みなさんこんにちは、bikeport MTB LAB 研究員の小林です。
本日はMTBのオススメのパーツをいくつかご紹介したいと思います。
SHIMANO XT(M8100)フルセット
昨年の夏にSLXと共に登場した12速XT。
フリーボディ新規格のマイクロスプラインやブレーキやシフターを一体にするI-SPEC EVなど新規格盛りだくさん。
ここまで新規格が多いと部分的に変えるより一式乗せ換えた方が費用対効果が高いですね。
12速になりクロスカントリー以外では、ほぼ1×12で良いんでないでしょうか?
もはやクロスカントリーでも1×12で十分足りてしまうような・・・
12速化及びマイクロスプライン化でネックとなるのがホイール、フリーボディー。
もちろんハブによってはフリーボディーのみ乗せ換えることも可能です。←私のindusty nine Touchハブをフリーボディのみ換えました。
スプロケットは他社製のものを使用すれば、フリーボディが従来のものでも12速化することは可能です。
ブレーキに関しても4ポッド仕様が選択できますので、トレイルメインの方でも、余裕をもってコントロールしたい方にもオススメです。
構成次第にはなりますが10万円ほどで超ハイスペックな一台になっちゃいますね。
ちょっとオマケ!!
I-SPEC EV用 ドロッパーレバー
なんとドロッパーのレバーすらもブレーキのマウントと一緒に取り付けられるので、レバー周りがかなりスッキリしまス。
I-SPEC EVは調整の自由度も縦横と非常に高いので、こだわりの指位置がある方はぜひお試しください。
RENTHAL Fatbar35 幅800mm
オートバイの世界でも非常に有名なRENTHALのFatbarシリーズ
バイシクル世界選手権では11ものタイトルを獲得しているメイドインUSの老舗ブランド。
ハンドルステムだったら誰もが憧れるブランドでしょう。そう!あのゴールドのハンドルのブランドです。
現在のシリーズは全てクランプ径が35mmになっているため、ステムも35mmクランプ対応のものが必要です。
といっても世界では31.8から35mmへ大分移り変わってきておりますので、ステムかハンドルの交換の際に35mmの仕様にしてしまうのが得策です。
35mmと太くなったことにより、メリットは剛性が高いの一言で片付いてしまうかもしれませんが、単純にパイプを太くしたわけではなく、しなり特性や剛性、耐久性、軽量性等を考慮されているため、31.8mmの従来モデルの良さをそのままに、35mmの太さで最大限にパフォーマンスを発揮できるよう再調整されています。カーボンモデルはカーボンレイアップ(積層の仕方)すらも考慮し設計されています。
ライズは20mmから10mm刻みで40までの3種類設定。
エンデューロからダウンヒルまでオススメのハンドルです。
Liteシリーズ(クロスカントリーからオールマウンテン)
軽量シリーズは10mmから40mmまでの10mm刻みの4種類がラインナップ。
幅は760mm
いずれもカーボンモデルもございます。
FIRE EYE IRIS-B415
1-1/8コラム用のセミインテグラルヘッドパーツ。
ストレートコラムから現在主流のテーパーコラム採用のサスペンションフォークに変換するためのヘッドパーツ。
ヘッドがストレート用の人も諦めなくてもいいんです。
他社からもラインナップはありますが、価格も税込5,000円とかなり良心価格。
ODI AG2 LOCK-ON GRIPS
ODI AG1 V2.1 LOCK-ON GRIPS
ワールドカップ・ダウンヒルの世界王者に君臨していたアーロン・グウィンのシグネイチャーグリップ
過去にAG1、現在はAG2を使用しましたが、両方とも感動レベルの使いやすさでした。
いやいやたかがグリップと思うかもしれませんが、MTBの世界ではグリップは非常に重要です。
というのもグリップの厚みによっては、グリップに指の引っかかる面積も違いますし、それによってレバーへの指のかかり方、それを支える手のひらの設置面積も変わってきます。それによって繊細なコントロールやブレーキングにも大きく影響を及ぼします。
AG128mmと細く、AG2は30.5mmと少し太くなりました。
グリップが太い程握りこみが浅くなりますので、ダウンヒルやエンデューロといったシーンではより握りこみが深い方が抑え込みやすく、レバーに指を掛けた状態でも安定します。
実際バイクの性能に関わらず、他の人のバイクに乗ったときも真っ先に気になったのはグリップでした。
グリップがいつもより太いだけで、ブレーキやコントロールの感覚が全く違うので、同じスピード域でも恐怖を感じました。
このグリップの良いところはブレーキにかかる人差し指(もしくは中指)を除いた指が、グリップの2本線の突起部に引っかかるように設計されています。更に内側に向かってテーパー状になっており、ブレーキレバーに人差し指がかかるのを邪魔しません。
ここまで熱く語りましたが、グリップは個人の好みもありますし、完成車にデフォルト搭載のものでは、あっているかどうかわかりません。
思い切って色々試してみるのがオススメです。
いかがだったでしょうか?
春にむけてカスタマイズをご検討の方はぜひスタッフまでご相談くださいね。