皆様、こんにちは!!
bikeportスタッフの奈須野です。
先日、スタッフ山本が大型サドルバッグ「SCOUT SEAT BAG」の新モデル、「SCOUT SEAT BAG(M)」をご紹介させて頂きました。
本日は、こういったバッグ類をバイクに装着してツーリングをする、いわゆるバイクパッキングについてお話しします。
特に、夏場、平地に野宿する、数泊型のツーリングについて言及します。
1 従来型ツーリングとバイクパッキングの違い
従来、宿泊を伴うツーリングといえば、車体の前後などに金属製の荷台(キャリア)を取り付け、その荷台にバッグを装着する、というものが定番でした。
上記のようなスタイルは、現在でも荷物や食料を大量に積載して、しかも、期間が数週間以上に渡る、というロングツーリングでは有効な手法と思われます。
これに対して、バイクパッキングとは、普段使い慣れているロードバイク、クロスバイクなどに、直接バッグを装着して、その中に荷物を積載する、という方式です。
金属製の荷台を積載しないので軽量化ができる、バッグのみ購入すれば良いため初期投資を抑えることができる、といった利点があります。
もっとも、金属製の荷台に装着するバッグとは異なり、バイクパッキングは直接車体にバッグを固定するため、ものすごく巨大なバッグは装着できません。
ゆえに、特に荷物の積載量が限られ、いかに荷物を減らすか、との戦いになります。
そしてそれは、いかに文明の利器を捨てていくか、という戦いでもあるのです。
2 大型のサドルバッグ
まず、一番容量を稼げるのは、大型のサドルバッグです。
ご参考までに、GIANTのサドルバッグをご紹介します。
GIANT SCOUT SEAT BAG (M)
¥5,500 (税抜)
画像引用 GIANT
SCOUT SEAT BAG (L)
¥6,000 (税抜)
画像引用 GIANT
これらのバッグは、9-15Lほどの容量があります。
まず、ホテル、旅館などを利用する場合、こういった大型サドルバッグだけでも事足りると思います。
着替え数枚、身づくろい用品、修理キットなどを入れても余裕があるでしょう。
野宿型のツーリングの場合、バイクパッキングで用いるバッグの中で、大型のサドルバッグが一番長さがあるため、サドルバッグには長尺のアイテムを収納します。
すなわち、テント、マット、寝袋等です。
これらは、全て小型のものであれば、3点ともに収納可能です。
全て小型とあるのが心苦しいですが、テント、マットはお安い製品であっても、それなりにコンパクトなものがあります。
しかし、寝袋は、お値段に比してコンパクトさが比例するため、製品によっては、そもそもサドルバッグに入らないというものもあります。
今回の記事は、夏場、平地の数泊ツーリングを対象としているため、夏の平地であれば、そもそも寝袋がなくても生きていける!!ともいえます。
(ただし、例えば、夏場といえども標高1000mを越える高山で、何も衣類をまとわずに就寝する、というような場合は、朝方の冷え込みで低体温症による生命危機の恐れすらありますから、寝袋の選択は慎重にお願い致します)
3 ハンドルバーバッグ、フロントバッグ
テント、マット、寝袋があれば、実はあとは現地調達でなんとでもなりますが、さらに文明人らしい生活をしたい、ということであれば、
SCOUT HANDLEBAR BAG
¥7,000 (税抜)
などのハンドルバーバッグ、フロントバッグがおすすめです。
画像引用 GIANT
上記商品は6.0Lの容量があります。
ハンドル周りに重量物を搭載すると、ハンドル操作が重くなります。
そして、重いハンドル周りは、特に長時間のツーリングでは疲労感を増す可能性があります。
そこで、ハンドルバックに収納するのは、着替えやタオルなど、かさばるが軽量のアイテムがよろしいと思います。
ポケットが複数ある、取り出しやすい機構を備えている、というバッグの場合は、ハンドルバーバッグに貴重品を収納しても良いと思います。
4 トップチューブバッグ
大型サドルバッグとハンドルバーバッグがあれば、数日のツーリングであれば十分対応できますが、さらに!!
文明の利器を捨てがたい。。。ということであれば、トップチューブバッグがおすすめです。
GIANTのものであれば、
SHADOW ST TT PANNIER BAG
¥3,500 (税抜)があります。
画像引用 GIANT
画像引用 GIANT
これは、トップチューブのハンドル側に装着するバッグで、お財布、携帯電話、シリアルバーなどの補給食を入れておくのに重宝します。
5 ボトルケージ、ツールボトル
ボトルケージは2つ装着し、猛暑で補給ポイントが少ないのであれば、2本とも飲料用のボトルに。
この時、1本は真水を用意しておくと、水分補給だけでなく、ケガをしたときの応急処置に、暑すぎるときの冷却水として水浴び用に、といった使い方もできるため、便利です。
補給ポイントが多くある地域であれば、1本は水分、栄養補給ボトルで、もう1本はツールボトルにしておくと荷物の積載量を稼ぐことができます。
例えばこのようなアイテムです。
GIANT TOOL CAPSULE
¥2,400 (税抜)
ボトルケージに収まる、携帯用ツール入れです。
私事ですが、上記のようなバイクパッキングで、4月には山梨県、5月には長野県、6月には静岡県にそれぞれ2,3泊のツーリングをしてきました。
ここでは紹介しきれないアイテム、バッグが豊富にございます。
バイクパッキングにご興味がおありの方は、スタッフまでお問い合わせください。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。