、私のレースイベントレポートを書きたいかと思います。
今回はあいにくの雨。3時間エンデューロ、2時間エンデューロは午前と午後に分かれています。午前には結構な雨が。3時間の方頑張ってください‼
この時点でみんなテンションが下がっておりました。確かに、初戦の方からしたら雨…いやですよね、笑
さて、スタッフのお仕事もあるという事でみんなを応援していきます。
今回は楽しく走る!を目的にしているのですが、私はたまには本気の走りをしようとこの時点ですでに意気込んでおりました。
さて、2時間エンデューロ試走が12時頃に行われ、今回一緒に参加するT君とのんびりと試走をし、この時の心境はいたって落ち着いていた。まず試走にて自分が確かめたのは、コーナーでのグリップ限界値。コーナー地点でスピードを上げ、路面状況とタイヤのコンデションを確認する。今回使用しているタイヤは前後違う。
先に今回の私の車体のアッセンブリを御紹介。
2016 GIANT PROPEL ADVANCED SL(マキペル)
ジャイアント最強エアロロードバイク。パーツの仕様として、
ハンドルバー DEDA ELEMENTI SUPER ZERO カーボン
自分の走りは常に下ハンドルを握る姿勢。スーパーエアロは、下ハンドルが深く、低姿勢が楽で、今回の平地レースではカーボンの剛性が高くスプリント時に振りやすくとても相性が良く感じました。エアロハンドルは上の面が手を休めやすくてロングのレースライドでも良い感じです。
WHEELS F. GIANT SLR0カーボンホイール(38㎜ハイト)
R.フォルモサリム・インダストリーナインハブ手組ホイール(50㎜ハイト)
今回前後でハイトを変えた理由は…なんとなく試しにです、笑 前を浅いリムを採用することにより、横風の影響を受けにくく、コーナーでのコントロール性も良かったです。リアをディープにすることによって、踏んだ時に自分のトルクをしっかりと伝える剛性・直線でのエアロ効果は絶大でした。
TIRE F.(ミシュラン)Michelin Power competition 700×23ç
R.(ミシュラン)Michelin PRO4 tubular(チューブラー)
コンポーネント SHIMANO ULTEGRA(2×11)※クランクだけ9100系デュラエース
アルテグラからデュラエースに変えることで変化したのは剛性はVeryGood‼ 凄く良いです。 軽さもあり回せるし踏める踏める。
まずはタイヤ。細身のタイヤを選んだ理由は…リアのチューブラーに合わせただけです。今回ミシュランを前後に履かせてみたが転がり抵抗がものすごく少なく、嬉しいほどにグイグイと進む。それだけではなくコーナーでのグリップ限界値が高いため、普段の自分は抑えてコーナーに入るのでスピードが足りないと感じますが、今回はレースなのでAve43㎞overでグイグイ踏めました。
さて、試走が終わり、整列です。ゴールラインで大さんが立っていたので自分もそこに…
な、なんと!? そこはまさしく先頭だった…(※後ろからスタートしたかったととても後悔)隣も隣も後ろも強者ばかり、、ここではとても緊張していたが自分も負けじと隣の人に余裕な表情で「ワクワクしますね~よろしくお願いします!」と。「(隣)よくレース出るんですか??」「(K)まあまあですかね笑」…なぜ、言わなかったのか!!レース歴4回で、今まで、のほほ~んと走っていた雑魚なのに、いかにも強者らしく笑顔と真剣な表情を保っていた。これはキムラの得意分野。
さて、3時間の表彰も終わり、(Bikeport女子チーム、O様3位入賞おめでとうございます!!)さて、スタート五秒前。4…3…2…1…スタート。
さあ、心臓バクバクでスタート!! お客様の前では余裕を見せますが、内心ものすごくビクビクしてましたよ~笑
まずはローリングスタートから。 常に周り、前のスタッフさんのペースに合わせつつ、35、40、45キロ~ …急にスピードを上げてきた!! とっさに後ろの選手もペースを上げてきた。抜かれまいととっさにペースを上げる!!
