皆様、こんにちは!!
Bikeportスタッフの奈須野です。
2020年6月18日 ESCAPE R3の2021年モデルが先行販売開始されました。
価格は前年度モデルと同じ、¥52,000(税抜)。
カラーリングに大幅な変化があり、レッドオレンジ、ブラックトーン、ホワイト、サンバーストイエロー、ブルーとなっております。
1 概要
SIZE : 370(XXS),430(XS),465(S),500(M)mm
WEIGHT : 10.7kg(465mm)
FRAME : ALUXX-Grade Aluminum
FORK : Cr-mo
DRIVETRAIN : SHIMANO ALTUS / EF500
WHEELS : GIANT SPINFORCE LITE
TIRE : GIANT ESCAPE R TIRE 700x30C
SPEED : 24 Speed
COLORS : レッドオレンジ, ブラックトーン, ホワイト, サンバーストイエロー, ブルー
2 日本独自モデル
ESCAPE R3は、2005年の発売からすでに50万台以上出荷されている、いわゆるクロスバイクのベストセラーモデルです。
なにゆえ、ベストセラーとなりえたのか。
それは、R3が日本市場向けに開発された、独自モデルだからなのです。
ここで、多くの方は、おや?とお思いになるかもしれません。
最近のスポーツバイクというのは、全て海外生産で、海外の自転車を日本に輸入しているだけじゃないの?と。
それは違います。
例えば、米国や欧州では、R3は販売されておりません。
R3というモデルそのものが存在しないのです。
日本市場向けに独自開発されたゆえ、日本で乗ると実に快適なように設計されている、というわけです。
3 具体例
具体的に申し上げると、日本に住んでおられる方は、欧米の方に比べると身長も低いため、大きすぎるバイクは乗りづらいです。
フレームサイズを小さくし、かつ、トップチューブ(画像Cの部分)を短くしてあげたほうが前傾姿勢が強くならず、乗りやすくなります。
肩幅も欧米人に比べると狭くなるため、540mm(XS、S、M)という短めのハンドルを採用。
これは、日本の道路が狭く、通りやすくするため、という目的にも沿います。
チェーンステイ長もR3の独自性が強い部分です。
通常、街乗り用バイクというのは、直進安定性を増すために、チェーンステイ(画像Gの部分)を長くするのですが、日本の場合、とくに都市部では、すぐに信号、交差点ばかりで、頻繁な停止、発進を繰り返す必要があります。
そのような地域では、直進安定性よりも反応性の高さ、加速度の高さのほうが重要でして、一般的なクロスバイクよりもチェーンステイ長を短めにして、機敏性を増しているのです。
(念のため申し上げると、チェーンステイ長を短めにするといっても、ロードバイクであるTCR等に比べると、チェーンステイ長は10mmほど長くなっております。)
このように、日本市場に合うように、様々な工夫が施されております。
4 新サイズXXS 140cm- 登場
2021年モデルからは、XXSのサイズも展開し、身長140cmくらいの方でも乗車が可能となりました。
いままでは140cm台の方はLivかキッズモデルを選ばざるを得ませんでしたが、今年度よりR3の守備範囲がさらに拡大し、より多くの方にR3の素晴らしさを体感していただくことができるようになりました。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。