前回のご紹介から数日、早速DVO人口が1人増えました。笑
今回はMTBの常連様からオーダーを頂きました。
最初はブレーキ修理のはずだったのですが、色々色々色々お話している間に…
コレが
こうなりました。笑 140から170mmへストロークアップ!
DVO BERYL ¥89,900(税別)
主な仕様(メーカー様サイトより引用・抜粋)
- トラベル 170mm(27.5)/160mm(27.5+/29)
- ホイールサイズ 27.5+/29”
- エアースプリング
- ブラダースタイルダンパーカートリッジ
- マグネシュームロワーレッグ
- アルミ7000系Φ35インナーチューブ
- アルミ鍛造中空クラウン
- アルミ7000系1.5テーパードステアリングチューブ
- 110mmx15mm スルーアクスル
- 27.5 44mm/29 51mm オフセット
- 2,080グラム
- ブラック、ブラウン、グリーン
主な機能
- OTTアジャスター(ネガティブスプリング調整)
- ボトムローダー(ダブルコンプレッションダンパー調整)
- リバウンドダンパー調整
- エアー圧調整
特徴
- OTT
ライダーの体重や、フレームバランスに合わせて初期作動域調整を可能にしたDVO独自の設計。(付属部品を使用) - D2ダンパー コンプレッションブラダーシステム
小さな衝撃を瞬時にとらえる耐久性を備えたDVO独自のコンプレッションブラダー機構 - コンプレッションダンパー調整
さまざまな条件に応じて調整することのできる、スリーポジションロースピード調整機能 - ダイナミックリバウンド調整
リバウンドダンパー調整機能
掻い摘んでお話すると、前回ご紹介したDIAMOND BOOSTの弟分のようなモデル。
但し、廉価版と言う訳ではなく性能はDIAMOND BOOST同様。ダンパーを変えたり、使用部品を簡素化することで価格を下げたモデルです。
主要なダンピングはコンプレッション(沈み側)とリバウンド(戻り側)の二系統。
※正確にはコンプ側はボトムローダーと呼ばれるダブルコンプレッションダンパーでハイスピード時とロースピード時があるので三系統になります。
左がエア室。DVOの最大のウリ「OTT」ですが、
DIAMONDはエクスターナル式なので外側から調節できます。
BERYLはインターナル式で一度分解して調節を行います。専用のスペーサーが付属しており、スペーサーの数を0~2枚でOTT調整を行います。
※補足 OTT…沈み込み初期をアシストするネガティブスプリングのプリロード調整。沈む方向に予めバネが引っ張ってるから動きがスムーズになりますよーってことです。
フェンダー標準装備も嬉しいポイントの一つ。
ついでにこの機会にBOOST規格に変更。シマノのMTシリーズは価格がお手頃なので、とりあえず新しいホイールの繋ぎ役としても活用できます。
サスが変わりスピード域も速くなってしまう分、制動パフォーマンスも上げなければなりません。ってことで…
4PODのXTへ変更!どんどんエンデューロ仕様になってきましたね。ちなみに台座も社外品のFORMOSAをセレクト。
外観もカッコ良くなりました!
【BIKEPORT的まとめ】※個人の意見・感想です。
DVO EMERALD… 三系統、アジャスト段階も多い。自身で色々とセッティングを出したい方、変えたい方にとってもオススメ
DVO BERYL… 二系統、設定はシンプル。自分では特に調整はしないけれど、良いサスが欲しい方にとってもオススメ
自身で「セッティング調整するorしない」と言うのが一つ選び方の基準かと当店では考えております。
A山さん、いつも御依頼ありがとう御座います。まさか、サス交換になるとは思ってもいませんでした。笑
都合が合えば8/5のイベントでお待ちしております!
追記
昔のサスって(プリロードとかの)各ダイアルがhard(硬い)⇔soft(柔らかい)の表記が多かった気がするのですが、
最近は結構FIRM⇔PLUSHの表記をよく見かけます。
これ、日本語に翻訳するとFIRM(堅実な、確固たる)⇔PLUSH(フラシ天の)になるんですよね。
FIRMは何となくイメージ湧くのですが、「フラシ天ってなんやねん!!」ってなりますよね。笑
フラシ天が気になり過ぎて調べてみました所、どうやらフラシ天とは「フワフワした縫いぐるみ」などを指すようです。
更に調べてみるとFIRM⇔PLUSHと言うのは海外だと布団や枕、ソファーなどの硬さの表現で使われる単語のようです。
最近のサスは動きが良すぎるので、布団や枕に例えられているのですね。
ウィスラーへの道
第1弾 チューブレス化ブログ
ウィスラーへの道
第2弾DVOサスペンションダイアモンド投入編