今回が自分の初めての本気ライドでしょうか。心身ともにレースに集中し始める。
一周目、なんと一位でゴールライン通過。多分周りもすごく出しゃばりだな~と思っていたはず…まさしくその通り!! 一周だけ一位取れたのでこれでしばらく後ろで走ろうと考えていました。
ただ、後ろで風避けしてもらって、最後に前に出て勝って何が面白い? 部活動時代、常に全力で走っている自分?を思い出した。(八割思い出増し) どうせ、優勝は出来ないだろうから経験として、前を引っ張って集団をばらけさせてみよう、と考えて走りました。
途中、目の前を同チーム参加のT君が走っていて「Tくーん!」とつい声かけてしまった。周りはコイツ余裕ぶっこきすぎだろ!と、思われたであろう。ただ、自分はこの時点でとても楽しめました。
30分経過。ここまでずっと前にいて、ゴールラインだけ一位通過を繰り返していた。さすがに目立ったのか、解説者は英語を読み間違えたのか、「プロペール・マッキ―!!」と呼んでいたらしいです…。ただ、同じく前を走っている選手から声が沢山かかってきた。「楽しいですね!!」「レースって駆け引きとか難しいですよね。」「凄いですね!ゴールライン通過だけ常に一位ですね!!」たわいもない話もしながら1時間が過ぎる。レースは知らない人でも、話したり、作戦したりと気持ちの面でリラックスできました。
さて、1時間半経過。ここまでも常に先頭集団でローテションして走っていました。この時、周りからはキツイ~‼と、声が聞こえてきて、確信…「コレ、勝てる。」…驚くことに全然足が残っていましたが、ドリンクは既に一本飲み干し(もう一本は、ただの水だったのに気づきとても後悔した…クエン酸粉を入れ忘れていた…)もう仕方ないとこのまま走ろうと思いました。
だが、ここで、二つ目のコーナーでブレーキングミスの落車が発生。 まさしく目の前だったのでとっさにインコースに回避。先頭集団が全然ばらけない!! 約50人いたでしょうか。非常に狭く場所取りが出来なかった。先頭も疲れで判断力・集中力が切れていた危ない、周回遅れの選手もかなりふらついていて…まさしくコーナーで曲がったストレートにて水たまりにて周回遅れ選手が落車。何人か巻き込まれていました。
これは危ないなと判断し、なるべく後ろの方で様子を確認しましたが、この時、スプリントで遅い集団を速い組でばらけさせようとアタックを仕掛けるが誰も付いてこず、ただ足を使わされただけになってしまいました(T_T) その後にもう一人出てきてくれましたが、誰も付いてこず(自分も疲れていたので、ついていけませんでした)。
ラスト二周!! ここでは引き続きキープ。さすがにスピードは落ちていて、後ろにさがる。ここで先頭で争うのは人が多すぎてリスクがあると自分はそう判断し、最後の直線で抜こうと頭の中で考えていた。
!!? 二つめコーナーでまたも落車。目の前でリアディレイラーにホイールをひっかけ、バコンッとリアハンガーが折れている選手を回避。ここでつい「ヒョウッ」と声が漏れてしまう…ここまでくると楽しくてしょうがない!! 危険度が増したにも関わらずテンションMAX。最高に楽しんでいました。
ラスト一周!! ペースがものすごく上がり、負けじと先頭に追いついていく。ストレートで落車が二回ほど。ここでもインコースから抜いていく。40位から8位まで順位が上がっただろうか。
最終コーナーでフルブレーキング。ここでもう一気に抜ける…はずだった!!
最終コーナーで別集団と合流し真ん中から大規模な落車が発生し広範囲に広がりコースを塞がれる。
もう終わった…、落車に巻き込まれるのを覚悟して後ろに首を振り走者を確認。抜けるスペースが自転車二台分空いていたのでスピードでそのままツッコみ最後のストレートで踏み尽くす。ものすごく焦っていたのか後輪がトルクのかけ過ぎで車体が浮いた。
結果は155チーム中13位。悔しすぎてハンドルをたたいてしまった。
今回のレースはとてもカオスで学べなかったという選手たちも多かったが、自分にとっては大収穫だ。前の文で語ったことだが、その日に学べたことは自分で気づいていかないといけない。コーナーで、ストレートで、先頭での走り方・ペース配分、どれもが学べたことであり、経験だ。
今回伝えたいことが沢山ありますが、自分から一番伝えたいのが何よりも楽しかったこと。事故もなく、速い選手とも仲良くなり、なによりお客様が見ててとても楽しかったって言ってくれたこと。こんなにチーム意識芽生えたの…いつぶりでしょうか。皆様の応援がかなり助けになりました。
※O様提供
今回、自分はレースに向けて特に特別な練習はしておりません。(Iさんの足&お尻マッサージかなり効いてました。ありがとうございますm(__)m) いつもの楽しく走るイベントを走って、自転車が好きであれば自然と走れるようになります。これはとても大事です。
ただ、さすがにスタッフでコレしか言わないとなったら大問題となるので笑 これからはレース経験と共に知識・走り方・速くなるパーツ・速くなる自転車…etcをお伝えしていけたらと考えております。
今回はレースに参加して頂いたお客様、御疲れ様でした!! またレースに参加しにイキマショウ‼
次はイベントで御一緒に♪ お待ちしております。
最後に…
プロペル最高!!!!!!
以上、プロペールマッキ―でした。